手を入れて洗える水筒「象印 SW-JA75」購入レビュー
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昨日コカコーラの定額制サービスを記事にしていたが、ここ1年は「白湯」を飲むことが習慣となっている。
その効能については触れないが、毎回お湯を沸かすのは手間と水筒を使っていた。しかし、少量かつ洗いにくいということで「手を入れて洗える」「優れた保温・保冷性能」「持ち出せる」という条件を満たした容器を探したところ今回の「象印 SW-JA75」にたどり着いた。
手にとって分かったことや使い勝手などを記録する。
「象印 SW-JA75」購入レビュー
はじめに「手を中に入れて洗える水筒」という製品は片手に収まるほど少なく、さらに男性の手となればタイガー魔法瓶「MME-F100」(Amazon販売ページへ)しかないだろう。
手を入れて洗える水筒「MME-F100」
このMME-F100はスポーツ向け・子ども向けなのでアクティブなデザイン、北欧やモダンにクラシカルといった部屋へ置くのには相当な対策が必要だ。
しかし、2021年4月時点で広口モデル(口径7cm以上)の水筒はMME-F100を除くと保温性能の記載もない無名メーカーくらいしかない。
デザインが素敵なポット「TTB-1500」
次に象印やサーモスといった保温・保冷性能を数値で明記した期待できるメーカー品で屋内専用を探すと「TTB-1500」「TTB-1000」(Amazon販売ページへ)が見つかった。
なぜ2つ書いたかというと1Lと1.5L(2Lもある)で評価が分かれるからだ。数センチの高さが違うだけで1.5Lのほうが保温性能が高くなるのでサイズ重視なら「TTB-1000」、僅かに高くても性能重要なら「TTB-1500」となる。デザイン・見た目も少し背の高い1.5Lモデルがよかった。
さて、どちらにしようかと数週間は悩んでいた。しかし、決定打がなく購入に踏み切れない。
そして、定期的な検索と別視点での調査を行った末にスープジャーである「象印 SW-JA75」を水筒として使うことで手打ちにした。
「象印 SW-JA75」開封レビュー
本体を取り出すと何枚もシールが貼られていたが、いずれも剥がせるシールとなっている。
しかし、剥がし始めは跡残りがあるので躊躇なく一気に剥がすことをお勧めする。
背面には4枚のシール、そのうち最上段は残すよう説明があった。それならば刻印などにすればよいのではないだろうかなとど思いながら剥がした。これは恐らく水筒関係のレビューに多い「こぼれた」というクレーム対策だと思われる。
蓋は上図の他に左上の黄色いパッキンと灰色のゴムが外せるようになっている。
手を入れて洗える清潔感
新品の食器用スポンジが畳むことなく入るため、水筒用の棒がついたスポンジを購入する必要はなさそうだ。ここはモノを減らしたい人にとって重要なポイント。
説明書の「お手入れ」を見てみると次のようなことが書かれていた。
- 台所用中性洗剤をスポンジに含ませて洗う
- 金属たわし、研磨剤入りたわし、メラミンスポンジ、磨き粉、クレンザーは使用不可
- 煮沸・食洗機・食器乾燥器は使用不可
- 外側に漂白剤を使用しないこと
- 塩素系漂白剤は使用不可
- 保管は高温・多湿を避けること
注意事項は常識の範囲なので特殊な製品ではないことがわかった。次に水筒のレビューに多いサビなどについても書かれていたので記録しておこう。
赤さび状の斑点や水あかについて、水質や不純物により内側で赤さび状の斑点や水あかが付着することがある。→食酢を約10%加えた湯を入れて「せんセット」(蓋のこと)を取り付けずに30分〜1時間置いたあと、内側をよく洗う。とあった。
今回「白湯」保管に浄水した水だけを使うため、このサビ問題は起きないだろう。しかし、仕事場やキャンプ場など浄水器のない場所で洗う時は帰宅後に浄水器を通した水で洗い直ししたほうが良さそうだ。
水筒のレビューにあるような赤さびや茶色い斑点ができたら、使用環境の水質を疑い早期対処が望ましい。仮に配管が錆びていたら浄水器を導入しても通常の倍以上で消耗するだろうし、それだけでなく風呂場や洗面所の水も危険だ。
「食酢を約10%加えて〜」とやっている場合ではない。
実際に使った感想。
購入前にサイズを確認していたが、程よい高さと太さで気に入った。
タンブラー系の保温アイテムもあったが、蓋がなかったり、蓋があっても保温性能が低かったり、取手がついていて持ち出すことを想定していないなど「ポット」としても使いたかったため「SW-JA75」は求めていたアイテムと言える。
また、750mlという一人暮らしに程よい容量も嬉しい。
スープジャーと言えども最大550mlが多く、750mlの大容量は貴重な存在。私は1Lを沸かせるヤカンしかもっておらず、かつ最初の一杯はコップに注ぐため、その残りを入れるのに丁度よかった。
保温・保冷効力は容量が多いほど高いため、6時間後でも「保温:73度以上 保冷:8度以下」を維持、特に手を入れて洗えるほど口径の広いタイプは物理的に保温・保冷が劣る傾向にある。実際に他の水筒と数値を比べてもらうと性能の高さに驚くだろう。
(ここから追記)
白湯向けに長く沸かしたお湯を入れて蓋をセット、外側の金属部分はヒンヤリしたままだった。蓋があるので転倒しても大丈夫という安心感がある。
底面も熱くならず、木製デスクにおいても湿気や熱による影響はなさそうだ。
コップ1杯の白湯を飲み終えてから「SW-JA75」から湯を注いだところ、想像以上に冷めておらず火傷しそうになった。これなら寝る前に白湯をつくり寝起きに飲めそうだ。
湯を注ぐ際にこぼれるといったことはなかったが、蓋経由で付着した水たまりが注いでいる途中に落ちてきたので濡れても良いところで注ぐべきだろう。
(ここまで追記)
カラーとデザイン。
カラーは当初「ダークココア」を選ぶ予定だったが、レビューをみてまわるうちに「トマトレッド」のレトロ感が魅力的に見えてきた。それは手にとり間違いではないと感じている。
古くからある象ロゴと「ZOUJIRUSHI」の文字はシルバーで統一され、赤色も良い意味で昭和っぽさがありロゴのシルエットと相まって上品、チークで揃えた家具との相性も良い。
色々と書いてきたが気に入ったポイントは次のようになる。
- 750mlというスープジャー・水筒では珍しい容量
- 手を入れて洗える広口仕様。
- 広口なのに保温・保冷性能が水筒の上位クラス並
- トマトレッドの赤い金属というレトロ感
上記以外を挙げるなら「炊飯できる」「時短調理できる」といった料理に関する項目は欠かせないだろう。
私はコロナでスポーツクラブを辞めてから1日1食を続けているため、貴重な1食を「SW-JA75」で済ませることはないが、もち麦を放置炊飯できるという情報もあったので試す予定だ。
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