格安SIMとして『UQmobile』はアリか、最安プラン料金とサービス・MMD研究所の調査結果から考える
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手元にはSoftBankとY!mobileの2回線分のSIMカードがある。それを1つの回線に纏めたい。
新たに契約するモバイル通信サービスを調べたところ、UQmobileが良さそうだったので契約したいと思ったプラン、その理由などを記録する。
『UQmobile』の料金とサービス内容
過去に利用してきたイメージから格安SIMというと「安かろう悪かろう」の代表格に思えてしまうが、Y!mobileとUQmobileという(格安SIMに入れて良いのかわからないが)大手通信キャリアのサブブランド登場でモバイル通信において有力な選択肢が増えたと思う。
MMD研究所の乗り換え意向調査
MMD研究所が2019年4月24日に公開した乗り換え検討意向調査(それ以降の調査結果が見つからなかった)では、1位が楽天モバイル、2位がY!mobileとなっていた。楽天と言えば第4のキャリアとして今後が楽しみなブランドだ。
2位のY!mobileは実際にSIMフリー版iPhone 8で使っているが「快適」だ。モバイル通信で待たされたという回線遅延の経験もない。
そして、3位はUQmobile。乗り換え先の候補として手を多く挙げたのは楽天モバイル利用者だった。
この情報だけを見ると楽天モバイルが良いと思えてくる。しかし、モバイル通信は回線に対して詰め込む人数で快適さが変わってくる。楽天モバイルは通信業界のモンスター相手に争うので無理な価格戦略で人数の詰め込みを行う可能性がある。
その一方でKDDI / au というイメージが強いUQ mobileはドコモやソフトバンク利用者から敬遠されやすいのではないだろうか。それ故に利用者が爆発的に増えることがなく、かといってサブブランドなので回線品質は良い、それがレビューで見かける「安定している」という評価に繋がっていると思う。
良くも悪くもKDDI / auという回線の特殊性に守られていると言えそうだ。
せっかくau回線も使えるSIMフリーiPhoneを持っているのだから使わない手はない。
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UQ mobileの月額料金とサービス内容
サブブランド回線を格安SIMと呼ぶのに抵抗を感じる理由として料金が挙げられる。少し安い程度ならドコモを使ったほうが安心できる。しかし、『UQ mobile』は自ら推してはいないが格安SImサービスの月額料金と同等のプランも展開している。
過去に『UQ mobile』を何度か検討している人なら「またか」と思えるプランかもしれないが2019年8月23日時点での記録として、料金プラン資料として少し価値があると思えたので記録する。
「おしゃべりプラン」は得なのか
『UQ mobile』の料金ページを見ると「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」の紹介が目立つ。最安のプランSなら「3GBで月額1480円~」という安さをアピールしていた。
2017年2月よりスタートした「おしゃべりプラン」
この1480円は”UQ家族割”が必須なので単体契約なら1980円となる。しかも14ヶ月目以降は月額1,000円が加算されるので、いわゆる格安SIMのプランとは程遠い料金となる。
プラン表のデータ通信は3GBとなっているが「増量オプション」(月額500円)を加入した場合の数字だ。通話は1回5分以内なら何度かけても国内通話無料。
実際に予約や確認の電話を5分以内に済ませようとすると人によっては慌てたり、相手の確認作業など待ち時間でイライラしてしまって、自分の印象を悪くするというお金以上を失うことになる。かといってノンビリしていればお金を失う。
そうして結局、通話はしないけど電話番号だけは維持させたいという時は格安SIMの通話プランでも良いという話になる。実際に電話番号に掛ける機会は減っているし、LINEなど通話アプリも快適に使える時代だ。そもそも再配達など何か必要に迫られる際は無料通話の対象にならない電話番号であることも多い。
それなら無料通話を含まずに、その分だけ月額料金が安いというプランにしたくなる。
「おしゃべりプラン」の最安プランは、なんだかんだで月額1980円+1000円+500円=月額3480円の支払いとなる。
やはり「おしゃべりプラン」に魅力は感じなかった。(UQにとっては最高のプランだけれども)
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UQ mobileが目立たせない「その他の料金プラン」は美味しいか
UQ mobileには「おしゃべりプラン」とは別に「その他の料金プラン」というページが存在する。これが利用者にとって優しいプランだった。
データ通信だけなら月額980円(月間3GBで超過後は200kbps制限)、そこに電話番号を加えた1680円のプランがあり、さらに常時500kbpsで利用できる「データ無制限プラン」のデータ専用1980円と通話対応2680円の2つが用意されている。
この「データ無制限プラン」を利用した人のレビューを読んでいると低画質であれば動画視聴が行えるらしい。画像の多いサイトも少し待つがセッカチでなければ快適という声もある。
SIMサービスの使い放題で満足いくプランとは何だろう。
安くて快適と各メディアが絶賛しても何故かヘビーユーザーが集まらない…そんな夢の世界が続くことは在りえない、過去にレビューした使い放題も最後は使えたものではなかった。
やはり通常のプランが良いだろう。
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UQ mobile、どのプランが良いか
過去記事:au回線の格安SIMカード『UQ mobile/データ無制限プラン』は「arrows M02」で使えるか、評判と機能・注意点より
通常プランは「おしゃべりプラン」のように14か月後に月額1000円を追加するといったことはない。通話SIMは月額1680円で月間3GB(制限後も200kbpsと良心的)と通話(無料通話はない)ができる。
この中では、先ほどの「おしゃべりプランS」の半額以下となる「データ高速+音声通話プラン」が良さそうだ。
Y!mobileで利用中のプランと料金・解約
現在Y!mobileでは「スマホプランS(タイプ1)」を契約していて月間2GBで、月額3220円を支払っていた。
更新期間は2020年03月01日~2020年05月31日で、それ以外の月に解約すると契約解除料9500円が必要。さらに解約は原則として店舗で受付ていてウェブでは行えない。調べると電話でも解約できるが151など通話料が有料となる。
幸い近くに店舗があったので、毎月3220円を支払って来年3月を待つより今月中に解約手続きをしたいと思う。記録を見たところ通話もデータ通信も使っていないし、何かの登録に電話番号を書いていないのでトラブルは発生しないだろう。
UQ mobileの解約と契約期間
UQ mobileの「データ高速+音声通話プラン」は最低利用期間が12か月間と短い。さらに課金開始日から366日以上が経過していれば契約解除料は発生しないとあった。これは嬉しい。契約解除料は9500円だった。
また、電話での解約も受け付けているようなので1年後であれば気軽に解約できると覚えることにした。
ちなみに「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」はY!mobileの「スマホプラン」と同じく”更新月”を守る必要がある。
格安SIMとして『UQmobile』はアリか
ビックカメラなどにもサービスを提供しているIIJmioなど格安SIMサービスで音声SIMを契約しようとすると月額1600円前後となっていた。
この料金であればサブブランドで、au回線マジックで利用者の急増がなく、解約時の負担も少ないUQmobileの「データ高速+音声通話プラン」(月額1680円)が良いと思った。
UQ mobileは格安SIMと呼べる料金プランを用意しており、格安SIMサービスとして『UQmobile』は優秀ではないだろうか。
UQ mobileでは無料で15日間テストできる「TryUQmobile」を用意している。気になる端末があれば試す予定だ。
続き⇒Y!mobile店員に格安SIMでコスパ最高の通信サービスを聞いてみた。(解約した話)
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