1.3万円のFFヒーター「LVYUAN ZM-AIR D5」開封レビュー、組み立て方法

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2024年10月9日に楽天で注文した「LVYUAN ZM-AIR D5」が翌日の午前中に届いた。

僻地に住んでいるとはいえないほど物流のスピード感だ。これでは都内の時と変わらない。というか目黒区に住んでいた時にヨドバシのエクストリーム便が4日後の配達になっていたこともあったので、住む場所というより物流業界の状況そのものによる影響が大きいのだろう。

いずれにしても念願のFFヒーターが手に入った。

ダンボールは想像より小さく、開封すると軽油タンクが現れた。私はここへ灯油を入れる。軽油と入っている成分の違いなどについては大昔から散々議論されてきたので割愛する。

このタンクの下にあるパーツが厄介だった。

「LVYUAN ZM-AIR D5」開封レビュー

給油タンクの下を見ると発泡スチロールで覆われたFFヒーター本体と、段ボールに入れられた各種パーツが現れた。

下図は開封直後の写真、ご覧のとおり無造作にパーツが入れられているのがわかる。

楽天ショップから購入したので配送は丁寧だった。

ここで先に取り出した給油タンクを確認。。

かなり薄く作られていてFFヒーターへ給油するための穴は空いていなかった。その加工場所は任意で自ら開けるらしい。

ここでサラッとFFヒーターのメリットを挙げておきたい。

自動車のヒーターを使うと寒冷地仕様のガソリン代186円/Lあたりかかるところ、灯油なら120円/Lで済んでしまう。さらに言えばヒーター専用機なので1時間あたりの消費量がガソリンなら1Lのところ0.2〜0.6Lで済むところも良い。ダメ押しのメリットとしては車のエンジンを切っていても使えるところだろう。だからこそユニット化して自宅でも使うつもりでいる。

次に中サイズの段ボールへ入っていたパーツを取り出す。

マフラーや排気口、固定金具などがあった。これらは9年前のYouTubeに登場する形状と一致。良い方向へ捉えるなら「枯れたパーツ」なので安全とも言えそうだ。

リョクエンが作成したと思われる取扱説明書を見てみる。

全て日本語で書かれていてパーツの同梱数も合っていた。

リョクエンとしてはAliExpressなどで卸売をしている業者から4000円前後で仕入れて、日本語の説明書と保証をつけて販売していると思われる。前回の記事で触れたキャンピングカーのビルダーが採用しているエバストなどは本体代金だけで20万円〜なので日本語+保証付きで1.3万円なら破格だ。

AliExpressでよく見かけるFFヒーター本体。同形状での死亡事故などは見当たらなかったので注文した。

この数多く出回っているFFヒーター本体で多くの初期トラブルとして報告されているのが上図にある12Vという箇所。たしかに12Vで動作するが日本では一般的ではない12V/15Aとなっているようだ。

ポータブル電源などでは12V8Aといった仕様もあり、FFヒーターの電源は入るが稼働しないという初期不良を疑うムーブへと繋がる。これについては大抵が自動車のシガーソケットから電源を確保すれば解決したという報告が多い。

FFヒーターの発泡スチロールで一緒に包まれていたのはリモコンと遠隔リモコンといったパーツ。この形状は最新モデルが無事に届いたことを意味する。

上図左にある吸い上げポンプは22ml/12Vという印字があった。これは調べた限り類似品の2KWモデルも同じ容量となっている。それもあって故障時に互いのパーツを使って修理しているユーザーもいた。

さて、組み立てようと説明書を開いたが「STEP1」などの記載がない。

どうやら上図のパーツ一覧を参考に組み立てるようだ。いくつかパーツリストにない部品もあって困惑するが動作する上で関係ないこともあり無視して進めることにした。

「LVYUAN ZM-AIR D5」を組み立てる

今日から暖かい日々を過ごせると指をワキワキさせながらホームセンターへ灯油缶と灯油を手に入れて帰ってきた。

本来であれば庭にある灯油タンク196Lをフルに入れて、1回=25480円の現金払いを11月から4月までの6ヶ月間(合計152880円)を繰り返すはずだった。

もしかすると超低燃費な「LVYUAN ZM-AIR D5」と断熱+気密リフォームによってわずかな燃料費だけで済むかもしれない。

よーし、それでは灯油を入れ・・・と、ここで給油ポンプの購入忘れに気付く。ホームセンターまで9キロほどある。平坦な道なら問題ないが途中で停車したら1速で思いっきりふかさないとエンストするまである急な山道での9キロだ。200円以下の給油ポンプだけを買いに行くのは辛い。

そこでモノタロウで水道管の切断や配管に必要なアイテムを注文していたことを思い出す。モノタロウは同日注文であれば追加注文しても送料無料。これを利用して給油ポンプを注文した。

アマゾンやヨドバシなら翌日届くが給油ポンプの形状から巨大な段ボールで届くことになる。それはよろしくないので1日遅れるがモノタロウを選んだ。モノタロウの方がホームセンターを含めて最安というのもある。

————ということでセットアップだけ終わらせておくことに。

まずはポンプとフィルターを組み立てた。

上図の2アイテムに対してゴムチューブと細い白色ホースをハサミで切って繋いでいく。

それを繋いで付属のバンドで留める。ちなみに上図のゴムチューブの長さで設置していったところ最後に長さが足りなくなった。なんとか1つだけ長めにカットしていたゴムチューブがあったので、それを半分にして対処した。

いずれにしても上図に映るゴムチューブの長さでカットすると足りなくなるので注意したい。

高温になるという排気パイプにマフラーを接続、同じくバンドで留めた。

空気を入れる吸気側も同じように組み立てる。ネジ止めバンドの個数はピッタリとなっているのでねじ山を削るなどして消費しないように注意。

もっとも厄介だと思っていたハーネスは思ったよりシンプルだった。

上図につけた赤丸の箇所は専用プラグになっているので、コントローラーと給油ポンプの2つを接続、手前にある大きめのプラグはFFヒーター本体と繋げる。中央に見える青いパーツはヒューズ。

最後の大きなプラグをFFヒーター本体と接続。あとはバッテリーのプラスとマイナスに接続すれば配線は完了となる。

上図はFFヒーターの側面。左から空気を取り入れるパイプ、給油ホース、排気パイプとなっている。

鉄板のネジ穴に合板を取り付けてユニット化する予定。

以上で組み立て自体は完了した。

あとは給油ポンプさえ届けば試運転が可能となる。

手持ちの軽トラック(ハイゼットジャンボ)は5MTということもあってか燃費は思っていたより悪くはない。それでも暖房をつければ燃費は落ちる。それをFFヒーターの灯油で補うことで自動車はエンジンを回すだけのガソリン消費となるし、車中泊をしてエンジンOFFでも暖かく過ごせるようになるのも大きい。早く試運転をしたい。

◇◆◇

最後に価格について「LVYUAN ZM-AIR D5」はアマゾンで1.4,448円で販売されていて、レビューも54件あるので参考(最新の価格とレビューはAmazon販売ページへ)になった。

しかし、当時は楽天セール期間中だったのでLVYUAN楽天公式ショップよりサポート対応の評判が良い”タイガン”というショップで注文(楽天で注文したページへ)した。

前回→ユニット化して別荘と軽キャンで使うFFヒーター「LVYUAN ZM-AIR D5」注文、燃費や使い方など準備編

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