Pixel8aも映像出力に対応か、カメラ性能などリーク
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Google Nexus Pixel8a, リーク
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海外メディアが独占スクープとしてGoogleの次期エントリースマートフォン「Pixel 8a」についてスペック情報を伝えている。
その情報は以前より伝えられていた大幅アップグレードを肯定する内容だった。
Pixel8aの一部スペックがリーク
Android Authurityは8時間前、Googleの最新Pixel Aシリーズについて、ディスプレイがさらにアップグレードすると切り出した。
ディスプレイの解像度とサイズは変わらないものの、OLEDパネルは輝度1400ニトとなり、リフレッシュレートは120Hzに対応。これは上位モデルPixel 8と同じ仕様だ。
また、パネルが2つのメーカーから供給される点においてもPixel 8と同じになるという。同メディアの予測ではBOEとSamsungになる模様。これらのことから2つのデバイスは同様に動作するはずとのこと。
Pixel 8aのデザインについてリークを裏付ける情報として、Googleがディスプレイコーナーの半径を増やしたことからも確認できると続ける。
- Pixel 7a:47ピクセル
- Pixel 8a:128ピクセル
- Pixel 8:102ピクセル
上記のコーナー部分からもPixel 8シリーズのデザインに近づいているとした。
DisplayPort出力サポートか
先日、Pixel 8シリーズがAndroid 14 QPR3 Betaリリースによりハード的に利用可能なもののソフト的に封じられていたDisplayPort出力が解放された。
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そして、驚くべきことに廉価版AシリーズもDisplayPort機能をサポートしているようだ。
これによりPixelスマートフォンを外部ディスプレイに繋げることでSamsung DeXのようなPCモードが利用できることになる。
Googleが最終的に外部モニター接続でChromebookのようなことを実現しようとしているのかは不明だがロマンある話だ。
大注目のカメラ性能について
Pixel Aシリーズといえばカメラ性能の高さが挙げられる。
毎年リリースされるたびにSoCが周回遅れで落胆させられるものの写真撮影(静止画)においては他者の追随を許さない。
大注目となるPixel 8aのカメラ性能は次のとおり。
- メイン:SONY IMX 787 (64MP)1/1.73インチ
- 超広角:SONY IMX 712 (13MP)1/3インチ
- 前面:SONY IMX 712 (13MP)1/3インチ
これはPixel 7aと全く同じ仕様となっている。カメラのハードウェアに変更はないが、Tensor G3チップにより処理の改善などが期待できると見られている。
Tensor G3については古いコアから新しいコアへの刷新、レイアウトを2+2+4から1+4+4とコアを追加したことで大幅な高速化を遂げたと伝えられている。
ただ、Pixel 8aに搭載されるTensor G3はPixel 7aと同じように通常のPixel 8シリーズより僅かに劣るバージョンが採用されるという。
具体的には通常のFOPLP版ではなく、IPoP版となるため通常より厚みが増して高温になりやすい。それでも安価に製造できるため販売価格を抑えることができる。
これは最近リリースされたM3 MacBook Airでも同じような話があった。高速化したものの長い時間は持続できないという内容だ。エントリーモデルを売りたいし、上位モデルの性能を広めたいというメーカーが編み出した「ちょい見せ」といったところだろう。
GoogleはPixel 7aの時に21カ国でしか発売しなかった。それはAppleの140以上の国と地域よりも少ない。しかし、Pixel 8aでは少なくともチェコ共和国やルーマニアなど新しい地域の電子保証ラベルが含まれていたようだ。
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今回のリークによりPixel 8aと販売中のPixel 8における差が少なくなったように見える。何を持って差別化するのか、Pixel 8aは外部出力に対応してPCモードの取り組みが本格化するのかにも注目が集まる。
かつてWindows mobileで夢見たスマートフォンがあれば「外出先で気軽にPC環境」という幻を、PixelシリーズがChromeデバイスのように振る舞うことで実現するのか、今後も注視していきたい。