Lenovo、『YOGA 3』などノートパソコン23機種に組み込んだ自動送信ソフトで個人情報流出の恐れ
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NHKは8月20日、中国Lenovoが2014年に販売した『YOGA 3』などのノートパソコン23機種に対して購入者の利用情報を収集するためにシステムへ組み込んだ自動送信ソフトで欠陥が見つかり、悪用される恐れがあり削除プログラムの配布を開始したと報じました。
Lenovo、ノートPC23機種で個人情報流出の恐れ
NHKによりますと、中国のパソコンメーカーLenovoが2015年に入ってから6月までに販売したノートパソコン23機種へ出荷時に組み込んでいたソフトで欠陥が見つかったとしています。
このソフトは購入者の利用状況を知るためにシステム情報を自動でLenovoのサーバーへ送信するプログラムで悪用されるとウィルス感染や遠隔操作される恐れがあるとのこと。
また、同ソフトはユーザーが簡単に削除できない仕様となっており、Lenovoは特別な削除プログラムの配布を始めたとしています。
読売新聞の情報
読売新聞は21日、Lenovoの組み込みソフトについて2014年10月~2015年6月に製造・販売されたノートパソコン16製品に対して削除プログラムの無償配布を開始したと報じています。
また、Lenovo日本法人は同ソフトについて、初回起動時にだけ動作して基本性能をLenovoへ自動送信する機能があり、2015年3月からウィルス感染や遠隔操作の危険性を海外の専門家から指摘されていたとしています。
レノボのソフト問題、半年で2回目
レノボと言えば2015年2月に同じくプリインストールしていたSuperfish社のアドウェア(広告配信ソフトウェア)がSSL証明書を独自に発行するという”ありえない”挙動をするとして話題になりました。
その際もLenovoは自動削除ツールを公開して対応しています。