ドコモ「irumo」「eximo」発表、命名理由と対象者が明らかに

公開日: : モバイル通信

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NTTドコモは2023年6月20日、新料金プランとして小容量向け「irumo」(イルモ)と小容量から大容量まで対応する「eximo」(エクシモ)を発表した。

同日開催されたイベントで新たな二つの料金プランについて【プレミア】であることが明かされ、その意味と「irumo」「eximo」の命名理由から価格・サービスが誰に向けたプランなのか理解していきたい。

ドコモ「irumo」「eximo」とは

「irumo」「eximo」の料金プラン

はじめにドコモのプレスリリースから料金表を見ていきたい。

小容量の「irumo」(下図はドコモ・プレスリリースより)は次のようになっていた。

先日契約したドコモMVNOの日本通信SIMに比べると通話無料もなく高額な料金体系となっている。

次に「eximo」(画像:ドコモより)は次のようになっていた。

「eximo」は小容量から大容量まで幅広くサポートする料金プラン。

ここでSNS等でも話題となっている「何をしたいのかわからないほど高いプラン」について発表イベントで答えが明かされていた。

irumo / eximoは【プレミア】、の意味。

2023年6月20日、ドコモが今後の料金戦略に関する記者会見を開いた。

イベントに登壇した株式会社NTTドコモ 営業戦略部長 山本明宏氏はスライドを交えながら次のように説明した。

「ひとりひとりのライフプランにあわせて料金プランを展開」

その意味について既存の「ahamo」と「エコノミーMVNO」を含めて下記3つに分類しているとのこと。

  • プレミア:小容量〜無制限のフルサポート
  • アハモ:中容量で高コスパ
  • エコノミー:小容量の超低廉な料金

そして、新料金プラン「irumo」「eximo」は【プレミア】に属するという。

なぜ【プレミア】を用意したのか、誰に向けたサービスなのかについて次のような要望があったと続ける。

  • 「もっとおトクに使いたい」
  • 「ドコモショップでサポートを受けたい」
  • 「家族でおトクに使いたい」

それを終えると命名理由、どのプランを受け継いだのかが明らかにされた。

「irumo」の正体

同氏はスライドに過去の料金プランを並べて「irumo」の立ち位置を明らかにした。

はじめに命名理由は下記のコンセプトとのこと。

「あなたに要る」= irumo
「あなたのそばに居る」= irumo

従来の「5G ギガライト」「ギガライト」は【小容量】かつ【フルサポート】を特徴としており、それを受け継ぐプランこそ「irumo」となっていた。

誰に向けたサービスなのか。

それは「5G ギガライト」「ギガライト」ユーザーとなる。

「eximo」の正体

無制限を売り文句に登場した「eximo」については【小容量〜大容量】かつ【フルサポート】を特徴としており、命名理由は下記のコンセプトとのこと。

「お客さまの期待をEXceed :超える」
高品質な「Customer EXperience:顧客体験」

さらに「irumo」を含んだ料金プランとなっていて、下記の従来プランを受け継ぐとしている。

  • 5G ギガライト
  • ギガライト
  • 5G ギガホ
  • ギガホ

これら4つのプランを1つにまとめた「eximo」は従来のプラン契約者にとって受け皿となる存在。

誰に向けた料金プランなのか、それは上記4プランの契約者となりそうだ。

以上のことから、イレギュラーとするなら小容量で独自に切り取られた「irumo」のほうになる。

「irumo」「eximo」を提供したいユーザーとは

同氏は2つの新料金プランを提供するに至った理由について下記3つの声を取り上げた。

  • 小容量でいいから【ドコモ】で安いプランを出してほしい。
  • 【ドコモ】のサービスと【セット】で使いたい。
  • 困った時のサポートを【ドコモショップ】で受けたい。

そして、上記をまとめて次の2つが【プラン対象者】であると述べた。

  1. 全スマホユーザーの約半数が【3GB/月未満】
  2. 【ドコモの小容量プラン】を求める声

以上のことから新料金プランは【ドコモショップ】【フルサポート】を求めるユーザー向けであることがわかった。

それを不要とするなら「ahamo」ということになる。

正直、日本で最先端かつ最高(サービス内容、ユーザーファーストの意味)のモバイル通信サービスは日本通信SIMだと思っている。

今回のドコモ新料金プランは、ネットをせずにドコモショップで会話を楽しみたいユーザーが店員に勧められて契約、不満があれば店舗にいって再び会話を楽しむプランという結論に至った。

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Source : ドコモ(1:irumo)(2:eximo

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