ヤマハ、SIMカードスロット搭載VoIPルーター『NVR700W』と『NVR510』発表 – 価格・発売日・対応周波数

公開日: : 周辺機器

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 ヤマハは5月25日、ネットボランチシリーズの新製品として小型ONUに対応したギガアクセスVoIPルーター『NVR510』と、小型ONUに加えドコモ回線のSIMカードを装着できる無線WAN通信やIPsecにも対応するLTEアクセスVoIPルーター『NVR700W』の2機種を発表しました。

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ヤマハ『NVR700W』と『NVR510』の価格・発売日

 ヤマハは今回のネットボランチシリーズ2製品について、NVR500で好評のVoIP機能を継承し、今後主流となるとなる小型ONU対応や無線WANを搭載するなどインターフェースを一新したとしています。小型ONU を利用することでISDN回線から光回線への移行に際し、光回線を直接収容できるため1台でネットワーク環境を構築することが可能、省スペース化や省電力化を実現するとのこと。

 さらに『NVR700W』では無線WANインターフェイスを内蔵して回線バックアップなどの使い方をはじめ、IoT時代を見据えた無線WANの主回線利用まで対応できるとしています。

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光回線を直接収容できるVoIPルーター、1台で省スペース化を実現。

 小型ONUは小型化が進んでいないため『NVR510』や『NVR700W』にまとめられるのは大きなメリット、使っていない小型ONUはバックアップ用として考えればトラブル時も安心です。

無線WAN機能(NVR700W)

 『NVR700W』には無線WANを内蔵しておりNTTドコモおよびドコモMVNO事業者のSIMカードを装着することが可能、別途USB接続タイプのデータ通信端末を用意する事なく3G/LTE通信を利用できるとしています。

 LTE通信では4バンドに対応しており、無線WANを主回線として利用できるほか、光など有線回線の自動バックアップ機能にも対応しているため万が一の回線障害でもインターネット接続が遮断されるリスクを軽減できるとしています。

通信速度、対応周波数

 『NVR700W』ではLTE/3G(W-CDMA)の通信方式に対応し、通信速度はLTEが下り最大150Mbit/s、上り最大50Mbit/s、3G通信が下り最大14Mbit/s、上り最大5Mbit/sとなっています。

 対応周波数は次のようになっています。

  • LTE:Band1、3、19、21
  • 3G:Band1、6、19

 対応キャリアはNTTドコモおよびドコモMVNO各社、SIMカードサイズは標準SIM(mini-SIM)のみ対応。

RTXシリーズの機能も搭載(NVR700W)

 『NVR700W』では更にIPsecなどのVPN機能、OSPFやBGP等の各種のダイナミックルーティングプロトコルなどRTXシリーズで対応していたエンタープライズ機能に対応しています。

 これにより多様な拠点ネットワーク環境に1台で対応できるとしています。

GUI管理画面

 業務・SOHO向けながら家庭用ルーターのようなGUIによる設定画面が用意されています。

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 無線WANや電話機能を管理できるほか、新たにプロバイダー接続履歴と通信履歴をダッシュボードのガジェットに追加、「LANマップ」を使ったヤマハのネットワーク機器連携による「LANの見える化」に対応しているとの事。

発売日と価格

 それぞれの発売日と価格は『NVR510』が49,800円+税で9月、『NVR700W』は118,000円+税で7月を予定。ヤマハは2製品の販売数を年間6万台と計画しています。

 Source:ヤマハ

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