パワフルで軽量なモバイルPC探し2016年12月版、XPS13/ZenBook3/LAVIE Hybrid ZERO/Let’s Noteの4機種を比較
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NEC LAVIE Hybrid ZERO, XPS 13, ZenBook 3
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2016年最後の大きな買い物としてメインで使える軽量なノートパソコンを購入したいと思います。軽さと程よい画面サイズ、そしてパワフルな処理性能を兼ね備えていると思えた4機種を比較しました。
パワフルで軽量なモバイルPC探し2016年12月版
「パワフル」や「軽量」という言葉にも個人差があると思います。具体的に何が欲しいのかを自分なりに書き出してみました。
- 画面サイズ:12インチ前後
- 解像度:フルHD以上
- 重量:1kg以下
- CPU:Intel Core i5以上
- メモリ:8GB以上
- 価格:20万円以下
- インターフェイス:SDカードスロット
さらに希望を言えば、、、という項目を書き出しました。
- セキュリティ:指紋センサー/カメラ認証
- バッテリー:実質5時間駆動以上、着脱可能
- スピーカー:2つ以上を搭載
- インターフェイス:USB Type-CとフルサイズUSBx1基~
- 充電:USB Type-Cでモバイルバッテリー対応
Core i7となればOS起動中にモバイルバッテリー経由では充電できないと思いますが、USB Type-Cポート経由であれば移動中に充電などができるのではと期待しています。
それでは1機種ずつ機能をチェックしてみたいと思います。
ASUS ZenBook 3 UX390UA
ASUS ZenBook 3 UX390UAは画面サイズ12.5インチのフルHD解像度ディスプレイはゴリラガラス4で保護されています。ベゼル幅は上11.5mm、サイド7.6mmと薄いのが魅力です。
処理性能では第7世代 Intel Core i7-7500Uプロセッサにメモリ最大16GB、512GBモデルはSATA3よりも高速なNVMe SSDを採用しています。
キーボードはバックライト付き、キーピッチ19.8mm、キータッチ0.8mm。タッチパッドにはWindows Helloに対応した指紋センサーを搭載しています。
サウンド面ではオーディオブランド「ハーマンカードン」との共同開発、スピーカーを4つ搭載しています。
付属アクセサリーとしてHDMI / フルサイズUSB3.0 / 充電用USB Type-Cを備えた「ASUS ミニドック」があります。
タブクル調べ tabkul.com |
ASUS ZenBook 3 UX390UA |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i7 6500U Intel Core i5 6200U |
RAM | 最大16GB LPDDR3 2133MHz |
ストレージ | 512GB SATA3 SSD / 512GB PCIE Gen3 SSD(最大1TB) |
SDカード | 非搭載 |
液晶 | 12.5インチ(16:9)グレア液晶 |
解像度 | 1,920 x 1,080 |
前面カメラ | VGAウェブカメラ |
背面カメラ | 非搭載 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
USB | USB Type-C 3.1 |
サイズ | 296 x 191.2 x 11.9 mm |
重さ | 910g |
バッテリー | 6セル 40 Whrs、最大9H駆動 |
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動画
ASUS ZenBook 3 UX390UAのまとめ
- ディスプレイ:12.5型/フルHD/ゴリラガラス4/ベゼルレス/タッチパネル非搭載
- 処理性能:Kaby Lake Core i7-7500U/メモリ最大16GB/512GB NVMe SSD
- キーボード:バックライト/指紋センサー
- インターフェイス:USB Type-C/拡張「ASUS ミニドック」標準付属
残念に思うのはタッチパネル非搭載と、光が反射し映り込みが発生するグレア液晶、標準インターフェイスがUSB Type-Cx1基だけでミニドックを持ち運ぶのも重さや手間がかかるという点も悩ませます。また、本体にSDカードスロットがないのでカメラから写真を取り込むのに時間がかかります。
価格は安く大きな強みとなっています。
過去記事
12.5型ASUS ZenBook 3 UX390UA発表、スペック・価格 – RAM16GB/指紋認証リーダーなど
DELL New XPS13
DELLの新しいXPS13は画面サイズ13インチながらゼル幅わずか5.2 mmで11インチの筐体を実現したフレームレス・ディスプレイが大きな特徴です。本体厚みも9~15mmと薄く、見た目がカッコイイ。
インターフェイスはUSB Type-Cx1基、AC電源、フルサイズUSB3.0 x2基、SDカードスロットと揃っています。別売りアクセサリー「デル電源コンパニオン」という12,000 mAhモバイルバッテリーを使えばUSB Type-Cポートで本体充電が行えるそうです。
第7世代インテルCore i7-7500Uプロセッサ+RAM8GB+256GB SSDで即納モデル150,998円(直販クーポンで128,333円)になるということでコストパフォーマンスに優れています。
、、、と。
ここまでは良かったのですが重量がタッチ非対応1.2kg、タッチ対応1.29kgと重めでした。屋内で使っていても頻繁に移動するので私の用途では厳しいかもしれません。
NEC LAVIE Hybrid ZERO(HZ750FAB)
「NEC LAVIE Hybrid ZERO」シリーズでは最上位モデルとなる「HZ750FAB」が良いと思いました。
画面サイズ13.3インチでタッチパネル搭載ながら926gを実現、これは軽い!軽すぎる。さらに携帯に嬉しい150kgfの面加圧試験をクリアしたボディとなっています。2in1ということでLenovo Yogaシリーズのような360度回転ヒンジを備えています。
処理性能では第6世代 インテル Core i7-6500U プロセッサーと一世代古く、価格コムのCPUスコアは「4403」と最新に比べるとパワー不足を感じますが大きな違いはないという気もします。
バッテリー駆動時間は最大9時間としており、実質5時間ほど持つのではないかと期待しています。
インターフェイスは2016年9月リリースながらフルサイズUSB Type-C非搭載ですが、フルサイズUSB3.0x2基にHDMIポート、SDカードスロットを備えています。枯れたパーツばかりなので故障率は低そうですね。
タブクル調べ tabkul.com |
NEC LAVIE Hybrid ZERO HZ750/FAB |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第6世代 Core i7-6500U 2.50GHz(最大3.10GHz) [2コア/4スレッド] |
RAM | 8GB |
ストレージ | SSD 約256GB |
SDカード | SDXCメモリーカード(UHS-II対応) |
液晶 | 13.3型ワイド/IGZO/タッチ/グレア |
解像度 | 2560×1440 |
前面カメラ | 92万画素 |
背面カメラ | 非搭載 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n |
USB | USB 3.0×2 |
映像出力 | HDMI |
サイズ | 319(W)×217(D)×16.9(H)mm |
重さ | 約926g |
バッテリー | 約9.0時間 |
価格 | ¥199,570(税込) |
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高解像度2560×1440ドットのWQHD液晶は、アイコンなどが小さく映ってしまい、ただでさえタッチ操作しずらいWindows 10のインターフェイスに拍車をかけそうな気がします。
フルHD版があればと思いますが、そうするとCore i5-6200U(最大2.8GHz)で128GB SSD搭載モデルとなり、最低条件を下回るメモリ4GBとなってしまいます。
13.3インチで926gというのは魅力ですが、高解像度でKaby Lake世代ではないというのが弱みです。その分だけ価格が抑えられているのですが、、、性能を求めるのは難しいですね。
11.6型で798gというモデルもあります。
→11.6型で798g、LTE対応の世界最軽量2in1『NEC LAVIE Hybrid ZERO』は1/21予約開始―価格・発売日・スペック・対応周波数
リンク:NEC製品ページへ
パナソニック Let’s Note
Let’s Noteといえばビジネス向けというイメージが強く、モバイルPCとしても魅力的です。
SZシリーズは12.1インチでドライブレスモデルなら849gと軽量ですが「タッチパネル非搭載」、一方でRZシリーズは745gながらタッチパネル対応、画面サイズが10.1型と小さいのが迷うところです。
タッチパネル搭載の「CF-RZ6EDLQR」を見ると軽量745gでKaby Lake世代のIntel Core i5 7Y54 1.2GHz/2コア搭載でした。CPUスコアは「3287」と低くメインにはなれなそうです。バッテリーパックは良いのですが残念。
ヨドバシでは2016年10月12日より販売開始で既に販売終了商品となっており、最後の価格は¥224,820(税込)と高めでした。
まとめ、何を選ぶか
4機種を見てきてスペックと価格だけ見れば「ASUS ZenBook 3 UX390UA」が目立ちます。やはり指紋センサー搭載は仕事用PCとしてポイントが高いですね。しかし、外付けマウスを使わない時は画面をタッチして操作することも増えている現状としてはタッチパネル非搭載というのが残念、SDカードスロットとフルサイズUSBが本体にないのも使い勝手に難ありとなりそうです。
長時間カフェなどで仕事をするような用途であればバッテリー交換が可能なLet’s NoteのSZシリーズもしくはRZシリーズが良いのですが価格が高いのに対して必要条件を満たせていない項目があります。
- SZシリーズ:12.1型でサイズOK、タッチパネル非搭載、Core i7
- RZシリーズ:10.1型で小さい、Core i5-7Y54でパワー不足、タッチパネル搭載
DELL XPS13は重いので対象外となりました。
NEC LAVIE Hybrid ZERO(HZ750FAB)に決定
NEC LAVIE Hybrid ZERO(HZ750FAB)が残りました。SSDがNVMeではなくSATAで容量も256GBだったり、USB Type-C非搭載、高解像度、第7世代Kaby LakeではないCore i7プロセッサと不満がないわけではありません。
それでも画面サイズ13.3インチと大きくてタッチパネル搭載ながら926gと軽量、そしてフルサイズUSBとSDカードスロットを備えています。バッテリー駆動時間も約9時間あります。
目立つ機能はありませんが、必要条件を満たしているNEC LAVIE Hybrid ZERO(HZ750FAB)にしたいと思います。
NEC PC-HZ750FAB LAVIE Hybrid ZEROの価格
NEC PC-HZ750FAB LAVIE Hybrid ZERO/NEC
価格: 177,100円
レビュー:0件(2016/12/26現在)