Pixel Fold 2はRAM16GBか、UFS4.0など一部スペックがリーク
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Google Nexus Pixel, Pixel Fold, リーク
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Googleの次期フォルタブル・スマートフォン「Pixel Fold 2」について、Tensor G4やRAM16GBを搭載するといった情報が伝えられた。
RAM16GBとなればPixelシリーズでは最大となり、Pixel 9シリーズと並行販売される可能性も指摘している。
Pixel Fold 2のリーク
Android Authorityは現地時間2024年2月6日、情報筋からGoogleが過去数ヶ月の間に社内で「Pixel Fold 2」をテストしているという情報を受け取ったという。
プロトタイプのコード名は以前「zuma」と呼ばれ、当時Tensor G3チップを搭載していたが、最近では「zumapro」に改め、Tensor G4チップに移行していると続ける。
この情報について確かなことはわからないとした上で、過去に「Pixel Tablet」が初期リビジョンとなるコード名「tangor」の際にTensor G1を搭載していたものの、最終的なコード名「tangorpro」ではTensor G2を積んで出荷していたことを挙げた。
たしかに、プロトタイプ用コード名を見る限り同じ流れに見える。
次に発表タイミングへと話は変わる。
初代PIxel Foldは2023年5月のGoogle I/O 2023で発表された。これに倣うならば今年のI/Oで「Pixel Fold 2」発表の可能性が高い。しかし、Tensor G4搭載であれば間に合わない。
Googleは毎年、最新Tensorチップを秋のハードウェアイベントで発表しており、そこでTensor G4が披露されるからだ。
さらに「Pixel Fold 2」のテスト段階に関する情報も受け取っているとして、まだ5段階テストで最初となるプロトタイプを終えた後のEVT段階だという。
これらのことから2024年5月開催のGoogle I/O 2024で「Pixel Fold 2」が発表される可能性は低いだろうと予測した。
もちろんTensor G3を積んだ「Pixel Fold 2」であれば間に合う。しかし、初代Pixel FoldはTensor G2で出荷したことによりパフォーマンス不足、新機能を使った際の性能低下が多く指摘された。これをGoogleは繰り返さずにTensor G4まで待つのではないかということだ。
Pixel Fold 2のスペック情報
同メディアは情報筋からの話として、「Pixel Fold 2」はTensor G4に加えて一部プロトタイプに対してRAM 16GB(LPDDR5)とROM 256GB(UFS4.0)を積んでいるようだと伝えた。
初代Pixel FoldはRAM 12GB(LPDDR5)とROM 256GB(UFS3.1)だったことからPixelシリーズ史上で最も大容量RAMを搭載する端末になる。このRAM増量についてはGoogleが新たなAIアシスタント「Pixie」を計画しており、より多くのオンデバイスAI機能を導入することに繋がっていると指摘。
また、ストレージがUFS4.0となればゲーミング端末さながらの仕様となる。Tensorシリーズは以前からゲーム用途には向かないという評論家とユーザーの意見が一致していることからもゲームにおいて高速ストレージの恩恵は期待できないだろう。やはり、CPU/GPU/RAMの足枷であるストレージの高速化もまたオンデバイスAI処理の体験改善へ向けた取り組みのように感じた。
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GoogleのPixelシリーズといえば発表イベントの前にはほぼ全てと言えるほどの情報が出尽くしていることが多い。たが、今回はプロトタイプから1段階先へ進んだ状態のため仕様が変わる可能性も高い。
もし「Pixel Fold 2」が2024年秋リリースであれば今後リークは加速していくだろう。今後も注視していきたい。
Source : AndroidAuthority