CAPTAIN STAG「クッションシュラフ」(UB-0002)購入レビュー
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夏における寝具のモバイル化で対策が必要となるのが暑さ・クーラーの冷え・寝汗の3つだろう。
その準備としてインナーシュラフを探し回り、最終的に10年も愛用して買い換えたというレビューが背中を押したCAPTAIN STAG「クッションシュラフ」(UB-0002)を注文(前回の記事へ)した。
アマゾンから到着したので開封、肌触りやファスナーの使い勝手、夏に使えるのかレポートしたい。
CAPTAIN STAG「クッションシュラフ」(UB-0002)購入レビュー
今回レビューするアイテムの主な特徴は前回の記事に譲るとして、はじめに開封前の状態を掲載する。
厚みのないスッキリした製品だが、運の問題かアマゾンの段ボールは本品が10個は入りそうなほど大型サイズだった。そのため宅配ポストなどに入らない可能性もある。
梱包は透明ビニールの袋と紙の帯だけなので、アマゾン段ボール処分のほうが大変だろう。
袋から中身を取り出すとシュラフ本体と同じ素材の「収納ケース」があった。
肌触りは馴染みある柔らかいタイプのフリース素材といった印象。表面を叩いてもホコリが舞うような雑な縫製ではなく、ここはアウトドアブランド品質の安心を感じた。
また、気になるような匂いはない。
最近のアウトドア製品やミニマムなバッグは本体自体が収納ケースになっていることが多い。しかし、「UB-0002」は別々となっていた。ここは良くも悪くも古くから愛用されてきたアイテムらしさを感じる。
収納ケースとシュラフ本体は同じ素材、カラーとなっていてHTMLカラーコードで色を探すとタン(16進表記=#D2B48C / Wikipediaへ)が近いだろう。実際は、どちらかというとワイシャツの下に着る目立たない肌着に色といった具合で、洗濯で色が落ちればライトグレーっぽくなる可能性もある。
シュラフ側面にあるダブルファスナーはYKKといったブランドではなくCAPTAIN STAGオリジナルだが、ツマミを持たずにフリースを引っ張るだけで開けるようになっていた。
これは深夜の地震などで急ぐ時に「寝袋から出られない!」といった事態を防ぐ重要なポイント、日常でも気軽に脱出できるため重宝するだろう。
メーカーロゴは右肩あたりに配置されているが、太めの糸で縫い付けてあるだけなので外すこともできそうだ。
裏地を見てみると生地の末端が切れていたり、上図のように糸がほつれているなどクオリティは高くない印象を受けた。しかし、10年も愛用していたという書き込みが本当なら構造がシンプルな製品なので結果として「タフ」なのかもしれない。
洗濯できて優秀なファスナー。
春と秋の気温が下がった時に寝袋としては使えないと思えるほど生地は薄いが、破損に繋がりそうな作り込みもなく、その一方で他社がリリースしていない(リリースしていても壊れたなどの報告あり)使い勝手の良いファスナーが高評価につながっていると思った。
上図の小さいツマミは足元を開く際に主役となる存在、大きめのツマミとは異なり生地を引っ張っても勝手に開かない構造となっており、寝ていて足元が勝手に開いて冷えることがなく、よく考えられていると感じた。
それでは最後、実際に使った感想をまとめたい。
実際に使った感想。
「インナーシュラフ」という言葉からイメージしていた通りの「薄い生地」が良いと思った。
しなやかに身体を包みながら、覆っていても風を感じるため熱くなりにくいし、蒸れにくく絶妙な生地感だ。
厚手のフリース生地にありがちな着用すると熱を溜めるような感じではない。うっすらと風を感じる薄さがオールシーズン使えるといわれるポイントだろう。
これでガシガシ洗えて2,100円前後というのはコストパフォーマンスの面でも素晴らしい。
ちなみに手持ちのロゴス寝袋と同じく2つをファスナーで連結可能、ダブルサイズとしても使用できる。
乾きやすい素材のため1つを毎日洗濯するのもよいが「連結用」と「予備用」、「長持ちさせる用」として追加購入も検討している。
防虫効果を生地に織り込んだり、新素材で限りなく携帯性を高めたインナーシュラフもあったが、UB-0002はシンプルに「寝袋用の肌着」となる製品だと思った。
とにかく触り心地とファスナーによる温度調整がしやすい。
また、生地の薄さは洗濯機に入れる時でも嵩張らないという強みでもあり、インナーシュラフ用に洗濯回数を増やすことはないだろう。
地味だけど生活を向上してくれるアイテム、それなりに時間をかけて調査した甲斐があった。
→今回レビューしたCAPTAIN STAG「クッションシュラフ」販売ページへ