iPadに最適なキーボード「ELECOM TK-FBP102」購入レビュー
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昨日、エレコム製キーボード「TK-FBP102」をAmazonで注文して夕方に届いてから1日ほど使用した。
その感想は「はじめてiPadでキーボードを使う気になれた製品」だった。
過去にタブレットやスマートフォン向けとして購入した折り畳みのBluetoothキーボードや、3つの端末を切り替えられるマルチペアリング対応キーボードも開封した初日には今後も使うのかという未来の想像はついてしまっていた。
しかし、「TK-FBP102」はMacBookでも、iPad用としても実用に耐えうることがわかり、少し先の未来にも存在しているように映った。
この記事は2020年5月から使っていたApple製Magic Keyboardから「TK-FBP102」に乗り換えて書いている。
「ELECOM TK-FBP102」購入レビュー。
それなりの値段がしたApple製Magic Keyboardから乗り換えたわけだから「ELECOM TK-FBP102」を使い出す際、ダウングレードしたような感覚はあった。
そこで「残念に思ったこと」を先に書いていきたい。
「ELECOM TK-FBP102」の残念ポイント。
プラスチック感
1万円ほどで購入したMagic Keyboardに近い色「ホワイト・シルバー」を選んだが、2000円の「ELECOM TK-FBP102」にかけられるコストはかぎられているためプラスチックに銀色の塗装という状況、高級感はない。
また、文字を入力する際にプラモデルのパーツを繋いだ板を叩いた時のような音と感触があるのもオモチャ感の演出に一役買っている。
ただLenovoやIBMのノートパソコンを使っていたときにも同じようなカチャカチャという軽い音はあったので、キーピッチ19mmも含めてWindows搭載ノートパソコンと同等のキーボードと言えるかもしれない。(1万円のApple Magic Keyboardが静音なだけの話で・・・)
EnterキーやCpas Lockの位置など
省スペース筐体にキー19mmを実現した犠牲となったのか、Enterキーが横長になっていて打ちにくい。
個人的にはキー18mm にしてスペースキー右隣にcommandキーとFnキーを追加していたら筐体の幅こそ広がるが、Apple系キーボードとして文句のつけようがないレイアウトになっていたように思う。
他にもMagic KeyboardとはCtrlキーとCaps Lockキーの位置が逆になっていて慣れるのに時間がかかりそうだ。私はCtrlキーを起点に複数の自動化・マクロを実行させているため、この記事を書く際も苦戦している。
「ELECOM TK-FBP102」の魅力、良いポイント。
日本語、英数字の切り替え
文字切り替えはiOS時とmacOS時で異なるため、慣れるまでが勝負になるだろう。
macOS時の文字切り替えについては次の点に注意すると良い。
- Fn+macキー:macモードに設定(iOSのままではUS配列になる)
- 変換キー:日本語入力モードへ
- Fn+変換キー:英数字モードへ
上記3つを押さえておけばmacOSでのキーボード入力はクリアできるはず。
続いてはiOS時の文字切り替え。
- Fn+iOSキー:iOS/iPadOSモードへ、これで見た目通りのJIS配列に。
- 半/全キー:日本語または英数字モードを切り替え(Windowsと同じ)
iOS時の文字切り替え、いかがだろうか。
Windowsキーボードと変わらない「半/全キー」で切り替えられるようになっていて、先程のmacOS時よりも直感的で簡単だ。
前回の記事で宣言したように今回のゴールは「iPad miniでブログを書く」こと、メインマシンをiPadに切り替えたい私にとって、このシンプルさは有難い。
筐体の完成度。
先程はプラスチック感が残念と書いたが、キーピッチ19mmながら筐体のサイズは18mmのApple Magic Keyboardと大差のないコンパクト設計を実現している。
本体サイズは:幅286.5mm×奥行121.5mm×高さ20.4mm、質量:約264g +単4電池x2本。
電池スペースを利用した傾斜が入力しやすい角度となっていて、Apple Magic Keyboardのフラットデザインの違和感から感傷された。
マルチペアリング機能の使用例。
「ELECOM TK-FBP102」は3台までペアリングの登録が可能で、Fn+A/S/Dキーで切り替えられるようになっている。
これが実に便利で例えばmacOSで記事を書いているとiPad mini 6はスリープ状態になってしまうが、マルチペアリングでiPadに切り替えて何かキーを叩けばロック解除画面が現れ、そこでパスコードを入力すれば端末に触れることなくiPadを操作できる。
あとはCmd+Tabキーでアプリを切り替えることでブラウジングや動画視聴などが行えた。
こうなるとグッとノートパソコンらしくなる。
「ELECOM TK-FBP102」は買ってよかったか。
この記事を書いている時点で「TK-FBP102」のAmazonレビューにあったような一般的な格安Bluetoothキーボードで見かける不具合はなかった。
プラスチック感は気になるが、その恩恵として軽量ボディで高い携帯性や破格キーボードという魅力があるので単純に「悪」だとして薄っぺらな正義を振り上げられない。
購入前に求めていた機能が満足できるレベルだった。
事前にレビューで見かけた不具合はなかった。
1日もしないで記事をかける程度に慣れることができた。
買ってよかったと思う。
この「ELECOM TK-FBP102」を購入したユーザーから「iPadはノートパソコンの代わりになる」という認識が広がれば他社からもライバル製品が登場して盛り上がりそうだ。もともとタブレットはiPad圧勝が続いてるのだから周辺機器の開発もしやすいだろう。
今回のプロジェクトは「脱ノートパソコン」、その第一歩となったキーボードは無事クリアと言って良い。
次は外部モニターやSDカードリーダー(カメラ映像の回収)に必要なインターフェイス、恐らくUSBハブやドッキングステーションを探すことになるだろう。
→今回レビューしたキーボードの詳細はAmazon販売ページへ
前回→脱ノートPCへ、iPadでブログ記事を書くまで(キーボード選び編)
追加レポート→続・iPadに最適なキーボード「ELECOM TK-FBP102」購入レビュー
プロジェクトの続き→iPadをノートPC化するUSBハブ選び