ROG Allyで「ダンクロ」を遊ぶのは間違っているだろうか(レビュー・設定編)

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ROG Allyで「ダンクロ」を遊ぶのは間違っているだろうか?

数多の端末で遊べる無料の遊戯。強靭なプレイヤーの坩堝。

ーーーーと、まぁ。ダンメモの新規ストーリー終了と入れ違いでリリースされた最新アプリ「ダンまち バトル・クロニクル」(さらに略すと、ダンクロ)をプレイしている。

最初はダンメモの延長線としてiPhoneへインストールしたが「魔石争奪戦が起動しないバグ」もあって途方に暮れていた。

公式サイトへ様子を見に行ってみると「ダンクロ」はAndroid / iOSでプレイ可能なだけでなく、PC(Windows)向けも展開していることを知った。

さっそくWindows搭載ゲームハンドヘルド「ROG Ally」にインストール。

その時の記録として、PCでも「ダンクロ」は遊べるのか、「ROG Ally」のコントローラーは使えるのか、プレイした感想を記録していく。

プロローグ。

結論。

私が間違っていた。

「ブブォオオオオオオオオオオオオオオッ!?」

「ほぁあああああああああああああああっ!?」

 

ーーーー少しオーバーに思うかもしれないが、これがROG Allyに「ダンクロ」をインストール(公式サイトよりダウンロード)したときの状況と感想だ。

どのサーバーからPC向けコンテンツを配布しているのかはわからないが、177MBほどのファイルはAppStoreやGoogle Playストアのようにダウンロードが上手くいかなかった。

最初のダウンロード時は7.74%でストップ。

このパーセンテージを示す数字だけが止まっているだけで、実際はファイルのダウンロードが進んでいるかもしれない。

そう思って15分ほど放置してから確認すると、7.74%のまま。

これは終わらないと判断してゲーム「ダンクロ」を再起動、今度は13.29%まで進んだ。

2分ほど様子を見るが一向に動かないので今度はサクッとゲームを再起動、そうすると3回目は23.21%になったため数字が固まっている説はなくなった。

3回目も止まったので再起動したところ4回目で100%まで進むことができた。

このときに困ったのが「ダンクロ」はコンテンツのダウンロード中にユーザーを飽きさせないためか、ベル君がオラリオでファミリア探しをしているシーンが延々と流れるようになっている仕様だ。

これにより最初の15分放置で延々と映像を流し続けたこともあってROG Allyの筐体は熱を帯び、冷却ファンはフル回転、バッテリーは残り70%まで消費してしまっていた。

これが冒頭の「ブブォオオオオオオオオオオオオオオッ!?」であって、100%ダウンロード後に電池残量を見た時の悲鳴が「ほぁあああああああああああああああっ!?」だ。

やはりWindowsは電池消費が激しい。

こんなバッテリーの減り具合、不具合でもない限りiPhone / Androidでは滅多に見かけない。

それが「私が間違っていた。」という最初の結論に至る。

遊戯(ゲーム)はできたか。

無事に「ダンクロ」のインストールが終わり、目の前には説明を兼ねたバトルフィールド画面が表示された。

徐ろに「ROG Ally」の十字キー、ABXYボタンなどを押してみるとジョイスティックで視点の角度は変更できたものの、それ以外は無反応。キャラクターの移動や攻撃ができない。

チュートリアルだから操作できないというわけでもなさそうだ。

あれやこれやと操作して気付いたのは、ASUSの機能を使えばよいということ。

ゲームパッドの設定をしよう。

「ダンクロ」をサクサクと遊ぶために必要な最初の設定、これは簡単だった。

「ダンクロ」の起動中に「ROG Ally」の左側にあるコマンドセンターボタンを押して項目”コントロールモード”を選択して”ゲームパッド”に合わせる。

これだけでOK。

”ゲームパッド”以外の”デスクトップ”と”自動”では物理ボタンが反応しなかった。

上手く反映されていれば「ダンクロ」内の各アイコンに”LB”や”B”といったボタン名が追加されている。

そのアイコンに表示されているボタンを押すとメニューの開閉から通常攻撃まで行えるようになった。

「ROG Ally」物理ボタンへのコマンド割り当ては、「ダンクロ」ホーム画面にある歯車アイコン(オプション画面)の各種設定から設定可能となっている。

ボタン操作について戦闘中は一回だけ押す形となるが、ゲームのホーム画面では連続2回押すことで決定や戻るといったコマンドが発動。これは操作ミスによる課金トラブルへの対策だろう。

解像度の変更やバッテリー駆動時間を延ばす設定。

ダンクロ側の設定

「ダンクロ」のオプション画面では先ほどのタブ”操作”だけでなくタブ”環境”からバトルや闘技場の解像度、スクリーンサイズを変更できる。

闘技場で落ちるという場合は初期値”最高”から”低”あるいは”中”にしてみるとよいかもしれない。

「ROG Ally」で選べるスクリーンサイズは最大1920×1080となっていたが、それを選んでもフルスクリーンモードにはならず一部の映像が表示されなくなってしまうので注意したい。

そのため、私は初期値”1600×900”(下図のサイズ)のままにしている。

このフルスクリーン表示できない点を残念に思う場合はスマートフォン向けアプリで遊んだほうがよいかもしれない。

ROG ALLY側の設定

ハード側で電池節約に貢献できる設定は、先ほどと同じくコマンドセンターを開いてオペレーティングモードを”サイレント 10W”にすることだと思う。

“パフォーマンス 15W”や”TURBO 25W”を選んでも体感速度に変化はなかったが、解像度の設定が影響するかもしれない。

他にもWindowsの明るさ設定を抑えたり、スタートアップのプログラムを減らしたり、バックグラウンドで動作するアプリを見直すといった一般的なWindowsチューニングも効果がありそうだ。

実際にプレイした感想。

スマートフォンで遊べるゲームをWindows搭載PC「ROG Ally」でプレイするのは如何なものかと思っていた。

最初のインストールでは時間がかかり、適切なオペレーティングモードを選ばなかったこともあり筐体は熱くなり、とても持つことができないほどだった。

しかし、オペレーティングモードを”サイレント 10W”に変更し、コントロールモードを”ゲームパッド”とすることで一気にプレイ環境が整った。

それどころか細かな設定をすることなく「ROG Ally」の物理ボタンでキャラクターを操作できるようになるとスマートフォン版には戻れないと思えてきた。

とくにハードモードなど難易度が高くなるにつれて敵の攻撃を予測して避けるといった細かな操作が必要になるため物理ボタンによる操作は重要だ。

たとえば、スマートフォン版ではキャラクターが動かせなくなってしまったり、2点タッチが誤作動して視点切り替えとなってしまい脱出が遅れるといったことがあった。

それに対して「ROG Ally」では画面ノータッチで、視点切り替えはジョイスティック、ABXYボタンで通常攻撃から必殺技まで選べるので操作ミスや誤作動がない。

これによりランクアップ後の魔石争奪戦で求められるシビアな動きにも対応可能。

走りながら好きな視点に変えられるのでストレスが大幅に減った。

もちろんスマートフォンでも別途ゲームコントローラーを用意すれば良いと思うが、Bluetoothではない物理接続なので遅延がない点も強いと思う。

蟻の大群やアステリオス戦など細やかな操作が求められるシーンで「ROG Ally」は活躍した。

『ダンクロ』は無料でプレイ可能、まだ始まったばかりなので私のような無課金でも初期勢は強さを維持できるはずだ。

ーーーー「ダンメモ」が原作の学区・オーディン編を迎える前に新規エピソードの追加終了を発表した現在、「ダンクロ」がダンまちを補完する存在となりえる。

原作ではギリシャ神話のゼウスとヘラの時代が終わりを迎え、北欧神話の神であるロキとフレイヤが頂点の時代から物語がスタートしており、引き続き北欧神話のオーディンへと話が進んでいく。

日本神話をベースに話が展開している漫画”推しの子”とは異なり、ダンまちでは日本神話が外伝にもなっていないのは残念に思うが、今後タケミカヅチや春姫がメインの話も期待してしまう。

ーーーー話がそれてしまった。

 

再結論。

私は、間違えてなんかいなかった。

「ROG Ally」はシビアな対戦まで対応できるほど相性が良かった。

リンク:ダンクロ

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