iPad miniとKindleも入るユニクロ服、「ユーティリティショートブルゾン」購入レビュー
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バッグレス、カバン要らず、そういった言葉に惹かれていた時期があった。
もちろん、カバン並みの収納力を持つ洋服は探せば結構ある。しかし、大抵は膝まであるコートサイズで2万円〜6万円ほどの価格が並ぶ。
そうではなくて、3シーズンは着回せるジャケットを求めていた。
その点で、ユニクロUでルメールが手がけた「ユーティリティショートブルゾン」が理想に近いと感じている。
そのポケットはスマートフォン用と財布用の2つだけでなく、iPad miniとKindle Oasisも別々に入れられて、左右それぞれに手を入れられるサイドポケットあり、さらに内ポケット2つを用意。
短い丈にオーバーサイズ(重要!)で秋冬春に対応できるはず。
まさに役に立つ、便利なショートブルゾンと思った。
デザインは「Barbour」を意識しつつ、トレンドのオーバーサイズに仕立てられていて、サイズ選びは難しいが、作業着にならないよう注意さえすれば冬のアウターにもなると思えた。
価格はセールで特価7,990円と安くなっている。
ユニクロのレビューでは秋と春の短い時期しか着れないという声もあったが、オーバーサイズなので「厚着しても着膨れしない」という強みがあり、動きやすさという機能性と荷物で膨れるガジェット好きにおすすめしたいと思った。
実際に購入したので20度前後の東京都内で着用した感想を含めレビューしていく。
ユニクロ「ユーティリティショートブルゾン」購入レビュー
はじめにスペック的なところから書いていきたい。
概要は、「アーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールが率いるデザインチームが、世界中のファッションと新素材の情報が集まるパリのR&Dセンターとともに、上質なワードローブを追求するコレクション。」とあった。
クリストフ・ルメールはラコステ勤務後にエルメスを手がけたスタイリスト、詳細はWikipedia(英語)へ。
次に「ユーティリティショートブルゾン」(ユニクロへ)の特徴は以下のとおり。
・裏地には保温性と快適性が高く、軽量なフランネルを使用。
・人間工学に基づいたスリーブで動きやすい。
・腕の下にベンチレーションをプラス。
・普段使いに便利なマルチポケット。
・フロントのストームフラップは隠しファスナーポケット付き。
・カジュアルで街着にぴったりな1着。
素材は以下のとおり。
表地: 100% 綿/ 胴裏: 100% 綿/ 袖裏: 65% ポリエステル, 35% 綿/ 内側: ポケット部分: 100% 綿/ 前立て部分: ポケット布: 身頃上部分: ポケット布: 65% ポリエステル, 35% 綿/ 身頃下部分: ポケット布: 100% 綿
手洗い, ドライクリーニング不可となっている。
iPad miniとiPhoneを収納する。
手始めに蓋付きケースで保護したiPad mini 6 + Apple Pencil 2 (横に貼り付けた状態)をそのまま入れていきたい。
上図は正面から見て左下にある外ポケット、ここに保護ケース+ペンごと入れた。
縦横は少し余裕のある感じだったが、保護ケース分の厚みは、さすがに着用していて違和感を感じた。
それでも「ユーティリティショートブルゾン」はゴワゴワした作業着のような素材感(よくいえばオイリーじゃない「Barbour」)なのでiPad mini 6によって”ヨレッ”と着崩れしない。
iPad mini 6を入れたポケットの上に、スマートフォン向けとしか思えない小ポケットがあるのでiPhone SE2を入れていく。
上図では顔を出しているがストンと奥まで入っていく。
iPhone SE 2を取り出すときは親指の付け根までポケットに入れないと取り出せないほど深さがあるため、大画面iPhoneに保護ケースをつけても入りそうな大きさだ。
財布とKindle Oasisも入れてみよう。
ここから更に財布を入れていきたい。
先ほどiPhone / iPad を入れたポケットの横にあるボタン部分をめくると下図のようにファスナーが隠されている。
普通に着ているとボタンのパーツで隠されるので目立たないのも一押しポイント。
上図のとおり、ファスナーの長さは短いのでiPad miniは入らない。
また、上図の右下にある大ポケットのような形状となっていて、手を入れてから下へ広がる。そのため、スマートフォンなど頻繁に取り出すアイテムを入れるのはオススメできない。
やはりここは利用頻度が少ない現金やカード、保険証や免許証を入れた財布が適している。
漫画に登場するようなスリの名手がいても財布まで辿りつかないはず、いやポケットの存在すらわからない可能性だってある。
ここが、最もセキュリティの高いポケットだろう。
Kindle Oasisも無事に右の大ポケットに入れることができた。
上図のように結構なヴォリュームの電子機器と財布を収納可能、iPhone SE2は珍しいほどバッテリー消費が激しいiPhoneなので薄型モバイルバッテリーを携帯することを計画している。
このほかに内ポケットが左右にあり、そこへ診察券など外出先で使うアイテムを忍ばせておくのも良さそうだ。
ここで先ほどの写真を見ていただきたい。
まだ大きなポケットがあることに気付かれただろうか。
上図の大ポケットの横に手首まで入るほど大きなサイドポケットがある。
よくあるパーカーみたいに左右から手を入れて寒さを凌ぐといったことが可能だ。
防寒性とカラーとサイズ選び。
裏地がフランネル素材ということで「防風」というほどではないもののスウェットやニットの上に羽織れば風を通しにくくなっている。
実際、東京都内で黄昏時を過ぎたあたり、20度を下回った状態の寒い風を防いでくれた。
首元をトラックジャケットのように持ち上げてタートルネック風にできるので防風効果は考えてつくられていると思う。
カラーの話
カラーはBLUE(67)とOLIVE(56)の2色展開。
ブラック系の服が多いため暗めのBLUEを購入するつもりでいた。
しかし、実際に試着すると、BLUEはデザインと素材感の影響か作業着感が強く、パンツに艶感を持たせてトップスをシンプルにするといった組み合わせにしないと「役所のおじさん」のようなオーラを放ち出す。
そのため、若い人の攻めたコーデならBLUEは馴染むと思った。
最終的にオンラインストアの写真より落ち着いた色味でコーデの敷居が低く、春夏も羽織れるカラー「OLIVE」を選んだ。
サイズ選び
「ユーティリティショートブルゾン」のレビューや投稿スタイリングを見る限り身長的にLサイズが最適解と信じていた。
それが実際に着用したところMサイズでも大きくて、最終的にSサイズを購入した。
ワンサイズ大きくすると身丈だけでなく袖丈も一気に伸びるので注意。
サイズについては、先日ヒートテックコットンクルーネックT(ユニクロへ)の艶感が気に入ってレビューと投稿スタイリングの身長を参考にLとXLをネット注文するか悩んでいた。
ちょうど用事があったこともあり、ユニクロで試着した結果、なんと「Mサイズ」でもゆったりという結果に。
やはり試着しないと全くわからない。
「ユーティリティショートブルゾン」のSサイズを着てもオーバーサイズなので、インナーに少し膨らみのあるパーカーを着ても着膨れはしない。
セーターやニットの厚みも吸収してくれた。
レディースに多い背面がフワッとした感じになるので下図のバッグを背中の内側に入れても形が崩れない。
だぼっと感を意識したオーバーサイズではなく、漫画やアニメに出てくる下から昇る空気を纏ったような雰囲気を出せる形状が気に入っている。
まとめ、感想。
「ユーティリティショートブルゾン」は定価9,990円、セール特価でも7,990円と割高な印象がある。
さらに高級な「Barbour」に近い雰囲気で、オーバーサイズという絶妙なサイズ感もあり、決して試着せずに購入してはいけない形状。
それゆえに、ユニクロ被りはしにくい洋服だと思う。
裏地のないジャケットに比べてフランネル裏地は高級感があり、見た目より軽いところもポイント。
コーデとしてはキレイめのパンツとトップスで揃えて、そこへ「ユーティリティショートブルゾン」を羽織って中和されるのが無難と思っている。
シャツを着る際は、艶のある素材を選ばないと「役所のおじさん」「作業着」のような感じになってしまいそうだ。
そういったコーデの問題をクリアすれば、ボディバッグ級のストレージを堪能できる。
ここへサコッシュやミニバッグを投入すれば小さめのリュックと変わらない荷物を持ち運べるし、近所のスーパーなどはエコバックを畳んで持っていけばバッグレス外出ができるのではないかと目論んでいる。
ユニクロに慣れていないのでセール期間は不明だが、オンラインに在庫がなくても実店舗に置いてあったりするので検討する際は店舗検索したほうがよいと思う。