iPad miniのMac化、3Dプリンターで「Magic TrackpadとMagic Keyboard」を1つに
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最終更新日:2024/04/02
周辺機器 3Dプリンター, Creality K1C, iPadのMac化, 製品レビュー
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iPad miniのMac化へ向けて、3Dプリンターを活用してマウスとキーボードを一体型にできるMagic Holderを印刷した。
Magic TrackPadは所有していないので、先にMagic Keyboardだけを入れて撮影。
あとで記載するが大きなTrackPadはキーボードの下に隠れるように設計してあるのがポイント。
iPad miniのMac化、入力装置編
今回使用したアイテムは3Dプリンター「Creality K1C」とPLAフィラメント(白)。ソフトウェアはCreality Print(無料)。
はじめに今回の3DデータをThingiverseからダウンロードする。この時にNEWと書かれたバージョンがTrackpad2とKeyboard2向け、OLDバージョンがTrackpad3とTouch ID搭載のKeyboard3対応の造形になっている。つまりNEWとOLDという言葉と逆なので注意。
今回はNEWと書かれた古いMagicシリーズ(バージョン2)のデータをCreality Printへ読み込ませた。
ここで1つ目の壁が現れる。
「Creality K1C」はボックス型なので造形範囲が足りなかった。そこで活躍するのがCreality Printのカット・分割機能。
上図の青く点灯しているアイコンを辿っていくと上図のような黄色い板が表示されるので任意の位置でカットして「Creality K1C」で印刷できるサイズに分割した。
今回は初めて行うカット、かつ正しいキーボードなのか自信がなかったので4分割に。
Creality Printの便利なところはSTLファイルに対しても名前を入れたりといった簡易編集機能が提供されているところ。これが無料というのは有り難い。
「Creality K1C」に読み込ませて印刷を開始。1/4とはいえ1時間1分で印刷できるのは凄い。以前レビューした初めて購入したEnderでは2時間ほどかかってしまう。
印刷完了。
これが「Creality K1C」の実力。
さすがボックス型で温度が保たれ、かつ高速プリントに対応している機種だけある。
上図の時点で手持ちのMagic Keyboardを設置してみると角のカーブが一致。やはりNEWが古いモデルというのは間違いじゃない。
さっそくキーボード部分の片割れを印刷開始。
そうして4回の印刷を行い、無事に完成した。
いかがだろうか。PLAフィラメントなので軽い軽い。
この3Dデータの良いところは上図のようにMacBookのトラックパッドよりも巨大なMagic TrackPadの上部と横部分を覆い隠せることにある。
それでもMacBook搭載のほうが小さいのだから、いかに巨大かがわかる。
まとめ・印刷した感想
今回はCreality K1Cの300%高速印刷でも綺麗な造形ができるのか試したかったのと、手持ちのキーボードが入るのかを兼ねたテストだった。
しかし、想像以上に完成度が高いので接着して使えそうだ。
PLAの接着について調べたところブログ「3Dプリンター作る!」様のところでアクリサンデー接着剤が良いとあった。「近所のホームセンターで500円程度」という記載もある。
アクリサンデー接着剤の価格は、Amazonなら新生活セール特価511円(Amazonへ)、ヨドバシでは590円(77pt還元:ヨドバシへ)で販売されていた。
M1 MacBook Airの完成度が高く、そちらでも使用するならTouch ID搭載モデルを買い直して、印刷もやり直すことになる。
また、Magic TrackPad 2は廃盤となっていて中古でしか手に入らない。バッテリーも弱っていることだろう。
ただ最新モデルもLightning端子で充電する形式。さらに言えばTouch IDは現状Macにしか対応していないのでiPad mini 6のロック解除や各種認証には利用できない。
そう考えると出費を最も抑えられるのはMagic Trackpad2を中古で購入となる。Magic Trackpad2はiPadでも使えるが最適化されているのはMacなので一部で批判もある製品。それは最新モデルも同じだ。
やはり中古で追加購入して使用感を確かめるのが良さそうだ。リセールバリューが高いので旧モデルもそれなりの値段で手放せる。
ちなみに今回の3Dデータは無料だが、3Dプリンターがないというユーザーにはメルカリで3000円にて販売(メルカリへ)しているユーザーがいた。こちらの販売品はTrackpad部分が更に小さくなっているので、よりMacBookに近い感覚で使用できそう。
次回→iPad miniのMac化、薄くて軽いスタンド「Leofoto PS-4」開封レビュー
前回→iOS17から始めるiPadのPC化(準備編)
前回の3Dプリンター
→3Dプリンターで洗えるマスク「PITATT」を印刷、装着した感想・レビュー #CrealityK1C