Pixel7aに外付け望遠レンズを装備、Kenko「KRP-8t」購入レビュー
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最終更新日:2023/06/06
Google Nexus Pixel, Pixel 6a, Pixel 7a, 製品レビュー
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Kenkoの外付け望遠レンズ「KRP-8t」を「Pixel 7a」に装備した。
「ぼうえんが 8に あがった。」
あー、よかった。
ーーーなんてことにはならず、綺麗に撮るための条件や設定、合うレンズ(広角 or 超広角)があった。
実際に装着して気付いたこと、どの様なシーンで使えそうか、実際にPixel 7aとiPhone 12 miniに装着して撮影した作例とともに見ていきたい。
Kenko 「KRP-8t」購入レビュー
はじめにパッケージを確認する。
セール特価2,800円ということもあり、あまり期待していなかったが家電量販店に置いてありそうな外観となっていた。
上図のパッケージには後で気付く「とても重要な使用方法」が映されている。
たしかに大きな文字で「〜は〜してください。」と書いたら購入者は減りそうだ。
パッケージ背面には「REAL PRO」シリーズの特徴、「KRP-8t」の機能が掲載されていた。
上記のうち超広角や魚眼はクリップ部分に互換性がないはずなので、「KRP-8t」と併用できるのはマクロレンズ「超接写6倍」(Amazonへ)だけと思われる。
パッケージの中身、上図には映っていないがクロスも入っていた。
さて、ここまではPixel 7aで撮影した写真。
ここからはiPhone 12 miniで撮影した写真、後ほど2機種に望遠レンズを取り付けて違いも見ていきたい。
Pixel 7aとのサイズ感、先ほどは見えなかったクロスを確認できる。
上図のように望遠レンズの端を伸ばすことで単眼鏡として使用可能。
実際に装着する時の注意点があった。
下図はクリップの抑え部分ができるだけディスプレイを覆わない様に設置した状態となっている。
クリップ構造を考えると仕方ないが、レンズ部分が傾いていては正常な撮影ができない。
そのため、クリップは奥まで差し込んで使うことが前提となっているようだ。
正しく設置してからカメラの位置に合わせてレンズ受けをスライドして調整するという流れ、そうしないとカメラアプリ起動後、暗い枠と格闘することになる。
上図の様に根元までクリップを差し込み、レンズ受けを調整して完成。
なお、フラッシュライト寄りレンズは超広角なので使う機会はないと思う。
超広角に装着して使うことがあるとすれば、探偵やスパイの映像作品に出てくる様な銃口から覗いた映像を演出したいときだろう。
外付け望遠レンズKenko「KRP-8t」の作例
ここからは写真を見比べていく。
1枚目はPixel 7aの標準(広角)レンズを用いて撮影した基準となる写真。
広角らしい漫画っぽい迫力ある映像になっている。
この写真は被写体の近くまで寄って撮影している。
そのため、撮影者本人または影、光の反射などに注意する必要があって撮影ポイントを探すのに時間がかかった。
それに対して離れて撮影できる望遠レンズでは、どうなるのか。
Pixel 7aの撮影レビュー (1)
下図は先ほどと同じ標準(広角)レンズに「KRP-8t」を装着、1倍で撮影した写真。
以下、望遠写真は全て1メートル離れて撮影している。
さすが250mm(35mm換算)の望遠レンズ、後ろにある机の金属ノブが自然にボケている。
四隅に黒い影「ケラレ」が映り、全体的に暗くなってしまったが、この2つに関しては対処法があったので後述する。
次に、そのままの状態でカメラアプリにて2倍へ設定して撮影。
6400万画素を活かしたクロップズーム2倍のため、画質が劣化しにくく違和感のない映像に仕上がっている。
Pixel 6aは1220万画素を引き延ばすズームだったのでデジタルズーム特有の残念映像となっていた。そう考えると「Pixel 7a」は大きな進化を遂げている。
また、クロップにより「ケラレ」が範囲外となったのも良い。
ここで最初の広角写真と見比べると望遠らしい肉眼(は少し超えているけど)に近い映像だと思った。
望遠レンズで撮影する際は「基本2倍」ということになりそうーーーと、思っていたが次の写真を見てみると1倍でも大丈夫な気がしている。
Pixel 7a の撮影レビュー(2)
下図は「Pixel 7a」の保護ケースを外して撮影した写真、目に見えて変化があった。
上図は1倍ズームなのでクロップズームしていない状態。
そう、保護ケースを外すと明るくなり、ほぼケラレもなくなった。
次にクロップズーム2倍を覗いてみよう。
やはり明るく、クリアな映像。
その明るさが影響しているのか、PixelのJPEG書き出しで色味が変わってしまった様にも感じるけれど望遠レンズを活かせているのは間違いない。
なぜ保護ケースをつけない方が明るいのか?
それは「KRP-8t」とPixelカメラの距離が短くなるから、だと思う。
もう一度クリップ装着画像(失敗編)に登場してもらうと、クリップだけでもPixelカメラから離れているのに保護ケースがダメ押しで距離を空けている。
現在使用している保護ケースはカメラバーが直接触れない様にするために凹凸がついているので、もし、「KRP-8t」を多用するなら凹凸のないフラットな保護ケースを選ぶと良いかもしれない。
そうか、だからパッケージ写真のスマートフォンが「保護ケースなし」だったのか!!ーーーーと、これでKenko先生が仕掛けた伏線を回収できた。
iPhone 12 miniの撮影レビュー
今度はiPhone 12 mini(保護ケースあり)に装着して撮影した写真を見ていきたい。
保護ケースを装着しているためカメラレンズとの距離があってケラレ再登場となってしまったが、Pixel 7aと同じ感覚で撮影できた。
続いて2倍にて撮影。
iPhoneらしい明るくて王道な映像に仕上がっている。
iPhoneも保護ケースを外して標準カメラと外付け望遠レンズを近づけることで、ケラレの除去と明るさを確保できると思う。
「KRP-8t」購入レビュー、まとめ・感想
これまでの写真は全て1メートルほど離れた位置で三脚を置いて撮影した。
手持ちでもわずかなブレ程度で済んだが、ブログの記録して比較するために三脚へ固定した。
「KRP-8t」は軽いので重くて辛いということはなかったが、効率的にサクサク撮影するのであれば三脚は必須だと思う。
次に購入して良かった点。
標準広角レンズ(下図右)の写真と比べて、望遠らしい(下図左)まとまった映像になったことが挙げられる。
上図左のようにPixelのポートレート機能を用いず強いボケ感を出せるのも良かった。
また、机の上に散乱している荷物が望遠レンズの画角により写り込まないのも助かる。視線・意識を被写体へフォーカスできる写真がPixel 7aで撮影できるようになったのは大きい。
望遠レンズのある「Pixel 7 Pro」は価格124,300円、それに対してPixel 7aは価格62,700円と安く、追加2,800円で頻繁に使わない望遠撮影に対応できた。
購入した良かった。
今回レビューしていてスマートフォン向け三脚ホルダーに取り付けたり外したり、といったことが手間に感じた。
せっかくなので下図のようなMagSafeマウント(Amazon検索結果へ)を購入する方向で調べている。
また、現在ベルボンの三脚を使用しているがスマートフォンを主力とするなら最大の武器「機動力」を活かせるように携帯できて収納場所を取らないモバイル三脚に変更すべきだと思った。
他にも、カメラバー部がフラットになるMagSafe保護ケースも探す必要がありそうだ。
MagSafeマウントとモバイル三脚、なにか進展があれば記事にしていきたい。
→今回レビューした外付け望遠レンズ詳細はAmazon販売ページへ
(追記)
MagSafe活用の一環としてモバイル三脚を購入。
→Pixel7aのカメラ力を上げるモバイル三脚、購入レビュー