ケーブルレスなiPad mini 6、最高かよ!っていう話。

公開日: : Apple , ,

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早ければ2022年にもiPad ProがMagSafe(Qi規格)対応というリークもあるが、先にiPad mini 6でワイヤレス充電を体験できたので来年へ向けて使い勝手をレポートしたい。

先に少しだけ重要ポイントをQ&A形式で書いていく。

Q.前回の記事で最大15Wとあるが充電速度は?
A.有線のUSB-Cに比べると遅い。でも端末の置き場所を変えただけで充電できるのは強い。

Q.100%まで充電できる?
A.100%まで充電可能。
例としてゲームアプリ「ドラクエタクト」の自動周回ON(音あり)のまま79%から100%まで充電できた。

Q.ケーブルレスiPadで変わったことは?
A.スマートフォンとタブレットの置くだけ充電は便利、配線がないのも嬉しい。

Q.どうして挑戦しようと思ったのか?
A.「USB-C端子」普及でマニアックなQiレジーバーにも大画面スマホなどが対応機種に登場していたから。

Q. 不満はある?
A.もちろん、いくつかの改善点を本文に書いた。

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画像:Qiレシーバーを装着したiPad mini 6。

ケーブルレス生活のはじまりに。

今回、iPadのワイヤレス充電により次のようなメリットがあった。

  • iPhone(Lightning)とiPad(USB-C)の充電でケーブル抜き差しが不要に。
  • ケーブル2本が目の前からなくなりスッキリ。
  • 端子の抜き差しによる金属キズを軽減。
  • 充電中にケーブルを伸ばして使う「ながら操作」から卒業。
  • 置くだけなので充電頻度が増え、慢性的なバッテリー不足が解消。

これまでiPhoneやiPadを無造作にデスクへ置いていたが、それ自体が「Qi充電の動作」となったのは大きな違いだと思う。

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画像:Qiレシーバーと一緒に注文したQi充電器(USB-A to USB-Cケーブル付き)

まだ1日も経っていないが、早くも慢性的なバッテリー不足が解消されていて、キッチンや(iPhoneを)バスルームへ持ち出す際に電池状態を見て嬉しくなる。

保護ケース、スリーブケース越しに充電できたか。

前回レビューしたESR製の保護ケースでは、次のような状況を試した。

  1. カバーを開いた状態→充電OK
  2. カバーを背面に回して空間あり→充電OK

「1」は当然として、「2」には驚いた。

「2」は下図のとおり、カバーと背面の間に最大で7mmほどの隙間が空き、そのまま充電できている。
具体的に書くと表面カバー(ケース側と蓋側)2枚分+保護ケース本体(プラスチック製)がQiレシーバーとQi充電器の間にある。そのため、とても充電はできないと思っていた。

もっと言えば、Qiレシーバー面はカバーの折り目で斜めに傾いている。それでも充電中、素晴らしい。

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画像:隙間7mm+保護ケース+カバー2枚分を越えて充電している様子。

次にメモ帳ケース、こちらは芯のあるヌメ革がQiレシーバーとQi充電器の間に3枚重なっていたが問題なく充電できた。

しかし、それはESRケースを装着しない状態での話。

さすがに先程の隙間7mmを形成する状態+メモ帳ケース越しになると充電はできなかった。

iPad mini 6本体の厚み2枚分ほど離れてしまうので単純に距離の問題かもしれない。

メモ帳ケース+保護ケースで充電するには、やはり前回の記事で触れたマグネット内蔵カバーで構成される薄いApple純正タイプがよさそうだ。それでも背面マグネットがQi充電に影響を与えないのかという懸念点がある。

問題点、課題について

今回、iPadの充電環境が大幅に改善された裏で、次のような課題も見つかった。

  1. 「充電停止中」と表示される。
  2. 逆充電の時に抜き差しが必要に。
  3. ケーブル直挿しに比べて充電が遅い。

「1」は電力不足のメッセージで1回だけ表示されたが、正しい位置に戻してからは見かけていない。なんとか再現しようと試したが表示できなかった。
仮に再表示されたらQiレシーバーか、Qi充電器、ケーブル、電源アダプタを1つずつ変更して検証すると思う。

「2」に関しては外出時に充電が足りない緊急時だけ抜き差しすることになるだろう。
それを「手間」と言われてしまうと、全iPadユーザーが毎回ケーブルを抜き差ししているわけで・・・。

「3」は何年も前から言われていることなので「置くだけ充電」や「ケーブルのない世界」に魅力を感じるかどうかだと思う。

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上図のとおり、Qiレジーバーは薄いがiPad mini 6専用ケースはミリ単位で正確に作られていることが多い。
そのため、ESR製ケースもQiレジーバーの分だけ撓んでいた。

まとめ、Qi感想。

正直な感想を書くと「なぜiPadのQi充電を標準仕様にしないのか?」に尽きる。

これを体験してしまった後で、もしケーブル時代へ戻ることがあるとしたらiPad mini 6をモバイルバッテリーとして使う緊急時だろう。

記事執筆中にiPadをチェックしてQi充電器に戻し、記事を終えてiPadへ目を落とせば100%表示になっている。このようにiPhoneだけでなくiPadを使わないときも「置く」と「充電開始」になるためモバイルバッテリー機能を使う機会は購入当初の想定より少なくなった。

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画像:充電開始直後の写真、10秒後にLEDランプは消灯する。

今までLightning充電をしていたAirPodsもケーブルから解放され、Apple Watch以外のケーブルは防災バッグへ収納した。

いやはや、1回目の購入で無事に成功するとは思わなかった。

もし何か不具合などがあれば追加でレポートしたい。

<今回のレビューで試したQiセット>

Qiレシーバーの販売ページへ(USB-C / 短いタイプ)
Qi充電器の販売ページ

続き→Apple Watchをトラベルクロックに、充電スタンド注文編

前回→iPad mini 6 のワイヤレス充電化セットを注文した話。
前々回(iPad mini の記事一覧へ)
最高のiPadケース、実は「メモ帳」だった説。

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