日本通信、『VAIO PHONE VA-10J』発表&『ELUGA U2』と比較する/スペックと価格と注意点
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日本通信は3月12日、Android 5.0搭載スマートフォン『VAIO PHONE VA-10J』を発表しました。ベースとなっている『ELUGA U2』とのスペック比較のほか、購入時の注意点や価格を記録します。
『VAIO PHONE VA-10J』のスペックと制限・価格
『VAIO PHONE VA-10J』は表裏ガラス素材に側面のマット仕上げを採用したデザインに、握りやすく持ちやすさを重視した5インチのスクリーンサイズとなっています。
先月、パナソニックが海外向けに発売した『ELUGA U2』がベースとなっているようで基本スペックと本体サイズ・重量、デザインが同等であると話題になっており、ロゴをVAIOに変更して解像度を落とし1色にしたモデルと思われます。
型番「VA-10J」は、日本通信が化粧箱を公開した際に「試作段階ということで「VA-10J」という文字はなくなる」としていましたが公式に掲載されていました。当時の日本通信が否定した理由は不明です。
『VAIO PHONE VA-10J』と『ELUGA U2』のスペック
『VAIO PHONE VA-10J』のスペックを記録します。
画面サイズ5インチ(解像度:1280x720)IPS液晶、CPUにQualcomm MSM8916 Snapdragon 410プロセッサ 1.2GHz Cortex-A53 クアッドコア、RAM 2GB、内部ストレージ16GB+microSDカード64GB対応。
バッテリーは2,500mAhで取り外し不可、連続通話時間は最大約800分、待受は最大約500時間。
インターフェイスはMicroUSB2.0x1基、カメラは前面500万画素/背面1300万画素。
本体サイズは約71.3 × 141.5 × 7.95mm、約130g。
対応バンド
通信はWi-Fi 11a/b/g/n、Bluetooth 4.0、GPS。センサーは加速度/近接。SIMカードサイズはマイクロSIM、対応バンドは次のようになっています。
- 3G:2100/800MHz
- 4G LTE:2000/1800/800MHz
『ELUGA U2』との違い
『ELUGA U2』は解像度が1920x1080(441PPI)と高いほか、Corning Gorilla Glass 3による保護が施されています。
訂正:GSMArenaを参考に解像度をフルHDとしましたが、1280x720というご指摘をいただきました。お詫びして訂正いたします。
追記:モデルにより解像度は異なる可能性があるようで、juggly.cnさんでも1920x1080と伝えられています。
また、本体カラーは『VAIO PHONE VA-10J』のブラックに加え、ホワイトの2色展開となっています。
『VAIO PHONE VA-10J』の注意点
『VAIO PHONE VA-10J』は日本通信の主導で販売されているだけあり「SIMフリー端末」ではありますが、同端末で使われているSIMカードは専用で他の端末には利用できないとしています。
また、『ELUGA U2』がベースとなっているため、日本特有の「おさいふケータイ」や「VoLTE」などには対応していません。NFCも非搭載。
『VAIO PHONE VA-10J』の価格
『VAIO PHONE VA-10J』は24回分割払いと一括購入の2種類を用意(販売店により異なる)しており、次のように案内されています。
- 端末24回分割払い:音声通話+上限のない高速定額プランをあわせて月額3,980円
- 音声通話+1GBのライトプランとあわせて月額2,980円
- 端末一括購入 :51,000円
技適が通っていないものの『ELUGA U2』が約3万円と考えると、ミッドレンジ端末としてみても『VAIO PHONE VA-10J』は割高な印象があります。化粧箱だけを披露するなどハードルを高めすぎた感もあり、VAIOロゴの意識と価値が問われそうなスマートフォンです。
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Source:日本通信
追記:ヨドバシ・ドット・コムで販売ページが公開されました。