最新の多色3Dプリンター「Creality K2 Plus Combo」本日発売、4つの特徴
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3Dプリンターメーカーのパイオニアとして2024年春にマルチカラー 3D プリンター「K2 Plus」を発表して話題を集めたCreality社が”究極の進化形”と自負するほどマルチカラー印刷、高速印刷、知能機能、350×350×350mm の印刷サイズを一つに統合した最新マルチカラー3Dプリンター「K2 Plus x CFS Combo」を本日2024年11月11日に発売した。
マルチカラープリンターということで下図のような印刷が塗装することなく実現できる。
その大きな特徴4つをチェックしていく。
次世代3Dプリンター「K2 Plus Combo」とは。
新たに発売された「K2 Plus Combo」は冒頭で触れた「マルチカラー印刷、高速印刷、知能機能、350×350×350mm」という4つの大きな特徴を持っている。
(1)マルチカラーシステム
同社のマルチカラー3Dプリンターは「CFS」(Creality Filament System)が鍵だという。
どういうツールかというと下図を見ていただくと早い。
1つのボックスに4つのカラーフィラメントを収容できる。このユニットを最大4つまで接続できるため一度の印刷で最大16色まで同時印刷が可能に。
CFSはフィラメントの自動選択、切り替え、リレー機能を備えており、RFID フィラメントをロードすることでCFSが色と種類を読み取り3Dプリンターと同期、当該フィラメントがなくなる前に似たようなスプールを自動で切り替えるとのこと。
さらにCFS自体が密閉容器であり、温度と湿度を表示可能。長期保管ツールとしても使えるという。
(2)印刷可能範囲と(3)高速印刷。
次に「K2 Plus」自体が持つ印刷可能範囲「350×350×350mm」という広いビルドボリュームに加えて、業界標準の FOC ステップサーボモーターを全軸に採用した初のデスクトップ 3D プリンターであること。さらに各モーターが 1 回転あたり最大 32,768 の微小ステップを制御できるため600mm/s での印刷中でも揺れやぶつかりが発生しないとしている。
実際に3Dプリンターを使っていると速度を上げすぎてモーターが起因となるトラブルが発生しがちだが、大型印刷を実現しながら対応しているのは大きな魅力と言えそうだ。
また、「K2 Plus」は剛性の高い「外骨格」と堅牢な「XYZ軸」、そこへ安定性のある「密閉型」を採用した3Dプリンターでもある。とくに密閉型の効果は高いとしており、300mm/s で作業しても動作音はわずか 45dBと謳う。これはノートパソコンのタイピング音と同等とのこと。
(4)AI・自動化の進化
最後の3つめは自動化。
K2 Plusには18個ものスマートセンサーと2つのAIカメラが搭載されている。カメラの1つはチャンバー側に設置してあり、スパゲティフィラメントの失敗やアイドリングなどを監視。もう1つはツールヘッドに設置され、流量の最適化を実施。これによりフィラメントの不足や過剰供給を予防する。
このセンサーとカメラは購入後に3Dプリンターを箱から出して電源を入れるだけで機能するという。Z軸モーターが2つあり、それを活用して自動レベリング前にベッドの傾きを自動調整するため誰でも専門家の調整後に印刷を開始する体験ができるようだ。
さらにアクティブベルトテンション、空気清浄、ハイスピードデュアルバンド Wi-Fi などの機能も備える。
「Creality K2 Plus Combo」の価格・在庫状況
「Creality K2 Plus Combo」はCreality公式ストアにおいて定価205000円(税込)にて販売されている。発売日は2024年11月11日。
公式ストアなので14日間の返品・返金サービスが利用できる。
記事投稿時点では在庫ありとなっていた。
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