Fireタブレットのroot化は必要か、非rootで出来ること。
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最終更新日:2020/02/22
Amazon Kindle Fire, Fire HD 10, 製品レビュー
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Fire HD 10 タブレットのハックツールが優秀で大抵のことは行えるようになったが、読者よりroot化への問い合わせを定期的に頂くため「Fireタブレットのroot化は必要か」を記事にした。
Fireタブレットにroot権限は必要か
はじめに自分なりの答えを出すと「非rootで十分カスタマイズできる」となる。
例えばドコモなどで販売するAndroid端末であればroot化によってSIMロック解除やテザリングの解放といったことがメリットとして知られている。また海外スマートフォンでは対応周波数を書き換えることで国内のモバイル通信が行えたりする。
他にも不要なプリインストールアプリを削除したり、サービスを停止してRAMを解放したり、CPUの動作クロックを変更、果てはカスタムROMを導入して楽しむこともできる。
<root化によるメリット>
- SIMロック解除
- MVNOサービスのSIMでテザリング
- 対応周波数の変更
- 不要なプリインストールアプリの削除
- 不要なサービスの停止
- CPUの動作クロックを変更
- カスタムROMの導入
- UIの変更
上記の恩恵があるといっても、SIMフリー端末であれば最初からサードパーティのランチャーに対応していたり、SIMロック解除やテザリングの心配をしなくて良いためメリットは少なくなってくる。
もともとSIMカードスロットのないFireタブレット・シリーズではUIやアプリ、サービスで恩恵を受ける形になるだろう。
その他にはAndroid端末により詳しくなるといったことが挙げられる。アプリ開発などをするのであればroot端末で何ができるのかを知っておくのも良い。
次にデメリット、こちらの方が重要だ。
まず、root化の作業内容によっては失敗して文鎮化(起動しなくなる)することがある。
次にFireタブレットも含めroot化するとメーカー保証がなくなると思ったほうが良い。また、セキュリティが弱くなることで、銀行アプリやチート行為などの不正を恐れるゲームアプリなどが起動しなくなることがある。
Fireタブレットでroot化は必要か
最初に挙げたメリットを手に入れたい場合は、先日Fireタブレットでレビューしたハックツール(またはADBコマンドで手動設定)を用いることで実現できる。そのため多くのケースでroot化の必要はないだろう。
上記の設定は次の記事より確認できる。
⇒Fire HD 10 (2019)のレビューまとめ、Google Playやアプリ無効化ほか
個人的にroot化してまでも変更したい箇所は「ロック画面の無効化」で、これによって毎回スワイプしてから使い始めることがなくなり時短になるのが理由だ。
それもあってroot化の情報は今後も追い続けるだろう。
なお、Fire HD 10 タブレットの第9世代で全くroot化できないのかというと最新バージョンでは防がれてしまったが、その前のバージョンではroot化できていたようだ。それならばとダウングレードの術を探したが見つからなかった。
そのため、FireタブレットでFire OSのアップデート拒否する方法も伝えられているが賛否両論ある。
個人的にはAndroid OSのバージョンが大きく変わらず、Amazonサービスの小さな機能変更くらいであればrootを防がれる方がデメリットが大きいためシステムアップデートの無効も検討している。
現在Fire HD 10 タブレットのレビュー数は2108件(新しい順で表示)あり、今も不具合の報告があるためroot化できる状態になったときは事前にチェックして返品しなくても大丈夫な状況にしてから始めたほうがよいだろう。