ウィンドウズ版Mac miniな「HP Z2 Mini G4 Workstation」を注文、購入理由
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3Dプリンターが楽しすぎてCAD用PCを注文した。
Mac mini同等の筐体ながらIntel Core i7-8700+NVIDIA Quadro P1000+RAM32GBを積んだ世にも珍しいミニワークステーション「HP Z2 Mini G4 Workstation」を選択。
楽天でレビュー評価が安定していた中古ショップ「レインボー家電」にて価格は80,990円、楽天お買い物マラソン+5がつく日+39ショップ+SPU還元の4コンボで実質価格68000円となった。
業務用の信頼性が高いパーツで構成されたCADパソコンとしては破格ではないだろうか。
これは再びWindows関連の記事が増えてしまいそう。
この記事では自分も含め何故注文しちゃったのかを記録していく。
(UPDATE:2023/02/06)
SHOP「レインボー家電」より出荷通知あり。「あす楽」対応のショップでも発送が遅れることも意外とあるため企業努力に感謝。
「HP Z2 Mini G4 Workstation」を購入する理由。
主な購入理由。
今回の購入理由は3DプリンターのCADソフトを使い倒したいことと、もう1つはWindows搭載ノートパソコンが古くなっていて買い替えに迫られていたことがある。
基本スタイルとして自分にはMacBookの画面一体型が合っていて、M1 Mac miniは手放してしまった。
しかし、「HP Z2 Mini G4 Workstation」はOSにWindows 11 Proをプリインストールしているため、Macから遠隔操作できる映像処理の強いPCとなる。
最初はVPSかクラウドでWindowsへ接続とも考えたが10年ほど前に調べた時と変わっていなかったのでLAN内の方が何かと良いと判断した。
「HP Z2 Mini G4 Workstation」を購入した主な理由は以下のとおり。
- OpenGL最適化の「NVIDIA Quadro P1000」(VRAM 4GB)を搭載
- メモリ32GB
- 中古PCとはいえ業務向け設計で信頼性が高い(ECCなど)
- 中規模3DCADマシンとは思えない筐体サイズ「216x216x58mm」
- ミニPCなのに無線LANやUSB-Cなど接続性が高い
詳しい仕様表・スペック表はHPがPDFファイルで公開(HPのPDFへ)している。
(追記:2023/02/06)
HPによるシステム構成図のPDFファイル(HPのPDFへ)が見やすかったので追記。
前面のインターフェイスは次のようになっていた。
メインインターフェイス。
さすがにUSB-C給電ではないこと、HDMIポート非搭載でUSB-C映像出力に対応していない可能性があり、DisplayPort 1.2接続になるかもしれない。
あらかじめ変換アダプタ(あとで注文するためのAmazon検索結果リンク)を用意しておく必要がありそうだ。
NVIDIA Quadro P1000の存在。
3Dプリンターで遊ぶためには必須とも言えるOpenGLに最適化された「Quadro」を積んでいることが選んだ最大の理由。
HPの標準構成ではQuadro P620となっているが、注文品は当時カスタマイズできる中で最上位となるQuadro P1000を積んでいたのも背中を押した。
BTOショップの特集ページによるとワークステーションのスリムPCケースを選べる限界がQuadro P1000と紹介されていた。中規模用途で販売する際は通常、大きなPCケースに積まれていることが多い製品のようだ。
それが小さな筐体に収まっているのだから一目惚れせずにはいられない。
「あの、、、どこかで、あったことない?」
そう、最近になって手放した「M1 Mac mini」に似ている。
Mac miniに迫る筐体サイズ
記念に2機種のサイズをみていきたい。
- M1 Mac mini : 197.0 x 197.0 x 35.8mm
- HP Z2 Mini G4 : 216 x 216 x 58mm
なんだHPのほうが大きいじゃないかと思われたかもしれないが、忘れないでほしい
HPはデスクトップPC向けのIntelプロセッサと外部グラフィックボードを積んでいるのだ。
PC本体サイズの参考にツクモで販売していたQuadro P1000を搭載した古いモデルをリンク(TSUKUMOへ)させてもらう。
Quadro P1000の画像を探したが、NVIDIA製品ページが見つからなかったので在庫切れのアマゾン「ELSAストア」販売ページ(Amazonへ)から写真を掲載させてもらう。
上図のほかにIntel 第8世代Core i7-8700(アマゾン価格86,676円/レビュー1405件はAmazonへ)を積んでいる。
モバイル向けのARMベースSoC「M1チップ」を積んだMac miniでは3Dスライスソフトでさえ落ちることもある。
そんなモバイルSoC搭載ミニPCと競える筐体サイズなのは驚異的ではないだろうか。
もう既に内蔵パーツだけで元値の8万円を超えそうな勢いだが、まだ素晴らしいポイントがある。
業務向け製品という信頼感
グラフィックボードで有名なGeForceシリーズではないのでゲームに最適化はされていないが、主要メーカーのCADソフト側で最適化しているOpenGLに対応した業務向け製品「Quadro」はパーツとしての信頼性も高い。
さらにメモリはECC対応。
HPの標準構成ではサーバー用途で採用されるIntel Xeonとなっており、安定性重視の構成であることがわかる。
今回の注文品はIntel Core i7-8700となっているが、3Dソフト初心者には十分すぎる。
以上のことから、安く高負荷をかけられるゲーム向けマシンではなく、高額な代わりに安定しているCAD・動画編集マシンといった印象。
また、中古でも安心できたのが「HPによる分解ムービー」の存在。
「HP Z2 Mini G4 Workstation」の分解・パーツ交換
HP LIVEサポートナビというHP公式サイトでは「HP Z2 Mini G4 Workstation」に関する各パーツの取り外しと交換方法として案内(HPへ)されている。
なんとわかりやすい動画だろう。
上記ムービーのような流れで、サーマルセンサーやCPU、GPUヒートシンクの交換方法が説明されている。
今回が「初めてのHP製品」だったので、これが通常営業なのかはわからないが凄い。
3Dプリンター生活が楽しくなるパソコン。
Ender-3 S1 Proを購入してから1/4ネジやGoProマウントといった以前なら500円前後でアマゾンに注文していたアイテムをサクッと印刷できるようになった。
PLAフィラメントで印刷したネジなので一眼レフを振り回そうとすれば折れるかもしれないが、そういった使い方をしない固定用なので大丈夫だと思う。
スマホスタンドも折り畳み機構やFireタブレットにフィットするタイプを印刷できるのでオーダーメイドが標準になってしまいそうだ。
そうなるとFusion360やBlenderといったCAD/3DモデリングソフトをMacBook M1で扱うのは厳しくなる。
「HP Z2 Mini G4 Workstation」はメーカーが分解・交換動画まで公開してくれているのでメンテナンスが容易、業務用で信頼性の高い造りもあわせて中古で購入するには最適解だと思っている。
また、消費電力も魅力的だった。
Quadro P1000はデスクトップ向けとしては省電力なTDP47Wで、同モデルから少しでもアップグレードすると70W前後に上がってしまう。
かといって少しグレードを下げても40W前後なので絶妙な立ち位置に存在している。
サブPCとして申し分ない性能だ。
実は確定申告が迫って急遽PC購入を決めて1日で調査〜注文してしまったので「あす楽」で届く頃にはマイナスな面も見えてくるのではないかという不安もある。
ただ中古でノートパソコンは危険すぎるし、デスクトップもBTOや自作はトラブル時に手間がかかる。出口戦略としても「HP Z2 Mini G4 Workstation」という固有名詞は強い。
注意点としては「HP Z2 Mini G4 Workstation」となっていてもQuadro P600やQuadro P620を積んで販売しているフリーマーケットや中古ショップがあること。
その中で良心的な場合は自分で交換したという記述をしていることもあったが、私のようなPC初心者には保証付き中古PCショップで購入するのが無難だと思う。
レインボー家電の販売ページでは残り15台となっていたが、5がつく日が終わるころには少し減っているかもしれない。
→注文品に寄せられたレビュー12件の詳細は楽天の販売ページへ