Windows 10 Mobile搭載スマートフォン3機種スペック比較 – VAIO Phone Biz/NuAns NEO/Acer Liquid Jade Primo

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 本日はVAIOからWindows 10 mobileを搭載したスマートフォン『VAIO Phone Biz』が発表され、Windows 10の目玉機能と言える「Continuum」に対応していることもあり、Windowsスマートフォンの選択肢が増えました。

 ハイスペックな「Acer Liquid Jade Primo」の日本投入に期待を込めて3機種でスペック比較をしたいと思います。

Windows10mobile-Continuum

VAIO Phone Biz/NuAns NEO/Acer Liquid Jade Primoでスペック比較

 「トリニティ NuAns NEO」は既に販売を開始、「VAIO Phone Biz」は2016年4月より順次発売、最もスペックが高い「Acer Liquid Jade Primo」は日本発売が未定となっています。 

 3機種のスペック表を作成しました。「Acer Liquid Jade Primo」は一部海外メディアの情報を掲載しています。

 タブクル調べ
 tabkul.com
トリニティ NuAns NEO VAIO Phone Biz(VPB0511S) Acer Liquid Jade Primo
OS Windows 10 mobile Windows 10 mobile Windows 10 mobile
CPU Qualcomm Snapdragon 617/MSM8952/1.5GHzx4+1.2GHzx4 8コア Qualcomm Snapdragon 617/MSM8952/1.5GHzx4+1.2GHzx4 8コア Qualcomm Snapdragon 808 MSM8992/ 1.8GHzヘキサコア/Adreno 418
RAM 2GB 3GB 3GB
ストレージ 16GB 16GB 32GB
SDカード microSDカード最大128GB microSDカード最大64GB microSDカード最大128GB
液晶 5インチ 5.5インチ 5.5インチ/AMOLED
解像度 1280 x 720/295ppi 1920 x 1080 1920 x 1080
前面カメラ 500万画素F2.4 500万画素 800万画素
背面カメラ 1,300万画素F2.0 1,300万画素 2,100万画素
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
GPS GPS GPS GPS/A-GPS
Bluetooth Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.0 対応
USB USB Type-C microUSB2.0 USB Type-C
サイズ 141 x 74.2 x 11.3mm 77.0 x 156.1 x 8.3 mm 156.5 x 75.9 x 8.4 mm
重さ 約150g 約167g 150g
バッテリー 3,350mAh 2,800mAh 2,800mAh
価格 39,800円 2016年4月/5万円台 569ユーロ

 ※赤字は最も高いスペック。

処理性能の違い

 パフォーマンスはSnapdragon 808を搭載する「Acer Liquid Jade Primo」が最も高く、他2機種はともにSnapdragon 617を搭載していますが、RAMを見ると「VAIO Phone Biz」もRAM3GBを積んでいるためアプリの安定度が期待できそうです。

Continuum対応範囲

 3機種とも「Continuum」に対応していますが、「Acer Liquid Jade Primo」だけが有線までサポートしています。他2機種は無線LAN(Miracast)を経由したワイヤレス接続となります。

 デモ機で実際に体験したメディアのレポートによるとワイヤレス接続は希に遅延が発生したそうですが、Officeソフトの編集やプレゼンテーションであれば耐えられそうです。パソコンのように使いたくても簡易デスクトップですからワイヤレスで十分かも知れません。

トリニティ NuAns NEOの魅力

 「トリニティ NuAns NEO」は恐らく最安値になるであろう価格で、唯一5インチというコンパクトなボディながら3,350mAhと大容量バッテリーを積んでいます。解像度は1,280x720でRAM2GBで内部ストレージも16GBと多くはありません。しかし、アプリが充実していないことや画面サイズと価格から考えると妥当な仕様だと思います。

 インターフェイスに最新規格USB Type-Cを採用、通信ではWi-Fi 11acまで対応するなどポイントを抑えています。また、カメラは背面1,300万画素でF値2.0、オートフォーカス、28mm広角レンズ、前面も500万画素ながらオートフォーカス、24mm広角レンズとなっており、自分撮り(セルフィー)だけでなく集合写真(グルーフィー)も実現するとしています。

 他にはデュアルマイク、NFC Type A/B/F対応、クアルコムの急速充電規格「Quick Charge 2.0」に対応して1時間ほどで80%まで充電できるなどの特徴もあります。

NuAns NEO TWOTONE CORE(ネオ ツートーン コア)本体セット

NuAns NEO TWOTONE CORE(ネオ ツートーン コア)本体セット スムースブラック(Windows 10 Mobile/Continuum for Phone)

NuAns NEO TWOTONE CORE(ネオ ツートーン コア)本体セット スムースブラック(Windows 10 Mobile/Continuum for Phone)
NuAns
価格: 45,900円 レビュー-件(2016/02/04現在)

 



 

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VAIO Phone Biz(VPB0511S)の魅力

 VAIO Phone Biz(VPB0511S)は法人にも販売するというだけあってRAM3GBや解像度1,920x1,080と少し高めのスペックと価格設定という印象を受けました。発表イベントでは5万円台前半にしたいといった話もあったそうなので正式な発表が待たれます。

 「VAIO Phone Biz」はアルミ削りだしボディで、背面には少しざらつく加工が施されており「VAIO Z Canvas」に近い仕上がりで、前面はガラス1枚でハードボタンは設けられていないシンプルでスタイリッシュなデザインです。

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前面のデザイン、カメラと充電ランプを配置。

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背面にあるVAIOロゴはレーザーエッチングによる彫り込み式。 

 何と言ってもVAIOらしさ満載の筐体が特徴で、メインターゲットが法人ということから少し値段が上がりますが個人ユーザーは”程よいスペック”と”VAIOらしさ(デザイン)”が購入動機となりそうです。

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Acer Liquid Jade Primoの魅力

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 「Acer Liquid Jade Primo」はSnapdragon 808+RAM3GB+内部ストレージ32GBと3機種の中で最も高いスペックを誇ります。カメラは背面2,100万画素、インターフェイスもUSB Type-Cと最新を楽しみたいユーザーにとって楽しみな仕様となっています。

 3機種では唯一Continuumの有線接続に対応しているのも大きなポイント。ブラウジングをPCのように行いたいので日本投入されたら購入してしまいそうです

 欧州では2016年2月より発売される予定で、価格は569ユーロ(約7.46万円)となっています。ハイエンド端末だけに気軽に購入できる値段ではありませんが正式発表が待たれます。

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3機種の比較まとめ

 気軽に「Continuum」やWindowsにおけるNFCを体験するなら最安値となる「トリニティ NuAns NEO」、デザイン重視でOfficeアプリを使うなど適度に使いたいなら「VAIO Phone Biz」、スペック重視で日本投入を待てるのであれば「Acer Liquid Jade Primo」が良さそうです。

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