12.9型iPad Pro、iOSとMac OSの統合OSを搭載するデバイス第一弾か

12.9型iPad Proは Mac OSとiOSの統合OS搭載か

　DIGITIMESは上流サプライチェーンの噂として、Appleが2015年リリース予定とされる12インチのタブレット端末には”Mac OS”と”iOS”を統合したOSが搭載される最初のデバイスになると伝えています。

　また、情報提供者からの話としてAppleのMac OS Yosemiteはカレンダーや通知センター、電話機能など「iOS」と多くの類似点があるとしたほか、最近Appleが特許を出願したMac版Siri（音声アシスタント機能）を挙げ、統合の可能性を伝えています。

MicrosoftによるWindows OS統合

　MicrosoftとIntelはノートPCやタブレットの中間とも言える「2in1」デバイスに注力する方針を打ち出しており、Windows 10ではマウス／キーボードを前提とした起動メニューが用意され、プロセッサも実用的な処理性能ながら省電力を実現した「Core M」が投入される予定でタブレットとノートPCの境界線が曖昧になろうとしています。これらの動向はOS統合を目指した動きでもありMicrosoftの発表によると次期「Windows 10」では画面サイズを4インチからサポートするとしています。

　参考：イベント中継：Microsoft、次期OS『Windows 10』発表

GoogleによるChrome OSとAndroid OSの融和

　GoogleもまたChrome OSでAndroidアプリを動作させたりと融和の動きを見せており、統一されたユーザーインターフェイスは端末購入／買い替え時に有利となるほか、購入したアプリ資産を有効活用できるなどメリットが多いと思います。恐らくGoogleアカウントさえあればChromeとAndroid間でもアプリの同期が容易になると思われます。

　参考：『Chromebook』で動作するAndroidアプリ配信開始―最初はEverNoteなど4アプリ

　12.9型iPad Proは2015年初め頃に生産開始される模様。

　OSが統合され12.9型iPad Proが”2in1”となるのであれば「Surface Pro」シリーズに近い端末になるのでしょうか、続報を待ちたいと思います。

Source：DIGITIMES