寒冷地で1ヶ月ほど電熱ウェア(4製品)を使った感想・追加レビュー
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いやはや寒い。
2024年12月14日の最低気温は・・・マイナス7度か。
生まれてから東北に行ったことは数回程度、北海道も札幌のホテルに1泊した程度なので日中も氷点下なんて世界は未体験だった。もはや異世界だ。
そんなわけで救世主として慌てて購入した電熱ウェア(電熱ベスト、電熱パンツ、電熱インスソール、電熱手袋の4製品)を1ヶ月ほど使った感想をレポートしていく。
電熱ウェアは使えたか
はじめに感想を一言で書くと「大活躍」だった。
太陽が差し込んでいる外の方が暖かい避暑地の室温はランチタイムから14時くらいでも1度や0度ということが多い。そうなると石油ストーブや薪ストーブをガンガンと焚かないと室温なんてキープできない。
しかし、電熱ウェアは別だ。
私だけを温めればいいのだから。電熱ベストと電熱パンツ、つまり上下を同時に使った消費電力は15Wとなっていた。だが、これは最強モードにしているときであって低温やけどしそうなほど熱いので普段は最弱モードにしている。この状態では15Wを基本として0Wや3Wなど瞬断を繰り返して温める形になるようだ。
電熱ベストの強みは以前書いた(購入レビュー記事へ)通りデザイン性、素材感、ライトOFF機能など常に着用できるところにある。ただ後日購入した電熱ダウン(購入レビュー記事へ)は全てにおいて酷いので返品した。
(画像)Mactilo 電熱ベストは使えたか、室温6度からの購入レビューより
電熱パンツは立ち上がった状態では配線が気にならないものの、寝転んだりすると異物感があって着用率は電熱ベストより少ない状況だ。それでも豆炭コタツの火繋ぎに失敗したときなんかには速攻で温めてくれるので重宝している。それと屋外に出る時は必須レベル、最も暑い日中(外気温1度前後)でも風が吹くと震え上がるほどだが、そんな時も足と腰を温めてくれる電熱パンツは欠かせない。
これはヒーター機能とは関係ない話で恐縮だが、電熱ベストと同じメーカーながらパンツはインナー向けのためかチリなどが付着しやすく、見た目が悪くなりやすい。それもあって履く機会が減ったと思う。
ただ電熱ベストと電熱パンツは暖房機器が消えている室内や屋外で汗ばむほど暖かくなるウェアとして必須級だと思う。もちろん元気で動き回っている時が続くなら良いが、結構な年齢になるので元気ハツラツとはいかない。そんな時でも暖かさを提供してくれる頼もしい存在となっている。
◆屋外・モバイルバッテリー運用の話。
モバイルバッテリーは電熱ウェアごとに1つずつ用意すれば長時間の運用が可能となるが、それなりに嵩張るし、さすがに長時間になると重く感じる。そこで2in1の分岐ケーブルを使って1台のモバイルバッテリーで電熱ベスト+電熱パンツの電源を賄っている。
ただ、これはUSB-Aタイプの分岐ケーブルではダウンしてしまった。そこでAmazonで100W対応モデルを探して購入(レビュー11件はAmazon販売ページへ)したところ何の問題もなく動作できるようになった。
それとモバイルバッテリー本体も出力W数が足りないとダウンする。なんだかんだで便利に使っているのが「Anker 633 MagGo」(発売日に購入したレビュー記事へ、レビュー1807件はAmazon販売ページへ)だ。このバッテリーは2つの電熱ウェアを接続(USB-C1ポートしかないので先ほどの分岐ケーブルが必須)しても落ちない。しかもiPhneとPixelのワイヤレス充電も行える。
少しだけ心配していることがあるとすれば常時ではないにしても長時間15Wの出力を続けていることだ。バッテリー本体がホッカイロのように加熱されているので寿命を削っているような気がする。
以上、この2つの電熱ウェアについては問題なく使えている。
電熱ウェアで低音やけど体験した話。
1ヶ月間の使用で危険なシーンがわかってきた。
それは分岐ケーブルを使っていたり、USB充電器のマルチポート対応モデルを使っていると他のケーブルを抜き差しするときに瞬断が発生、電熱ベストは電源OFFとなり安全だが、電熱パンツは自動で最強モードに入ってしまうことだ。こうなると危険なので寝ているときはUSB充電器ではなくモバイルバッテリーに繋いだ方がよいと思う。
たとえば3ポートのUSB充電器に接続して就寝したとしよう。その後、別途充電していたMacBook Airがフル充電でUSBケーブルの電源供給をストップさせたときにUSB充電器の機種によっては全てのUSBポートで瞬断が発生する。そうなると寝ているときに復活した電熱パンツが最強モードになるわけだ。
そんなわけで一度だけ低音やけどになってしまった。1箇所だけで範囲も一円玉未満だったので1週間もすれば完治した。だけど焦った。なんせ夢の中で服が燃えてしまって豆炭コタツが発火したのだと目を覚まそうと努力したくらいに焦った。
具体的に書くと夢の中では、服が燃えるような感覚があり無意識に胸をバンバンと叩いたが火は見当たらず、この時点で「これは夢だ・・・ということは現実世界では何かが発火しているかもしれない」と思い至り手先や足先を小刻みに動かし現実世界へ戻ったという感じ。
もともと夢の中を認知する術は小学生のころに獲得して、勝手に世界改変をして楽しんでいたので認識が早かったのもよかった。というわけで寝る時は「寝袋最強」だと再認識した。
格安の電熱インソールが大活躍
1000円でお釣りがきてコーヒーが飲めてしまうほど安かった電熱インソールだが、室内で使う夏用サンダルにインストールしたところ快適に使えている。
寒冷地に住んだことがないので寒さが続くと足と手の先が固くなる現象が発生するなんて想像もしていなかった。日に日に皮膚が硬くなるにつれて焦りを感じて調べ回ったところ「温める」という解決法を知った。
そこで電熱インソールをサンダルにインストールしてみたところ、ホカホカとなって足の指先も柔らかさを取り戻した。これから2月へ向けてマイナス19度まで行くらしい。そうなると室内の空気を暖めているだけでは足りないだろう。
とはいえ、気付けば12月も半ばまで来ている。なんだかんだリフォームをしていれば1月に、そして2月になってしまいそうだ。駐車場にブロックを敷き詰めるリフォームを計画しているのだが、その時も電熱インソールが活躍するのは間違いない。
電熱手袋の難しさ
最後は電熱手袋。
パソコンのキーボードを打つ関係で手が悴んでしまうのは最も避けたいところだが、指先まで覆われてしまうとキーが打ちにくい。そこでミトンタイプを購入(レビュー33件はAmazon販売ページへ)した。フワフワなモコモコを選んだ理由はバッテリー充電中(冷えている状態)でも使えるから。
実際に使っていてミトンにしたのは正解だと思っている。電熱ヒーターがなくてもそれなりに暖かいので重宝している。ただ綺麗なミトンだけにリフォームなどの作業に使えないのが残念。
そうなると新たに指先まで覆うタイプの電熱グローブを購入すれば良いのかという話になるが、リフォームは非常に汚れる。そうなると使い捨てとなって割高に。かといってインナータイプを探すと低評価ばかり・・・。そんなわけで電熱手袋を探す旅は続いている。
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以上、これまで購入した4つの電熱ウェアについて1ヶ月ほど使った感想をレポートさせていただいた。寒さに強いと思っていたが皮膚が固くなるとは想像もしていなかったので即対応できた電熱ウェアの手軽さは強いなと感嘆した。
とはいえ、実は新たな暖房機器を購入してしまった。
それはキャンプ用の薪ストーブ「OneTigris TIGER ROAR」(レビュー118件は楽天販売ページへ)。そこへ燃料としてネット上で危険とされているオガ備長炭を入れて使っている。この組み合わせだが元々は ホンマ製作所の時計型ストーブで考案されていたものだが「OneTigris TIGER ROAR」は調べた限り厚み3ミリの極厚ステンレスに加え、気密性を重視した最安の薪ストーブだったので室内へ持ち込んでいる。2日ほどフル稼働させたが一酸化炭素チェカーは0ppmのままだ。さつまいもが焼けて4ppmを叩き出したくらいいで問題ない気密性だと思う。これについても後日レビューしたい。