日常と防災のLEDランタン選び、実用性か機能性か
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客観的な「自分らしい映像」を求めて、インテリアを見直すとルームランプが重要だと思った。
それだけではない。
東京は数分後にも巨大地震が発生して、電力等のライフラインが止まり、そして夜には暗闇が訪れる可能性が高い状態だ。防災用として日頃から充電して使えるLEDランタンは重要ではないか。
その際に重要な項目を箇条書きにした。
- ★★★★★:LEDの明るさ(火を使うランタンは災害時に引火の危険性あり)
- ★★★★★:携帯性(防水性能、フック対応、重量、サイズ)
- ★★★★☆:USB-C
- ★★★☆☆:スピーカー機能
- ★★☆☆☆:モバイルバッテリー機能
これらについて、どの製品が良いか探したところ幾つかに絞ることができたので日常としても防災用としてもLEDランタンを使いたいと思った人がいるときのために記録しておきたい。
日常と防災のLEDランタン選び。
LEDランタン選びで明るさは最重要項目だが、実際に見て回ると明るさの範囲が非常に広い。
「お気持ち」ほどの灯り、目潰しして逃亡でもするのかと疑うほど眩いモデル、Alexa等に対応したスマート調光モデルではタイマー設定で午後6時に点灯、午後11時に消灯といった生活の流れを生んでくれそうな製品もあった。
また、防水性能については多くのモデルが非防水、次いで生活防水、まれに防水IP67対応といった状況だった。
防水性能が高ければ「日常」ではデスクからバスルームまで快適な明るさを維持できたり、長期停電時は意外と水分の飛び交うキッチンの救世主となるだろう。
つまり、明るさについては次の項目が重要となる。
- ルーメン、ANSIルーメン
- スマート機能(タイマーや音声操作)
- 防水性能
上記を考慮したところ、候補となる製品は一気に減ってしまった。
暗いけど防水、明るいけど非防水、そもそもスマート機能に対応していないと柔軟な対応ができず、実用的ではないという結論に至るかもしれない。
そういった意味では「+Style」というブランドのLEDホームランタン(Amazonへ)は上記を全て満たしていて、さらに置くだけ充電という無印良品のランタンにあった便利機能まで備えていて便利そうだ。
Amazonの価格ツールをみると2022年5月23日時点で87日分しか記録がないことから発売したばかりの最新機種と思われる。
USB-Cか、それ以外か。
LEDランタン製品は照明機器の中でも趣味カテゴリーに入るのか製品の動きが鈍い。人気のバルミューダのランタン(Amazonへ)はmicroUSBだったり、コンセント充電を採用している製品も多かった。
本当は底面にQiレシーバーを内蔵したワイヤレス充電モデルがあればと探したが、Qi充電器にライトを付けたモデルくらいしかなかく、それだと災害時に電源が入らずLEDランタンとして機能しない。
microUSBなどでも良いが、ケーブル1本と思ってモノを増やすと、それを入れるための収納袋、を仕舞うボックス・棚へと雪だるま式にモノが増えていき、そして災害時に激しく身体へぶつかった時に「片付けておけばよかった」と思う未来しか見えてこない。
シンプルイズベスト、やはりUSB-Cを優先したい。
スピーカーとバッテリー。
5W程度のスピーカーでもあればスマートフォンやmac miniなどでは体験できない音圧を得られるが、JBLではイルミネーション式だったり、以前レビューしたソニーのグラスサウンドスピーカー『SONY LSPX-S2』のような生活を維持できる明るさを伴わない製品が多い。
それでもスピーカーがあれば声を出せない状態でも音で救助を求められる可能性がある。これは助かりたいわけではなくて腐敗すると周辺に悪影響を及ぼすため早期発見が望ましいと思っているから。
また、災害時のことばかり考えても気が滅入ってしまうので、バスルームの強い照明を消して音をかけ流せるランタンを求めてしまう。
その中ではアラジンの「プチランタン」(Amazonへ)が良さそうだ。
先ほどの+Styleに比べて150ルーメン(ANSIルーメンではない)と暗く、スマート機能もないが、アラジンらしい高いデザイン性と、2台ペアリングでステレオになるほか、USB-Cと機能性も良い。
モバイルバッテリー。
モバイルバッテリー機能を求めると小さなランプが多くなってしまう。
アウトドアブランドのモザンビークが4980円と安いLEDランタンを販売(Amazonへ)していたが、端子がmicroUSB入力とUSB-A出力になっていて最新の環境に合わせる難しさを感じた。
最近ではiPad mini 6など逆充電できるアイテムも増えているため重視しないことに決めた。
まとめ、何を重視するか。
やはり、明るさを軸にした使い勝手が重要なので「+Style」のLEDホームランタン(Amazonへ)が良いと思った。
その中でも調査前は重視していなかった「置くだけ充電」の存在が大きい。
バスルームの明るさが苦手なものの、そのために電球を購入して取り替えても災害時には使えなくなる。そう考えるとUSB-C以上に充電が簡単で、災害発生時もフル充電できている可能性が高い同製品は魅力的。
普段の生活では、バスルームやクローゼットなど様々な場所に持ち運べて、「3~300lmまで1%単位でお好みの明るさに調光可能」という明るさなのでメインライトとなりそうだ。
ただレビュー442件の中には「コイル鳴き」が報告されていた。100%か0%以外ではキーンという音が鳴るという話や1ヶ月したら音がするようになったという話。他にはAlexa等では色を選べないといった細かなこともあるようだ。
それでも類似商品さえないため、日常と災害時に変わりなく使える灯りとしてはベストだと思った。
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