IIJmioが新料金プランを2/24発表へ、月間3GBで月額1480円を超えるか比較する
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インターネットイニシアティブは2月4日、公式ツイッターにおいて新プランを2月24日に発表すると発表した。メッセージには「どうぞご期待ください。」とあり、自らハードルを高くしている。
IIJmioが新料金プランを2/24発表へ
通信4社の料金競争はMVNO事業者にとっては巻き込まれたくない争い、漫画ワンピースでいうところの四皇傘下となって楽しく酒を呑んでいたら目の前で喧嘩が始まったようなものだろう。しかし、それは海に漕ぎ出した船の運命でもある。
インターネットイニシアティブが今回ツイッターに投稿したのは「2月24日、IIJmio新プラン発表。どうぞご期待ください。」という短い1文だけ、少しでも語れば予想がついてしまうプランなのかもしれない。
現在、IIJmioの料金プランは音声とSMS、データの3種類があり、ドコモ網とau網が選べるようになっている。
2021年2月4日時点の料金プラン表。
音声SIMの最安プランは1GB〜の月額1180円〜という従量制プランだが、従量課金タイプなので本当の最安プランは3GBの月額1600円となる。
確かにこのままではUQ mobileのau直回線で3GBの月額1480円に比べて、auやドコモのMVNO回線にしては高すぎる。かといってUQ mobile(KDDI)に面と向かって勝負をして勝てるわけがない。
そのため、IIJmioに限らずMVNO事業者は3GB以下のプランを用意する可能性がある。例えば2GBで1180円〜1280円、大勝負に出るならインパクトのある980円だろう。それくらいの差額でないと回線品質の違いを吸収できない。
あとは楽天モバイルが禁じ手「低速モードも課金対象」というカードを出してきたので、それを真似た上で従量制プランを安くする可能性もある。それが980円かもしれない。
楽天モバイルの禁じ手は外出中やWiFiが切れるなどして少しでもモバイル通信したらカウント、しかも高速だから「あっという間」に数GBを通信し、1980円か2980円を請求できるという楽天にとって素晴らしいプラン。
気にしない人や設定できない人はYouTubeやアマゾンプライムなどで低画質を選んだりせず、そのまま通信するだろうし、現行プランがau回線なら0円対象となっているので低速なら大丈夫と誤解もあり、近い将来SNSで盛り上がることが予想される。
そして、これを真似るMVNO事業者が増えるだろう。
SMS付きとデータ専用SIMに活路か
あとはUQ mobileなどのサブブランドが用意していないSMS付きデータプランとデータ専用プランで戦う方法。
しかし、これもUQ mobileの低速時200kbps回線でYouTubeの144pが快適に見れていることから新プランの低速時300kbpsで244pや360pまで無制限に定額視聴できてしまう可能性がある。
そうなると認証や本人確認の電話として使えないデータ専用SIMは低価格にしてもユーザーに気づかれ比較されたら最期。そうなると認証にだけ使えるSMS付きデータSIMを15GBで980円といったプランでなければ、調べられないユーザーをキャンペーン特価などで獲得し続けるしか道がなくなる。
いずれにしても大手通信事業者が新プランへと切り替える直前での発表となるため、それらの隙間を狙ったプランということになるだろう。
Source:Twitter