Pixel 7a、カメラや充電を大幅アップグレードか
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Google Nexus Pixel, リーク
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Googleの次期Pixel Aシリーズとなるミッドレンジ・スマートフォン「Pixel 7a」について、Pixel 6aとは異なりカメラ性能やワイヤレス充電などを備えた大幅なアップグレードになる可能性が伝えられている。
これまでのPixel Aシリーズを振り返り、最新のリーク情報をまとめた内容となっていた。
Pixel 7aが大幅アップグレードの可能性。
9TO5Googleは過去のPixel Aシリーズを振り返りつつ、最新リーク情報を基に「Pixel 7a」の仕様を伝えている。
「Pixel 3a」登場時、フラッグシップのPixelよりも材料が抑えられ、耐水性もなく、スペックも低いという仕様からGoogleの廉価版スマートフォンという立ち位置が明確になったと切り出した。
それが時間の経過とともにフラッグシップと廉価版の境界線は曖昧になっていく。
2020年に入り「Pixel 4a 5G」と「Pixel 5」が同時リリースされた。
どちらもQualcomm Snapdragon 765Gプロセッサを搭載しているものの、「Pixel 5」は90Hzディスプレイと耐水性、プレミアムな金属筐体、ワイヤレス充電で差別化されている。
そこへ1年も経たずに耐水性を備え、金属筐体にアップグレードしながら価格を抑えた「Pixel 5a」が加わる。
しかし、2022年に入ってPixel Aシリーズは「Pixel 6a」リリースとともに一歩後退したという。
これまでのミッドレンジ=Pixel Aシリーズという伝統が崩れ去り、「Pixel 6a」にはフラッグシップと同じメインカメラが省かれ、Pixel 2からPixel 5まで使用されたカメラセンサーが採用されたことを理由に挙げた。
コードネームから考えるPixel Aシリーズ
ここで同メディアは2022年秋から2023年半ばまでにリリースされるであろうPixel端末のコードネームについて触れていく。
かつてリークされた“Panther” と “Cheetah”の2端末は、「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」として2022年10月にリリースされた。
コードネーム“Tangor”はGoogleが発売予告している「Google Pixel Tablet」のことであり、“Felix”は大幅に遅れている折りたたみ式「Pixel Notepad」(Pixel Fold)の最新バージョンだとしている。
それでも1つだけ謎のコードネームが残っている。
それが”Lynx”。
これこそ「Pixel 7a」ではないかと続ける。
「Pixel 7a」の筐体と充電について
公開されたAndroid内部コードから「Pixel 7a」が開発中であることが確実になったとして、そのスペックへと言及していく。
2022年初めにWeiboのリーカー”Digital Chat Station”が中国Foxconnにて製造されているPixel端末の詳細を掲載、それによるとPixel 7シリーズと同じ「Tensor G2」チップを搭載したうえ、セラミック筐体であると伝えられた。
これが本当であればプラスチックからガラス、金属を選んできたPixelスマートフォンは「Pixel 7a」で大きな変化になる。通常セラミックはプレミアム素材として扱われ、これまでプラスチックが多かったPixel Aシリーズにおいては大幅なアップグレードと言えるだろう。
ちなみに「Pixel Tablet」はナノセラミックコーティングを施したアルミニウム筐体で陶器のような質感になることが伝えられている。
同メディアは「Pixel 7a」の注目すべき変化の1つとして、ワイヤレス充電の導入を挙げた。
Android開発者からの視点でリーク情報を発信しているKuba氏は”Lynx”がワイヤレス充電チップ「P9222」搭載予定という記述を発見している。しかし、「Pixel 7a」のワイヤレス充電は最大5Wになるとのこと。
それよりも「Pixel 7a」最大のアップグレードは「カメラセンサー」だと主張した。
「Pixel 7a」のカメラについて
1つめは、これまで”Lynx”にはPixel 6シリーズでデビューしたSamsung GN1(1/1.3インチ / 50MP)イメージセンサー搭載が報告されており、これは望遠Sony IMX7887(1/1.3インチの64MP)と超広角Sony IMX712(13MP)という2つのリアセンサーとペアになっているとのこと。
後者のカメラセンサーは自撮り用にフロントへも含まれているという。
超広角カメラはPixel 4a 5Gで初搭載されたものの望遠カメラは主力のPixel端末だけとなっていた。
実際、過去2年間にわたり望遠はPixel 6とPixel 7の「Proモデル限定」となっており、少なくとも資料の上で「Pixel 7a」の望遠センサーは「Pixel 7 Pro」搭載の”Samsung GM5 (1/2.55 インチ、48MP) ”よりも優れていると説明している。
過去の流れと全てのリーク情報を組み合わせ、”Lynx”が「Pixel 7a」であるならばGoogleは廉価版Pixel Aシリーズを大幅にアップグレードする計画ではないかとまとめた。
最近ではAmazonが「Pixel 7a Family」の発売通知受付を開始して話題になったほか、新たなコードネーム「G10」が「Pixel 7 Pro」と似た筐体であることも独占スクープとして報じられていた。
Pixel 7aに関係する話として米国では「Pixel 6a」の投げ売りが開始されたことも報じられている。
日本では大手通信会社との回線抱き合わせによる一括値引きが限界と諦める声もあるが、円安の中で再びPixel Aシリーズが投げ売りされ格安SIMで済ませられる時が来ることを期待してセール情報を注視したい。
過去のLynx記事
2022年5月:Google、新たなハイエンドPixel端末を開発中か
2022年10月:「Pixel 7 Ultra」はQualcommモデム搭載など、ソースコードから仕様が判明
2022年10月:「Pixel G10」登場、Pixel 7 Proと似た筐体とも
Source:9TO5Google