新製品「Apple Pencil(USB-C)」は買いか、筆圧感知など違い・発売日・対応機種

公開日: : Apple ,

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Appleは2023年10月17日、iPadシリーズ向けに新しいスタイラスペン「Apple Pencil(USB-C)」を発表した。

名前のとおりUSB-Cポートを備えているのが特徴。しかし、従来のApple Pencilとは対象ユーザーが異なるため検討している場合は注意したい。

発売日は2023年11月初句を予定、価格は12,880円。

Apple Pencil(USB-C)とは

Appleの売り文句は「最も手に入れやすいApple Pencil。」

これについては併売されている第1世代 Apple Pencilが14,880円、第2世代が19,880円であることから12,880円は最安で間違いはないが、それに飛びつくと残念な結末を迎える可能性があるので注意。

次に補足説明として下記の特徴を挙げた。

  • ペアリングと充電はUSB-C
  • 取り付けはマグネット
  • ピクセルレベルの精密さ
  • 低レイテンシー
  • 傾きを感知するセンサー

Apple Pencil(USB-C)はキャップをスライドさせることでUSB-Cポートを出現させて、そこからUSB-Cケーブルを繋いで充電とペアリングを行う。

iPadにマグネット吸着しても充電とペアリングはできないものの、Apple Pencilをスリープ状態へ移行してバッテリー消費を抑える仕組みが導入されている。

しかし、Apple Pencil 第2世代と比べてダブルタップによるツール切り替えという便利機能が省かれている。

さて、Appleに限らず営業トークは「言わない権利」を行使するため、ここからは現在販売中のApple Pencil比較から機能を見ていきたい。

最安スタイラスペンながら第1世代よりチェックマークは多いものの、肝心な機能「圧力を感知するセンサー(筆圧感知)」を失っている。

そのため絵描きや美文字を楽しみたいユーザーにとっては地雷となるペンであることは間違いない。

また、先ほどの「取り付けはマグネット」という誤解しやすい売り文句は見事だが、「ワイヤレス充電」「ワイヤレスペアリング」いずれも非対応となっている。

つまりiPadの側面に吸着されられるけど充電されないし、ペアリングは手動ということに。

それでは市販の格安スタイラスペンで十分ではないかと思ってしまうが、「傾き検知」と「ポイント機能(ホバー機能)」という文字書きにとって重要な機能を備えている。

さらに純正ならではの「精密さ」「低レイテンシー(低遅延)」も見逃せない。

対応機種をチェック

Apple Pencil(USB-C)の対象機種として下記デバイスが掲載されていた。

  • 12.9インチiPad Pro
    (第3世代、第4世代、第5世代、第6世代)
  • 11インチiPad Pro
    (第1世代、第2世代、第3世代、第4世代)
  • iPad Air
    (第4世代と第5世代)
  • iPad mini
    (第6世代)
  • iPad
    (第10世代)

手持ちのiPad mini 6に対応するほか、エントリーモデルのiPad 10でも使えるため第1世代を所持しているユーザーにとって朗報かもしれない。

「Apple Pencil(USB-C)」は買いか

Apple Pencil(USB-C)を購入してハッピーになれるiPadデバイスは第1世代しか対応していなかった「iPad 10」(iPad 第10世代)だと思う。

Apple Pencil 第1世代といえばキャップを外してLightningポートに突き刺すという悲惨な充電スタイルだったのに対し、USB-Cケーブルを差し込む手間は発生するものの他のUSB-Cデバイスと一緒に、流れで充電できるというメリットが挙げられる。

ただ筆圧検知に対応していないので絵描きや手描き文字を重視するユーザーが購入すると「こんなはずでは・・・」という事態を招く。

正直なところ5000円差であればApple Pencil 第2世代を購入した方が幸せになれると思うが、メモ書きにしか使わず筆圧検知により線が太くなるので困るというユーザーには嬉しい入力デバイスかもしれない。

ちなみに米国価格は79ドル、第1世代が99ドルで第2世代は129ドルとなっていた。

第1世代と第2世代を使ってきたユーザーの1人として思うのは、第2世代のマグネット吸着と自動の充電・ペアリングによってペン入力を行う回数が増えたこと。

また、第1世代は充電中にキャップを市販の保護ケースに挟めていても何かの拍子になくなっているということがあったほか、ペンホルダー付きの保護ケースを選ぶと大きく、そして重くなるというデメリットがあった。

その点で言えば(iPad 第10世代にも吸着できるのかはわからないけれども)iPad側面に吸着できるApple Pencil(USB-C)は廉価版にして使い勝手を向上させた文字入力に特化したペンと言えそうだ。

Source : Apple Pencil

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