古いパソコンをUSB-Cで充電する方法 | Arrows Tab Q736/M レビュー

Arrows Tab Q736/M レビュー Vol.02 | USB充電

USB充電をするにあたって「Arrows Tab Q736/M」の電源アダプタを詳しく知る必要があった。

その型番は「FMV-AC342A」。

ノートパソコンとしては細長いスリムな形状の”スティック状”だが、コンセントプラグとDCプラグがあるためUSB-C充電に比べると大荷物に映ってしまう。

「FMV-AC342A」のラベルにDCプラグの外径と内径に関する記載はないため、アマゾン販売ページで探したところ「外径3.5mm/内径1.3mm」（Amazonへ）となっていた。

ちなみに上記リンク先にある製品画像は別の電源アダプタとなっているので注意。

• 型番：FMV-AC342A
• 外径：3.5mm
• 内径：1.3mm
• 出力：19V / 3.42A

上記のデータからUSB変換プラグを探したところ手頃な価格で僅かながらレビューが投稿されているアイテムを見つけた。

それは外径と内径が同じ長さで「富士通タブレット Arrows (19V仕様)など」という説明まで書いてあった。

最大出力65Wで価格は798円、レビューは8件（Amazonへ）となっていた。

この変換アダプタはミリ単位で様々な形状が存在するため昔から人々を苦しめてきたが、さすがに今回は大丈夫と判断した。

CNCTWO PDアダプタを試す

ポストへ投稿されていた茶封筒を開けてPDアダプタを取り出し、DCポートへ差し込む。

アイテムを見た時に3.5mmの純正DCプラグより僅かに長いと思ったが、そういう予想は当たるもので下図のように奥まで差し込めていないような状態となった。

これは外径3.5mm / 内径1.3mmといっても少し奥に配置されていたりと様々な筐体があるので幅を持たせる意味で仕方のないことに思える。

USBケーブルの重みが（本体とアダプタの）充電端子部分にかかってしまうが、幸いなことに「Q736/MとPDアダプタの厚みと同じ」だった。

上図のように平らな場所で充電を行うことで負担を軽減できそうだ。

さらなる対策を妄想してしまうが、そもそも充電できなければ意味がない。

さっそく最大65WのUSB充電器から最大100W対応のUSB-Cケーブルを引っ張り、USBチェッカーを繋げて充電を試した。

バッテリー残量97％の状態では「10.0W前後」で充電されていた。

その状態でWindowsをスリープあるいは電源OFFにすると充電されなくなった。

う〜ん、、、10W前後は出力不足、、、スリープ等で充電できないのも困る。

とりあえず、バッテリー残量を50％程度に下げてから再度チャレンジ。

今度は電源OFFの状態でも40W前後で充電されている。

どうやらWindowsというよりもBIOSレベルで電源管理をしているようだ。

これでM1 MacBook Airと同じUSB-Cケーブルだけで充電できることになった。

電源アダプタは何かと場所を取るし、見た目もよろしくない。

その点、USB充電器は高出力でも携帯性に優れデザインも洗練されてきている。

PDアダプタは小さいので紛失注意、電源アダプタも未使用に近い状態を保てる。

改めて見直すとスリム電源アダプタとはいえ専用の充電器は大きい。

先日パナソニックが壁用USB-Cコンセントを発表（記事へ）したが、シール型どこでも太陽電池の件も含め電源・バッテリー関連も大きく変わろうとしている。

次回よりベンチマーク、大画面の風呂タブレットとして試した話、もう1台「Q736/M」を追加購入した話、Windows11へのアップグレードなど順次レポートしていきたい。

→今回レポートしたPDアダプタのレビュー8件や仕様詳細はAmazon販売ページへ

・続き→Arrows Tab Q736/Mのベンチマークスコア、防水ワコムPCは使えるか
・前回→防水13.3型ワコム「Arrows Tab Q736/M 」購入、Surface Book同等などスペック・レビュー
・連載「Arrows Tab Q736/M」の記事一覧へ