Phomemoで「チラシお断り」を印刷した結果。

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レトロな佇まいが気に入って築30年の古いマンションへ引っ越した。

過去に最も古くて築17年だったので初めての体験だ。

以前は古民家に憧れさえ抱いていたが、そんな理想を容易に打ち砕く程度には古い建物の現実を味わって悪戦苦闘している。

その中で興味深い現象があった。

ポストへ投函されている「チラシ・広告」だ。

ある住民は「チラシ・ゼロ」、別の住民はポストのスリット穴から半分をチラシが埋めている状態となっていた。

そこで先日レビューしたインク不要のサーマルプリンター「Phomemo M02 Pro」を使って「チラシ処分の手間」を終了できた話を記録していく。

Phomemoでポスティングを終了させた日。

郵便受けへ次々と投函されるチラシ・広告にウンザリしたことはないだろうか。

時には無理やり押し込まれていたり、同じチラシが3枚重ねてになっていたり、マグネット付き広告も適切な処分方法に悩まされるときがある。

そんな「ポスティング」、行為自体は違法ではない。

合法なので罪に問われないし、処罰も存在しない。

「ポスティング行為」はプッシュ型の広告とも言われ、電子化時代の迷惑メールに相当すると思っている。

借金をしてまで憧れだったパン屋を開業したり、不動産を売却したいので近所の住人に知らせたいといった切実な気持ち(私利私欲)からチラシは誕生する。

まぁ、迷惑メールやフィッシングメールも誰かのお金を自分のモノにしたいという切実な私利私欲(気持ち)から送信されているのでアナログかデジタルかといった差になりそうだ。

ーーーー先日、入居の立ち合い日へ行った際に大量のチラシが投函されていて、それを不動産仲介が「こちらで処分しますね。」と引き取っていた。

その翌日、引越し会社と現地へ向かうとポストには大量のチラシがアゲイン。

もう、だ。

他のポストを見ると同じような重なり方をしてチラシが積まれているので、1つのポスティング業者が大量に投函していったのだろう。

しかし、よく見てみると幾つかのポストにはチラシが入っていない。

彼らには共通していることがあった。

それは「チラシお断り」や「投函禁止」といったステッカーを貼っているか、手書きで拒否を伝えるメッセージをポストへ貼り付けているのだ。

その中には「着払いで送り返す」「チラシの連絡先へクレームをする」といった強気のメッセージがあった。

もちろん強い言霊を発せば効果は高いかもしれないが、ポスティングするのも人の子なので報復あるいは呪い返しが考えられる。

ポストを見比べたところ「強いメッセージ」とシンプルな「チラシお断りステッカー」の間でチラシの量が変化することもないようだ。

ポスティング業者のウェブサイトを10件ほど見て回ったところ、基本的に「ポスティング拒否の意思」を示していれば投函しないという暗黙のルールがあるらしい。

まぁ、念願のパン屋を作って近隣に通知したらクレームの嵐になり、その広告費とアウトソーシング代が無駄となり、挙句にはイメージダウンにつながるのであれば合法であっても「拒否ポストへの投函」は得策ではない、という判断なのだろう。

なるほど、納得。

そうは言っても賃貸マンションのポストにシールを貼るのも勇気が必要。

そう思って1日1日と遅れるたびに大量のチラシが投入されていく。

24時間フィットネス、水のトラブル、不用品の買取……よし、わかった。

「印刷しよう!」

Phomemoで「チラシお断り」をプリント。

さっそく「Phomemo M02 Pro」で「投函拒否」シールの印刷に取り掛かる。

この時になって感熱シールの幅が広いモデルを選ぶべきだったと思ったが、文字をロールに沿って「横断幕」よろしく印刷すればよいと気付いた。

Phomemoアプリには「チラシお断り」に関連するサンプルはなく、インポートもなかったのでフリーイラスト素材+テキスト入力で「それらしく」つくった。

実際に印刷したのが下図。

印刷部分は普通の感熱紙なので色などはない。

そのため白黒でも映えるようデザインを意識、チラシ投函禁止ステッカーはアマゾンで大量にあり安いものでは300円台(Amazon検索結果へ)もあった。

もちろんアマゾンでレビュー数の多いステッカーを参考にさせてもらった。

たかだか300円台ーーー、と思うかもしれないが、私としては買う手間をかけるよりもPhomemoの可能性を広げた方がワクワクするのだ。

ちなみに「Phomemo M02 Pro」のサンプルロールを使ったので追加費用はかかっていない。

チラシ投函禁止シールを貼った結果。

実際にチラシ投函禁止シールを貼ったところ、毎日大量にポスト投函されていたチラシが「ピタリ」と止まった。

す…すげぇ。

チラシ1枚1枚は誰かの夢や欲望を載せているのだけれども、ポストへ投函されるまでに印刷会社や依頼者、ポスティング会社、配達員など様々な人を介している。

毎日10枚〜20枚のチラシが投函されると、その1枚1枚に関係各所にいた”見たことのない誰か”と間接的に接触していることになる。

その中の一人が咳き込んでチラシに吹きかけ、それがコロナや自分が抗体を持たない厄介なウィルスの可能性だってある。

気にしすぎ?

いや…配達員だって自宅で何か飼育していて、その手を食品ではないからと洗わずに隙間時間を使ってチラシを配っている可能性だってある。

触らぬ神に祟りなし、に尽きる。

ある日、突然「帯状疱疹」や「心筋梗塞」「蕁麻疹」が発症して理由がわからないときは再発防止策を検討できない。少なくとも「何かと接触した」わけだから私はリスクを下げた方が良いと思う。

そもそも誰かの「願い」「想い」「念」を形にしたモノを安易に受け取りたくない。

そんなことを想いながらPhomemoでシールを印刷した、2023年夏。

→今回レビューしたアイテムを購入したページは「楽天販売ページへ」

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