Fireタブレットを大容量ファイルサーバー化する方法。512GBのmicroSDカード活用術

公開日: : 最終更新日:2019/05/31 Amazon Kindle , , ,

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Lexar-microSD-512GB-FileServer

先月よりレビューしているFireタブレットと、先日レビューした512GBのmicroSDカードを組み合わせて常時起動かつ大容量という理想のファイルサーバー化を目指す。

これにより家庭内の全デバイスでファイルを一括管理する計画だ。

Fireタブレットを大容量ファイルサーバー化

今回はFire HD 10 タブレットではなくFire HD 8 タブレットを使った。それはFire HD 10 タブレットはAlexa搭載により司令塔として冷蔵庫へ配置していること、Fire HD 8 タブレット単体のスペックが高くないことが理由だ。

具体的に言うとゲームアプリをするのにもFire HD 10は快適だが、Fire HD 8は若干のタイムラグが発生した。動画再生の際も視聴開始まで僅かに時間がかかる。しかし、悪いことばかりではない。
処理性能で競う必要がなく、Amazonと長く触れ合うことが目的なだけあってバッテリー持ちが良いのだ。これはファイルサーバーとして最適ではないか。

当初はWiMAXのL01sのUSBポートにUSBカードリーダーを差し込んでファイルサーバー化をと思っていたが、どうやらUSB給電しか機能がないらしい。パソコンやMacは常時起動しない。iPhone/iPadは頑固で、Xperiaは半日でスタミナを切らす。

その結果、数日は放置していても平気なFire HD 8 タブレットを選んだ。

それでは具体的にセットアップしていきたい。

Wi-Fi FTP Serverのインストールとセットアップ

(追記ここから)

512GBのmicroSDカードはFire HD 8 タブレットで推奨されている「内部ストレージ」ではなく「外部ストレージ」として認識させている。こうすることでmicroSDカードを取り出してWindowsやカメラ、iPhoneなどで利用することができる。

512GB-microSD-Laxer.01

上図のように「内部ストレージ」にすればアプリなども保存できるようになるが、今回はファイルサーバーのほかに様々なデバイスでも使いたいので抜き差しが容易な「外部ストレージ」を選んだ。

(追記ここまで)

ファイルサーバーと言っても幾つかの種類があり、今回はFTPサーバーをインストールする。Android向けFTPサーバー化アプリも実に様々な開発チームが公開していた。

今回は「Wi-Fi FTP Server」という無料で使えて、有料版も99円と手ごろなアプリを選んだ。

Fire-HD-8-Tablet-Review-tabkul.com_FTP-Server

Google Playのインストール方法は過去記事に記録している。

Wi-Fi FTP Server」は幾つか見た中で日本語の表示に対応しているほか、シンプルな画面なので使いやすいので選んだ。もっと探せば他にも良いアプリはあると思う。

Fire-HD-8-Tablet-Review-tabkul.com_FTP-Server.04

アプリを起動すると上図の画面が表示され「スタート」を選ぶだけでファイル共有が開始できる。しかし、初期状態ではSDカードを選択されていない。

そこで上部メニューの「設定」からフォルダを変更する。

Fire-HD-8-Tablet-Review-tabkul.com_FTP-Server.02

設定メニュー内の項目「ルートフォルダ」を選ぶと上図左の選択肢が表示される。

一番上に表示されている「SDカード」は内部ストレージのことなので一番下にある「カスタムフォルダ」を選択。そうすると上図右のファイル一覧が表示されるので画面左からメニューを引き出してSDカード(ここではLaxer製SDカードと表示)を選び、画面右下にある「選択」を選んでフォルダを変更する。

この時、すでに「スタート」でFTPサーバーを稼働させている状態であれば一度停止してから「スタート」し直す必要がある。

Fire-HD-8-Tablet-Review-tabkul.com_FTP-Server.05

フォルダの設定を終えたら準備完了だ。

「スタート」を押すことでFTPサーバーとしてFire HD 8 タブレットが機能する。上図の下に表示される「ftp」から始まる文字列をWindowsであればエクスプローラーに入力すればLaxer製SDカードの中身が表示できる。FileZillaなどのFTPクライアントに接続先として登録しておくと便利かもしれない。

あとは好きなファイルをコピーしたり、切り取ったり、貼り付けたりとローカルフォルダのような感覚で管理できる。iPhone/iPadでもFTPサーバーを登録できるiOSアプリがあるので試してほしい。

これでFire HD 8 タブレットを中心とした大容量512GBのmicroSDカードを使ったファイルサーバーの完成だ。同じ方法でFire HD 10 タブレットやAndroid端末も設定できると思う。

上限400GBまでのmicroSDカードとされるFire HD 8 タブレットを512GBのファイルサーバーにするのは何とも不思議な気分だが、新しい役割を担った同デバイスに今後は頼っていきたい。

しかし、FTPサーバーということで音楽や映像を異なる端末からリアルタイムで視聴することはできない。毎回データを転送してから視聴することになる。(※一部のアプリで再生可能だが、例外として話を進める。)

それでは不便なので更にストリーミング配信できるようにしたい。

次回は、Fire HD 8 タブレットを無料でDLNAサーバー化する方法を記録する予定だ。(有料アプリなら簡単だが無料で行った話になる。)

<今回レビューした製品>

続き⇒続・Fireタブレットの大容量ファイルサーバー化、WindowsやAndroid/iOSから接続する方法・FTPクライアント

続き2⇒3990円で容量256GB、JNH製microSDカード購入レビュー・CrystalDiskMark / H2testw

前回のSDカード⇒格安256GBのmicroSDカードを注文、用途・アクションカメラのドラレコ化へ計画
前回のFire⇒299円の磁石付きスマホリング購入レビュー、Fire HD 8 タブレットで試す

Fire HD 8 タブレットのレビュー記事一覧

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