E-InkとEXEGER、ソーラー充電できる電子ペーパー端末の開発を発表
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スウェーデンの太陽電池メーカーEXEGERは現地時間2023年4月13日、KIndleやKoboなどに採用される電子ペーパーの最大手E-Inkと提携してソーラー充電に対応した電子ペーパー端末を開発することを発表した。
その第1弾となるeNote Coverや太陽電池技術の話、明後日よりTouch Taiwanでの展示なども案内している。
電子書籍リーダーは屋内より太陽光を浴びた方がみやすいという声もあり、かつ通常のタブレット端末より薄く軽量、長寿命であることからソーラー充電に対応することで大きな進化を遂げそうだ。
E-InkとEXEGERが自己充電式電子ペーパーデバイスを開発
EXEGER社はプレスリリースで、E Inkと独占的なパートナーシップを締結してeNotesや電子インク製品のリファレンスデザインを製造すると発表した。
そのリファレンスにはExegerの特許である屋内と屋外の様々な光源で充電可能な太陽電池技術「Powerfoyle」が採用され、これによりバッテリー駆動時間を延ばし、二酸化炭素排出量を削減できるという。
その最初となるプロトタイプ「eNote Cover」は、Powerfoyleをシームレスに統合したスリムで耐久性のあるアクセサリ。
EXEGERとE Inkは2023年4月19日より台湾で開催されるTouch Taiwanでリファレンスデザインを展示するとして、実物はE Inkのブース#M901に訪れてほしいと伝えた。
EXEGERは「Powerfoyle」の強みについて、独自の印刷技術により様々なパターンやテクスチャを採用したり、あらゆる形状で製造できることを挙げている。
先日はE Inkの6色電子ペーパーが発表され、今回のEXEGER提携による長寿命化、ここへ何社かが実現しているワコムペンを加えれば教育分野のノートや教科書として電子ペーパー端末の新たな世界へと繋がりそうだ。
前回→カラー電子ペーパー「E Ink Spectra 6」発表、電子書籍リーダーの新時代へ
Source : EXEGER