8インチの最適解か、「Alldocube iPlay 50 Mini」のスペック・価格ほか
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なんと長年ブログを読んでいただいているという貴重な読者様がもう1人いらした!
その方より8.4インチの最新タブレット「Alldocube iPlay 50 Mini」を推していただき確認すると、日本発売が待ち遠しいスペックとなっていた。
前回まで書いた3つの比較記事は「技適あり」という情報があるものや国内で入手可能なモデルに限定していたが、「Alldocube iPlay 50 Mini」は日本未発売モデル。
しかし、すでに日本で販売中の「iPlay 50」には背面に技適マークおよびPSEマークが印字されており、「iPlay 50 Mini」が日本で発売される際は技適を取得する可能性は高い。
そこを踏まえたうえで、スペックや価格を見ていきたい。
Alldocube iPlay 50 Miniのスペック・価格
今回のスペック情報はAlldocube社の製品ページより抜粋、AliExpressやBanggood等のECサイトと表記・文言が異なる場合がある。
Alldocube iPlay 50 Miniのスペック
<ディスプレイ>
iPlay 50 Miniは8.4インチFHD+とあり、解像度は1920×1200、リフレッシュレートは未記載のためベンチマークアプリで調べることになりそうだ。
この解像度を活かせるかどうか評価にかかわるWidevineはL1に対応、このとおりであれば解像度の制限なく視聴できる。
<SoC>
SoCはUNISOC T606(ARM-A75×2@1.6GHz + ARM-A55×6@1.6GHz)を採用している。
UNISOC T606の処理性能・体感速度は、同じSoCを搭載する「Blackview Tab 12 Pro」(レビュー833件はAmazonへ)や「TECLAST P40HD」(レビュー116件はAmazonへ)が参考になるかもしれない。
上記2機種いずれも10インチなことから「iPlay 50 Mini」は前回の記事「ワンランク上の8型タブレット2選、RAM4G/フルHD以上でスペック比較」に該当するタブレットと言えそうだ。
<RAM・ROM>
「Alldocube iPlay 50 Mini」はRAM4GB、ROM64GB UFS2.1+MicroSDカード最大512GB対応という構成。
製品ページでは「Virtual memory」(仮想メモリ)としてROMから8GBを追加して合計12GB(下図)になるとあった。
当然RAMより速度は遅くなるがRAM不足でアプリが落ちたり、固まったりしてメモ等の作業中で終了することを思えば有難い機能かもしれない。
ストレージがeMMC表記ではなくゲーミング端末で見かけるUFSを採用。価格を抑えるためなのか「UFS2.1」だが、体感速度を遅くするデータの読み書きを高速化している点で高く評価できる。
ちなみにeMMCはパラレル・インタフェース、UFSは高速のシリアル・インタフェースを採用している。
その転送速度はeMMC5.1=最大300MB/秒、UFS 2.1=最大800MB/秒なので古い規格のSSD並みに高速と言えそうだ。
<通信性能>
ローカル通信は802.11 ac/a/b/g/n 2.4GHz/5GHzおよびBluetooth 5.0をサポート、WiFi DisplayとWiFi Directに対応している。
モバイル通信はnano SIMカードx2枚まで対応、そのうち1枚分はmicroSDカードと共用となる。
対応周波数は以下のとおり。
GSM: B2/3/5/8
WCDMA: B1/2/5/8
FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB
TDD: B38/40/41
GPSは「GPS/Beidou/Galileo/Glonass」の4衛星をサポート、FM受信可能。
<インターフェイス・バッテリーほか>
端子はUSB-C x1(OTG対応)、3.5mmイヤホンジャック。
バッテリー容量は3.8V/4,000mAhで5V/2A充電をサポートする。
本体サイズは202.7 x 126 x 7.5mm、重量292g。
さらに専用保護ケース、キーボード、スタイラスペンも別途用意、ペンは先に平らな透明板があるタイプなので筆圧検知はないと思われる。
Alldocube iPlay 50 Miniの価格
Alldocube iPlay 50 MiniはAliExpressで販売されており、通常価格40,130円から62%OFFとなる15,249円(配送先を日本した時の金額)にて販売されていた。
レビュー201件では高く評価されていた。
ユーザーによる開封画像の投稿を見るとCUBE時代から続く独特な緩衝材や梱包状況を確認できる。
→最新の価格とレビュー・紹介ビデオはAliExpress販売ページへ
また、Banggoodでも販売されており、セール価格は15,537円、レビューは37件が投稿されていた。
→最新の価格とレビュー・紹介ビデオはBanggood販売ページへ
Alldocube iPlay 50 Miniの感想
前回の比較記事「ワンランク上の8型タブレット2選、RAM4G/フルHD以上でスペック比較」を見直しても「Alldocube iPlay 50 Mini」は優秀なタブレットという印象。
ゲーミングタブレットを名乗らずにUFS2.1を採用するなど今後の8インチクラスを牽引してほしいところ。
日本未発売のため純粋な価格比較はできないが、個人輸入であれば安く入手できるのも高評価。
もちろん、金額に上限を設けなければiPad mini 6などもある。
しかし、手頃な価格のAndroidタブレットでGPS搭載や解像度、スペックを求めるならAlldocube iPlay 50 Miniは8インチの最適解だろう。
古くからあるAlldocube(旧CUBE)が最前線で戦っているという点でも嬉しい。
久しぶりにAndroidタブレットを見て回ると楽しいもので「次は7インチを」と思い調べたが皆無、そこでファブレット(大画面スマートフォン)の比較記事を書きたい、と思う。
ーP.Sー
この度は8インチタブレットのご紹介ありがとうございました。
楽天・UQのSIMカードが使えたことやGPSも「困らない程度に正確」などのレポートも助かります。おかげで調べる原動力となりました。
記事にてお返事・御礼に代えさせていただきます。