Mac用のタッチ対応モバイルモニターを探した話。
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Apple MacBook Air, ディスプレイ, 製品レビュー
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M1 MacBook Airにはないタッチ操作を外部モニターで実現しようと探し回っていた。
タッチパネルを搭載したモバイルモニターとしては次のような選択肢がある。
- USB-C搭載モバイルモニター:フルHD〜4Kまで
- Android搭載モバイルモニター(当時の記事へ):スマートTVのような製品
- HDMI入力端子付き:Android「Lenovo Yoga Tab 13」(ビックカメラへ)
- HDMI入力端子付き:Windows「LIFEBOOK CH90/E3」(富士通へ)
上記の中で実用的なのは「1」の単機能モバイルモニターという結論に至った。
やはりAndroidやWindowsをインストールしている端末は、OSアップデートのサポート期間や動作推奨スペック不足という壁に突き当たってしまう。
そこで今回、M1 MacBook Airの画面サイズ13.3インチと比べて、どのサイズが良いのか検討。良いと思えた製品のポイントや注意すべき類似製品等を記録する。
Mac用のタッチ対応モバイルモニターを探して。
以前レビューした15.6インチのモバイルモニター「BlitzWolf BW-PCM5」は4K対応でmacOSでもタッチ操作が行える優秀な製品(当時の記事へ)だったが、当時の私は価値がわからず、現在の17.3インチのフルHDでタッチ非対応のモバイルモニターを使用している。
実はタッチ対応を謳うモバイルモニターでも意外とmacOSでは動作しないという報告があったのだ。
タッチパネルでもmacOS非対応というケースも・・・
例えば、タッチ操作と言ってもマウスカーソルを擬似的に再現するだけであったり、数ヶ月するとタッチ操作できないとか、OSアップデートで動作しなくなったとか・・・Windowsノートパソコンのタッチパネルを操作する感覚で使えるモバイルモニターを探すのは地道にAmazonや楽天のレビューを読んでいくしかなかった。
Amazonレビューで多いのはタッチ対応だけどMacBookでは動作しなかったという内容、USB-Cの1本だけで映像転送と電源供給できるのが強みなのに追加ケーブルが1本必要で電源供給しないと(4KではなくフルHDなのに)タッチ操作できないというコメントもあった。
もう手持ちの17.3インチ非タッチパネルのモバイルモニターでいいじゃないかと何度も思ったが、下図のような独自のスタンディングデスクにおける作業環境を改善できるという直感もあった。
もう少しスタイリッシュな配線ができたらと思うが、それはタッチ対応モバイルモニターを導入してから考える予定。
上図のように現状ではVESAマウントを利用して目線を高くしている。
(普段はMacBook Airの画面をOFF、ブラックアウトして使用。)
これによりスマホ首は改善され背筋も伸びて、鼻の通りもよくなって驚いたが、「携帯性」と「荷物を減らしたい」というワガママを満たせていない。
そして何よりもスタンディングデスクによってMac端末の使い方が変わってしまったのだ。
スタンディングデスクで変わったMacとの付き合い方。
スタンディングで作業をするとキーボードやマウスでの操作時間が短くなる。
その理由としては立っている状態なので腰を上げることなくサッと他の作業(洗濯、掃除etc)へ移行しやすくなったことが大きい。
そうなるとデスクへ戻ってからキーボードとマウスの位置を手探りで探すよりも画面を直接タッチ操作したくなるのだ。
念の為、書き加えておくとMacBook Airの内蔵ディスプレイは綺麗だが設置場所が低く姿勢が悪くなりがちなため自分には合わないと判断している。
VESAマウント関連の荷物も卒業へ
VESAマウントはMac miniを固定するのに必要だったが、再びMacBookへ戻ったことでVESA関連の金具一式は不要になる。
個人的な話になるが、モノを減らすことを心がけるようになってから1点ずつに「重み」を感じるようになった。
そのため、VESAマウント関連の金具がなくなれば「モノの重み」(重圧)は一気になくなると期待している。
MacBook Airと一緒に収納できる外部モニターを!
せっかくなので13.3インチのM1 MacBook Airと一緒に仕舞える同サイズを探したが、「13.3インチ+タッチ機能+2,560 x 1,600(Retina解像度)」という理想の製品は1件も見つからなかった。
最終的に携帯性と収納のしやすさ、荷物を減らすために選んだモバイルモニターは次の2製品に絞られた。
手持ちの17.3インチであればフルHDも耐えられたが14インチや15.6インチまで小さくなると2K以上は必要と判断、2,560 x 1,600以上を探した。
しかし、今度はタッチ対応モデルの数が少なく「6万円超えでレビューなしの新規登録商品」といった製品しかなかった。
そうなると先ほどの2製品が最も希望に近い。
InnoViewのほうはMac miniで快適に使えていてキーボード要らずで重宝しているという具体的なレビューまであった。
またFAQでの回答を信じるならM1 MacBook Airより幅が1.5cm広い32cm、奥行きは同等21cmということで携帯、収納いずれも便利そうだ。
4K 14インチは見やすいか。
14インチという小さなディスプレイで4K解像度はテキストが読めないほど小さくなるはずなので調べてみたところ、14型「VAIO SX14」ではWindowsの設定で表示サイズを200%前後にすると良いとあった。
Macでの例も検索したが、14インチMacBook Proのレビューで4K出力できるという内容ばかりヒットしてしまう。先ほどのVAIOと同じような拡大表示率で対応できると思えたので深追いしないことにした。
モバイルモニターにまつわる注意点。
モバイルモニターを探していて注意した方がよいなと思ったことに「背面パネル」と「側面の端子」も重要だと思った。
例として次のようなケースが挙げられる。
- 背面パネル中央に厚めのモバイルバッテリーのようなスタンド・端子ケースを搭載
→パネルが薄くてもMac miniくらいの厚みがあって・・・。 - 入力端子がMacBook Airと反対の右側に集中
→配線が大変なことに。 - 大きめのキックスタンドを搭載して重量が800g前後に(軽い製品は400g以下)
→カバーがスタンドになるモデルが使いやすいはず。 - シングルスピーカー、デュアルスピーカー、クアッドスピーカー
→デュアルスピーカーといってシングルの場合も・・・。 - イヤホンジャックの有無
- 筐体がプラスチックで曲がったり破損したり・・・、金属ボディを優先。
→Amazonレビューの証拠写真を見ると車のダッシュボードが写っていて・・・。 - ディスプレイ設定の物理ボタンがない(タッチパネル製品に多い)
→ちょっとした変更でもロングタップなど時間がかかる。 - Adobe sRGB 100%とあるもののレビューで否定される。
以上のようなことから先ほど挙げたInnoViewのようにレビューが多いブランドから購入した方がリスクを下げられると思った。
もう少し調べて問題がなければInnoViewを注文する予定だ。