iPhone XRが大幅値下げ、後継機種「iPhone11」とのスペック比較・価格差
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Appleは米国時間9月10日、クパチーノで開催したイベントでiPhoneシリーズの最新スタンダードモデル『iPhone11』を発表した。現行モデル「iPhone XR」も同時に大幅値下げを実施、2機種のスペックと価格を比較した。
iPhone11とiPhone XRのスペック・価格を比較
iPhone XRの後継機種でiPhoneシリーズの正当なスタンダードモデルとなる『iPhone11』、XRも大幅値下げを実施して販売が継続されたが、どちらを購入するのが良いのだろうか。
はじめに結論を書くと2機種から選ぶなら『iPhone11』が買いと言えそうだ。理由は価格差が1万円で、各仕様において「iPhone XR」の上を行くことが理由となる。
まず2機種の共通点を見ていこう。
6.1インチでLiquid Retina HDディスプレイ(解像度1792x828/326ppi)で筐体はガラスとアルミニウムで構成、Touch IDは備えずFace IDによる顔認証をサポート。
さらに本体サイズと重量が150.9x75.7x8.3mm/194gと同じになっている。
搭載されるセンサー類は変わらず、SIMカードの構成も同じ、コネクタも従来通りLightningを採用している。他にFeliCaやワイヤレス充電といった機能も変化はない。
次に2機種の異なる仕様を見てみよう。
iPhone11とiPhone XRの違い
2機種で最も大きな違いはカメラだろう。
iPhone11はスタンダードモデル初となる背面デュアルカメラを搭載したほか、iPhone XRの12MPシングルカメラ(広角)に対し、iPhone11は12MPデュアルカメラ(超広角と広角)となった。
さらに動画撮影では最大60fpsの4Kビデオが撮影できるようになった。iPhone XRは60fps/1080pだったので、この違いも大きい。
カメラ機能の細かいところでいえばiPhone 11ではポートレートライティングがXRの3つから6つとなり、新たにナイトモードと自動調整を搭載、ズーム撮影ではXRの5倍デジタルに加えて光学2倍(なんと動画でも利用可能)が追加された。
その一方で前面カメラはXRの7MPからiPhone11の12MPにかわっただけで他に大きな変化はない。
プロセッサはXRの「A12+第2世代Neural Engine」に対し、iPhone11は「A13+第3世代Neural Engine」となった。
バッテリーもXRより最大1時間長くなったというiPhone 11は、防水性能もIP67からIP68へアップグレードされた。
価格の違い
スタンダードモデルということで手ごろな価格に設定される2機種は、iPhone XRが84800円から64800円という2万円引きの大幅値下げされたことで価格差が縮まっている。
iPhone11の価格構成を見てみよう。
- 64GB:74800円
- 128GB:79800円
- 256GB:90800円
次にiPhone XRの価格構成(256GBモデルは用意されていない)を見てみる。
- 64GB:64800円
- 128GB:69800円
2機種の価格差はピッタリ1万円に設定されている。
先ほどのスペック比較で大きな違いはカメラだった。カメラの性能を引き出すためにチップがA13にアップグレードされたことからも1万円の価格差はカメラと言えるだろう。
逆にカメラを重視していなければ1万円も安く新品iPhone XRが購入できるということでもある。
その一方で特別な機能がなく、名前も「11」といった定番にならなそうな「XR」は販売終了になる可能性が高いように思う。そう考えると『iPhone11』が買いなのだろうと思った。
ただiPhone XRと同じように67800円から52800円の1.5万円という大幅値下げが行われた唯一のホームボタン搭載モデル「iPhone 8」も良い。自分が愛用しているからなのもあるが、多くの更新されていないアプリが正常に動きやすい枯れたデバイスも価値はあると思う。
なんといってもホームボタンが良い。
前回⇒新型iPad(10.2インチ)は買いか、iPad Airや第6世代iPadとスペック・価格を比較
リンク:iPhone 11