Fire HD 8 タブレット(2018)のRoot取得方法が公開、背面カバー外さずに
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最終更新日:2019/06/17
Amazon Kindle Fire, Fire HD 8
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Fire HD 8 タブレットでRoot権限を取得する方法がXDA Developersで公開されている。嬉しいことに2019年6月時点であれば2018年モデルの最新Fire OSバージョンで実行できる内容となっていた。
これまでと同じくTWRPのインストールなどが必要となるがカスタムROMを導入してFire OSよりも高度なカスタマイズが可能だ。
Fire HD 8 タブレット(2018)のRoot取得方法が公開
2019年1月、タブクルではFire HD 8 タブレットでRoot権限を取得する方法を取り上げたが、それは多くの人が二の足を踏む内容だった。
それはMediaTekプロセッサ端末の脆弱性を突いてブートローダーを解除、Root化を実現するといった内容。背面カバーを開けて特定パーツをショートさせるという力技だ。
もっとも、タブクルの記事を読んでいただけていればご存知と思うが、多くの人が求めているGoogle Playの導入は簡単に行えるため、Root化の必要性を感じる人は少ないだろう。
しかし、今回は背面カバーを外さずにソフトウェア上でRoot化できる敷居の低いハック、格安ながら制限あるFire OSから解放されたいと思っている人にとっては実用的かつ楽しい遊びになりそうだ。
文末リンクにあるハック方法は2019年3月2日と少し古い。しかし、幸いなことにRoot化する端末は現在アマゾンジャパンで販売されている2018年版Fire HD 8 タブレットで、最新OSバージョン「Fire OS 6.3.0.1」で書かれているため2019年6月時点であれば限りなく誤差が少ない。
つまり、ただ手順通りに実行すればよいということになる。
Fire OSがアップデートされてしまったらXDAメンバーの突破を待つしかないのでRoot化するなら絶好のタイミングといえそうだ。
ハックに必要なこと
背面カバーを外してパーツをショートさせない代わりに、今回のハックではLinux端末を用意し必要なツールをインストールする必要がある。ここが最初の難関だがWindowsパソコンしか持っていなくてもUSBメモリで起動できるLinuxを使うという手もあるはずだ。(記事を書きながら思いつくのはこれくらいだが他にも方法はあると思う。)
次にmicroUSBケーブルでFire HD 8 タブレットと接続してADBコマンドを打つので、それに対応する作業が必要だ。
そして、Fire HD 8 タブレットに毎度おなじみのカスタムリカバリTWRPをインストールするという流れになる。
ハックの必要性
タブクルではFire HD 8 タブレットを非root状態でもファイルサーバーにしたり、DLNAサーバーにして外部端末から動画をストリーミング視聴できる状態にしたほか、vimをインストールしてポメラ化を楽しんだり、置き時計としても活用できている。
そのためカスタムROM導入で何ができるのか、明確なメリットがなければ実行に移せないので次回はカスタムROMで出来ることを共有する記事を書くつもりだ。
なお、カスタムROMは人気のCyanogenMod後継となるLineageOS(リネージュOS)をインストールすることになるだろう。
続き⇒Android端末をroot化する7つのメリット、デメリット
前回⇒Fire タブレット向け三脚ネジ穴付きホルダーを探した話、クリップ式など3選
リンク:XDA-Developers