サンコー、『蚊よけ付きモバイルバッテリー』発売―モスキート音と効果を調べる
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サンコーは6月13日、モスキート音を発生させる装置付きの『蚊よけ付きモバイルバッテリー』を同日より販売開始すると発表しました。モスキート音とは何か調べてみました。
サンコー、『蚊よけ付きモバイルバッテリー』販売開始
『蚊よけ付きモバイルバッテリー』は、その名の通り「モバイルバッテリー」×「モスキート音」という2つの目的を達成すべく誕生したデバイス。
LEDインジケーターで残量がわかるバッテリーの容量は3,600mAhで充電時間は約5.6時間、iPhone 5Sを約1.5回充電可能とのこと。最大出力はDC5V/1A、LEDライト付き。
モスキート音はサウンドモード:9.6~16.2 kHz、サイレントモード:16.2~16.88kHz。
本体サイズは幅54×奥行き100×高さ17mm、重量は79g。
色はブルー/ホワイト/オレンジの3色展開で税込2480円。
モスキート音とは何か、効果など
モスキート音とは17kHz付近の高周波数でWikipediaのページ「モスキート (音響機器)」によると耳障りで強い不快感を与える音とのこと。また、20代後半を過ぎたあたりからは気にならない(聞こえない)ケースが多い模様。ラジオやアナログテレビにおける音声信号の最高周波数は15kHz。
<ここから余談>
蚊よけではありませんが、モスキート音の活用例として、、、。
東京都足立区は2009年5月、深夜に若者が区立公園に集まるのを防ぐために17.6kHzの不快音(モスキート音)を3分ごとに発生させる装置を設置するという自治体初となる試みをしています。
しかし、モスキート音の発生装置を設置という話題から試しに来る若者が増加し、女子トイレの便器が壊されたことから公園内に警備員を常駐、結果として若者が減ったとのこと。現在モスキート音の発生装置は残したまま稼働させていないようです。
興味深いモスキート音の使い道でした。
<ここまで余談>
モスキート音で蚊よけができるのか果敢なチャレンジをしている勇者たちが存在し、そのいくつかを読んだ感想はモスキート音を使うと「昼間」「蚊の集まらない場所」であれば一定の効果が期待できそうです。
Androidアプリでも幾つかのモスキート音アプリ(Google Play – 「モスキート」での検索結果)が公開されていますが、17.6kHzという高周波数の音をスマートフォンやタブレットのスピーカーがサポートしているのかは不明、そうなると『蚊よけ付きモバイルバッテリー』はモスキート音を発生させる装置付きということでアプリより効果がありそうです。
ただ、このモスキート音は若者にとっては不快な音ということで蚊と一緒にイライラする可能性も秘めた「諸刃の剣」なモバイルバッテリー、知らずに購入してサンコーさんとトラブルにならないターゲット層はシングル30代以降かもしれません。
Source:サンコー