SmartWatch 3 、9日目のレビュー/防水性能やリストバンド、MicroUSB充電の感想
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最終更新日:2014/12/10
スマートウォッチ SmartWatch 3
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11月28日届いた「SmartWatch 3」をメインの腕時計として本日まで使ってきました。ディスプレイの屋外における視認性や防水キャップの性能、MicroUSB充電は便利だったか、リストバンドの感想などを記録します。
SmartWatch 3 の感想・レビュー
『SmartWatch 3』は完璧なスマートウォッチではありませんがトータルで満足できる製品でした。
しかし、悪いニュースから届けて最後に明るく終わりを迎えたいという記事構成の理由から評価が低いディスプレイについての感想から始まります。
ディスプレイとバッテリーについて
「SmartWatch 3」のディスプレイでホワイトを表示させると「Moto 360」に比べて黄色味がかっています。ブルーライト対策アプリをインストールした状態に近い印象を受けました。また、明るさは最大「5」にしても「Moto 360」を並べ明らかに暗いと言えます。
屋外での視認性については「SmartBand Talk」のような電子ペーパーではないため他のスマートウォッチと変わらないと思いました。
バッテリーは2日に一回の充電
ディスプレイが暗いだけありバッテリー持ちが良いのが強みです。
1日1時間くらいの運動をしているのですが、その間は心拍モニター(は「Moto 360」で使ってました。SmartWatch 3は非搭載。教えてくださった方、ありがとうございます。)やストップウォッチでタイム計測を行っています。残りの時間は特にスマートウォッチで何をしているわけではありませんが2日目の夜に見てもバッテリー残量が残っている時が多いように感じます。(『SmartWatch 3』に常時起動するようなアプリはインストールしていません。)
腕に1日中装着していれば2日も持たないかもしれませんが、スポーツウォッチ的な使い方に9時間ほどの装着であればバッテリーを気にしないで使えています。(購入当初のように意味なく画面を開いたり操作したりすれば1日も持たない可能性あり)
MicroUSBによる充電は実用的か
「SmartWatch 3」は唯一、Android Wearスマートウォッチで充電ドックがなく、直接MicroUSBケーブルを差し込むタイプになっています。実際に使ってみてメリットとデメリットを知ることができました。
防水キャップの使い勝手
当然という声も聞こえてきそうですが、2014年12月7日現在のAndroid Wear搭載スマートウォッチでは最も高いIP68という防水性能を誇るだけあり、防水キャップが固く容易に開けられないようになっています。
そのためリストバンドをした状態でMicroUSBケーブルを差すのは一苦労で、毎回「コア」と呼ばれる本体部分を外して充電するという手間がかかる状態になっています。
その一方でメリットも存在します。
外出先でも気軽に充電できる
MicroUSBケーブル+MicroUSB変換アダプタがあればスマートフォン「Nexus 5」からでも気軽に充電可能でモバイルバッテリーさえ不要です。他にもノートパソコンへ差し込んでも充電(SmartWatch 3 のUSBドライバをインストールする方法)することができました。
これは専用の充電ドックではなくMicroUSBならではのメリットと言えそうです。
独自リストバンドの使い勝手
SmartWatch 3のリストバンドは完全オリジナルで、ユーザーが形状を選ぶことはできません。
リストバンドはラバー素材のため細かいホコリが付着しやすいのですが、丸洗いできるため清潔感は保てます。またキーボード操作するときに金属部が当たらないようになっているのが意外と便利でした。
思わぬ落とし穴だったのがシャワールームにあるパイプ状の物置に引っ掛けておけないことでした。これまで「Moto 360」では時計バンドをパイプに回してパチっと止めておけましたができなくなってしまいました。そのためディスプレイに水滴が当たることが増え、水がスマートウォッチを操作して楽しんでいます。
防水性能について
Android Wear搭載スマートウォッチで最も高い防水性能を誇る「SmartWatch 3」はMicroUSBが弱点でした。シャワー前に確実に閉めたはずなのにMicroUSBのキャップの内側に水が入ること(MicroUSB部までは未到達)が数回ありました。
防水キャップの入り口までの浸水は想定の範囲内なのかもしれませんが、念のためシャワーや水没には注意しています。Moto 360 や LG G Watch なども見えないだけで少しは浸水しているのかもしれませんが、、、。
音楽再生(ソフトウェア)について
Android Wearの目玉アップデートだった「音楽再生」もGoogle Play Musicの一部機能が使えない日本では名前だけの存在となっていましたが、「SmartWatch 3」に限っては「Xperia」シリーズに搭載のWalkmanアプリさえあれば「音楽再生」が可能です。
他にも歩数や位置情報といった日々の活動状況を記録してくれるライフログ機能「Lifelog」アプリも用意されていますが無料アカウントを作成する必要があり、まだ使用していません。
手間なく音楽再生できるのは『SmartWatch 3』の強みだと思います。
SmartWatch 3 は購入して良かったか
専用リストバンドを持つ『SmartWatch 3』はフィットネスバンドにAndroid Wearを採用したようなオンリーワンの存在でした。ディスプレイの暗さを犠牲にバッテリー駆動時間を延ばすといった点もスポーツウォッチらしくて気に入ってます。
また、MicroUSBで充電できるのは強みで遠出の際は専用ドック不要で荷物を減らせる『SmartWatch 3』を選ぶでしょう。
Moto 360 と一緒に長く使えるスマートウォッチだと思います。
SmartWatch 3 は今後も楽しめる
「Bluetooth 4.2」の発表もあり、今後のアップデートで単体インターネット接続ができるようになればメッセンジャーやTwitterといった短文のアプリはスマートフォンを介さないで送受信できるようになるかもしれません。
そして「モノのインターネット」が普及した時にGPSやNFCを搭載する現状で唯一の『SmartWatch 3』は最も身近なリモコンとして威力を発揮するのではないかと期待しています。それは同時にAndroid Wearの成長を感じながら長く使えるスマートウォッチという意味でもあります。
そう考えるとスポーツウォッチとして、Nexusのような最先端を行くスマートウォッチとしても楽しみな製品が手に入りました。購入して良かったと思います。
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