長く使える「体組成計」を探す、デュアル周波数「RD-901」か部位別測定「BC-622」か

公開日: : 周辺機器

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

 フィットネスクラブに置いてある「InBody」を使い全身の計測結果を見て、自宅の体重計では物足りなくなってしまいました。最近では家庭向け体組成計も業務用のデュアル周波数計測機能を搭載するなど精度が向上しているそうなので1つ購入すべく探した内容を記録します。

RD-901.0

高精度な体組成計を探して

 フィットネスクラブの「InBody」が無料であれば購入する必要はないのですが有料でした。そこで以前購入した「Covia WiFi Body Scale」(Covia WiFi Body Scale 購入レビュー | 到着!開封レビュー)よりも高機能な体組成計を求めてフィットネスクラブにある「InBody」のような手足を使うタイプで探しました。

 条件としては筋肉量を見ることができて、データ管理機能があること。その他、体脂肪率や内臓脂肪、BMIといった情報もあれば助かります。

 実際に調べてみると精度のばらつきが思ったよりも多く報告されています。そのため現在発売されているモデルで高い精度を期待できる体組成計を選びました。

5つの部位ごとに筋肉量を測定、インナースキャン50V BC-622

BC-622

 「BC-622」(製品ページヘ)は全身+5つの部位ごと(右腕・左腕・右足・左足・体幹部)に体脂肪率と筋肉量がわかるという体組成計でSDカードへデータを保存しパソコンから一覧表示できるとのこと。

 Vピタ機能により予め個人データを登録することで自動認識してくれるのも助かります。

 フルサイズのSDカードにアプリらしきものがインストールされているようでレビューを見るとパソコンへ保存して気軽に見れるとのこと。8型WindowsタブレットはMicroSDカードスロットが用意されているのでSDカードアダプタを付けたMicroSDカードに「BC-622」のアプリをコピーして利用すればタブレットで気軽に確認できます。

 計測データはDropboxか何かへアップロードするように自動化しておけば家族分のデータを気軽に管理できそう、、、と妄想が膨らみます。

インボディよりも優しい?精度の問題

 家庭用「BC-622」と業務用「インボディ」の数値を掲載して比べているレビューを探し見て回ったところ、インボディより痩せている/セミアスリートといった甘い判定になるなど誤差が気になりました。

 しかし、風呂あがりに計測したなど正しい使い方をしていないレビューもあるので実際に購入してチェックするしかありません。

 また、少数(もともと対象者が少ない製品です。)ですが誤差が少なく平均値より2%異なるよう意識しておけば問題ないといった話や、アスリートモードにしておけばインボディの結果に近いといった情報もあります。

 発売日が2012年10月と古いので後継モデルでBluetoothやスマートフォン対応バージョンが登場するのではないかと躊躇してしまいます。

TANITA インナースキャン50V BC-622-BKの価格

TANITA インナースキャン50V BC-622-BK

TANITA インナースキャン50V BC-622-BK
タニタ(TANITA)
価格: 14,626円 (プライム対応)

レビュー34件(2015/01/16現在)



 

業務用で標準のデュアル周波数に対応「RD-901」

 タニタが2014年5月に発表した家庭向け体組成計「RD-900」「RD-901」(製品ページへ)は、医療施設などの体組成計で標準採用されているデュアル周波数計測機能を搭載したモデルです。

RD-901

体組成計「RD-900」「RD-901」の計測項目

 「RD-900」は体重、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量(いずれも判定付き)、BMI(体格指数・判定付き)の6項目、上位モデルの「RD-901」では更に基礎代謝量、体内年齢、体水分率の3項目が追加されるほか、50g単位で体重計速が可能とのこと。

 いずれも本体サイズは328(幅)×31(高さ)×298(奥行)mm。

Bluetooth 4.0経由でiPhoneなどに転送可能

RD-901.1

 先ほどのSDカード抜き差しよりも簡単なワイヤレス転送に対応、しかもWi-FiではなくBluetooth 4.0なので省電力です。専用アプリはリリース当初iOS版だけだったようですが現在はAndroidも対応しているとのこと。

アプリでデータ確認、トレーニング連携も

 タニタ公式アプリ「タニタヘルスプラネット」のほか、「イケメン育成ダイエット-ふとしの部屋」、「ランニング応援ゲーム ねんしょう!2+」、「365日 腹筋アプリ SitApp」といったアプリと連携が可能とのこと。

RD-901.3

TANITA インナースキャンデュアル RD-901-BKの価格

TANITA インナースキャンデュアル RD-901-BK

TANITA インナースキャンデュアル RD-901-BK
タニタ(TANITA)
価格: 13,070円 (プライム対応)

レビュー28件(2015/01/16現在)



 

長く使える「体組成計」を選ぶ

 「BC-622」は5つの部位ごと(右腕・左腕・右足・左足・体幹部)に体脂肪率と筋肉量がわかるのが強みです。SDカードへのデータは評価が難しくMicroSDカード+Windowsタブレットによる運用で手間を軽減するしかありません。

 また、アマゾンなどのレビューを見るとエラー表示の話題が少数ながら出てきます。手を使ってまで筋肉量を見たいというニーズは少ないと思うのでユーザー数が少なく購入後の故障・トラブル時を思うと手が出しにくい製品です。

高機能な「InBody」を利用した方が良いのか

 フィットネスクラブの「InBody」が1回1,000円程度であれば1年ごとに1台買い替えるつもりで月1測定という手もあります。プリントアウトされた用紙をスキャン(参考:スマホをスキャナ化!人気の有料スキャンアプリ『CamScanner』試用レビュー)、生成したPDFファイルをDropboxにアップロードしておくというのも良さそうです。また、インストラクターからトレーニングのアドバイスも受けられるので価格以上の価値があります。

 「InBody」を利用する場合、日毎のグラフを見ることはできませんが忙しくて計測を忘れるリスクや月1回という気軽さを考えると良い方法かもしれません。

RD-901は気軽に計測できる

 「RD-901」は体幹部など個別の体脂肪率や筋肉量がわかりませんが全体の筋肉量は把握できます。また「BC-622」よりも計測スピードが早くiPhoneなどでアプリを起動することで電源ONといった使い勝手が向上した体組成計です。

 アマゾンにおける評判も良く、エラーといった不具合の話は見かけませんし、最新モデルにしてはレビューが多く、今後もユーザは増えそうです。

知りたい情報から「体組成計」を選ぶ

 スマートフォンやタブレットのように流れの速い業界ではないので仕方ありませんが、求めていた「体組成計」は見つかりませんでした。

 しかし、「RD-901」はスマートフォン連携やデュアル周波数と新しい技術を採用した意欲的な体組成計です。ユーザ数やトラブル報告の少なさから考えて「RD-901」を購入するのが無難に思えてきました。

 そうなると求めていた情報が手に入らないので使い方を考えるしかありません。

使い分けのイメージ

 右腕・左腕・右足・左足・体幹部といった「RD-901」では計測できない部分は毎日測っても大きな差はないと思うので月1回の「InBody」デイを設け、併用する方向で検討したいと思います。

 「RD-901」は日頃からチェックすべき体重、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量、基礎代謝量、体内年齢、体水分率、BMIといった項目をスマートフォンに取り込み最小限の手間で確認できる環境を手に入れ、残りのデータは月1回の「InBody」で入手、総チェックといったイメージです。

 体重計の記事一覧へ

よく一緒に閲覧される記事

トヨトミの石油ストーブ「RC-S2824」を注文、選んだ理由。

山善のシーズヒーター「DBC-VK123」を使い始めて電気スト

山善 シーズヒーター「DBC-VK123」を注文、選んだ理由

11月21日から楽天市場でブラックフライデーが開催されている。

Mactilo 電熱ベストが良すぎたので新たに「inotenka 電熱ジャケット」を注文、開封レビュー

いやはや、失敗した。 きっと、最初に購入した「Mactilo 電

→もっと見る

PAGE TOP ↑