折り畳み画面ノート『Lenovo ThinkPad X1』のハンズオン動画が公開される
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LenovoがAccelerateで披露した折り畳み画面ノート『Lenovo ThinkPad X1』が海外メディアによってレビューされている。試作機の段階ながら好評なようだ。
折り畳み画面ノート『Lenovo ThinkPad X1』のハンズオン動画
レビューしたTHE VERGEによると、Lenovoは同デバイスの開発に3年以上の時間を費やし、タブレットやセカンダリPCのような製品ではなく『Lenovo ThinkPad X1』シリーズとしてラップトップクラスのプレミア製品としてリリースされるという。
何気なく見ているとスマートフォンを大きくしただけの製品ではないかと思ってしまうが、概念としては全くの正反対でSamsungやHuaweiが発表した製品は携帯性に優れたスマートフォンのサイズでタブレットを持ち運ぶという”小から大へ”という発想。
それに対して折り畳み画面ノートはフルサイズのPCを小さくすること、”大から小へ”を目的としている。
その結果として13.3インチ(アスペクト比4:3)2K OLEDディスプレイという大画面をハードカバーの書籍サイズにまで小さくできたという。従来型ノートPCである現行のThinkPadに比べて幅は半分となり奥行きが少し広がる、まさに大きめの書籍といった製品。
同メディアが試作機を試したところ、Windowsのタッチ操作は問題なく機能したようで想像以上に不思議な感覚で”魔法のようだ”とまで伝えている。それはジャケットのポケットに入るほどのサイズではないとしながらも本のように展開したときにディスプレイが光った時「光る本のよう」で素敵だったとのこと。
使い方については完全に広げて大きなタブレットやデスクトップPCのモニター感覚で使ったり、書籍のように本を読む、ノートパソコンのようなスタイルで仮想キーボード入力をするといったことも可能。従来のノートパソコンや2in1タブレットとは異なる体験ができると伝えた。
付属されるワコムペンは書籍にあるようなレトロなペンホルダーに収納できる。変に本体へ収納しようとペンを小さくしたり四角にすることなく、こういったデザイン・発想は素敵だと思う。
そして、外観はヒンジ部分が見えないようにレザー風のカバーで覆われていた。そのカバーの端に先ほどのペンホルダーを配置、ちょうどディスプレイを展開したときに登場するよう設計されている。
ハンズオン動画を見る限り外観の完成度は高く、片手でも負担のなさそうな厚みと大きさだった。
インターフェイスはUSB-Cで充電も行う。試作機だからなのかイヤホンジャックは搭載されていなかったようだ。
SamsungのGalaxy Foldが発売を延期するなど、折り畳みディスプレイ端末の課題は多いものの勢いあるスマートフォンで同技術の完成度が高まれば、折り畳み画面ThinkPadの発売も早くなりそうだ。
同メディアによればLenovoは2020年リリースを目指し、テスト量を2倍に増やしているという。
前回⇒Lenovo、世界初の折り畳み画面ノートPC『ThinkPad X1』発表ーワコムペン対応
Source:THE VERGE / 最新のThinkPad記事一覧へ