Googleが『AndroidとChrome OS』統合へ、Pixel Laptopの可能性

公開日: : Google Nexus ,

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海外メディアTechRadarのインタビューを受けたAndroid部門トップのサマット氏がAndroid OSとChrome OSを1つのプラットフォームへ統合する計画があると語り、話題を集めている。

これによりChrome OSは世界最大規模となったAndroid OSのエコシステムを利用できるようになる。Google Playなどのアプリやゲームが、どのように表示されるのかも注目だ。

Android 16(コードネーム:Baclava)は2025年5月のGoogle I/Oで発表され、Material 3 Expressiveを搭載している。同氏によれば最近3〜4年では「Androidプラットフォーム最大のデザイン変更」という。

Android 16 では、タブレット サイズのキャンバスのサポートが強化され、アニメーションがよりスムーズになり、カスタマイズが大幅に強化しているほか、頻繁なアップデートと最新OSへのアクセスがしやすくなったことも大きな変更点となっている。

そうした変化と今回の言及が、これまで噂として捉えられていた Pixel Laptop がリファレンス機として投入される可能性を期待させる。

Googleが『AndroidとChrome OS』統合へ

今回のインタビュー記事を受けて、各メディアがGoogleへコメントを求めると、大抵はサマット氏のSNS投稿へリダイレクトされるようだ。

SNSには多くの関心が寄せられていることに感謝を伝えた上で、2024年のブログ投稿に書いた内容を改めて伝えたいとして、Androidベースの技術でChrome OSの体験を構築することで新たなレベルのパフォーマンスを実現すると案内している。

そして、ノートパソコンとスマートフォンの連携がよりスムーズになるとした。

現在は、Windowsがスマートフォンへリンクといった機能を提供していて、ある程度の画像やファイルは共有しやすい環境になっている。しかし、今回のアプローチはChrome OSと言うラップトップ向けのデバイスでアンドロイドの基盤技術を使うと言うことで、よりシームレスにデータを扱うというもの。

ここで注目すべきは、AppleのiPadとMacの関係かもしれない。

Apple社は既にSidecarやサードパーティー会社がアプリで開発した技術を勝手にシステムへ組み込んでしまうという禁じ手を繰り出してシームレスな状況の構築を実現しつつある。

Googleの場合はよりオープンな環境なので、実装に時間はかからないかもしれない。

個人的に期待していることは、スマートフォンで限界を感じていたGmeiniが、ラップトップの大きな筐体の中にAI処理に耐えられるチップを搭載すること。これによりAI作業が一気に実用的なレベルまで向上するのではないだろうか。

iPadとMacという成功例とは別に、Windows タブレットとSurfaceという個人的に微妙な成績を残したデバイスの後を追わないのかも気になっている。

Googleの強みはGmailやスプレッドシート、Google検索、そしてGeminiといったWEBアプリだと思うので、それを活用できるデバイスとして期待してしまう。

個人的に期待しているのは「AI専用ラップトップ」(写真はPixel Book)だ。

画像:Amazon並行輸入品の販売ページ

「Pixel Laptop」がWindowsを搭載してしまうのだけは避けてもらいたい。最近利用していて広告の多さやブラウザなどのソフトウェアへの干渉に嫌悪感さえ抱いている。そういう意味では同じ有料OS(端末セット販売)でもmacOSのほうが良いと思っている。もう古いWindowsのソフトウェア資産も枯れすぎて使えなくなり始めているので、macOSのようにスマートフォンチップを搭載したAIやグラフィックスに強いAIデバイスを求めてしまう。

現在「Pixel Laptop」のリークはなく、発売時期も未定だが、新たな時代を切り開くデバイスになるかもしれない。

 

 

 

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