スマホ決済時代のミニマリストな財布を比較・注文、Dom Teporna ItalyとabrAsus「薄い財布」の話

公開日: : 最終更新日:2021/06/19 周辺機器 ,

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2014年から何度かレビューしてきたabrAsus「薄い財布」は小さな財布として最高傑作の1つだと思う。

しかし、スマホ決済しか行わなくなり、免許証を含めたカード3枚、現金と鍵を1つに収納したいというニーズに合わなくなってしまった。

いつものようにデータセンターの中を眺めていると実用性とデザイン性、携帯性、そして価格まで全て満点を付けたくなる財布を見つけてしまった。

それがDom Teporna Italyの「ミニマル財布」という話。

(2021/06/19)記事更新。

Dom Teporna Italyの「ミニマル財布」とは。

タブクルでは過去に何度か財布に関する記事(検索結果へ)を書いてきた。

abrAsus「薄い財布」は今でも愛用中、眺めているだけで癒されるほどデザインや質感を気に入っている。その一方で2016年2月に購入してから2021年6月までの間に数回ずつ小銭とカード類をばらまいた経験がある。(abrAsus関連記事へ)

また、パンツの裏ポケットやボディバックへ入れる際に大きく感じることがあった。それは不満と呼べるほどではなく、買い替えの衝動まで育つことはなかった。

しかし、iPhoneのMagSafeレザーウォレットを見て、再びミニマムな財布を探し始めてしまった。

DSC04033

画像:abrAsus『薄い財布』購入、開封レビュー/重さや触った感想より

その際、abrAsus「薄い財布」に次の条件を加えた。

  • (機能性)小銭が取り出しやすい。
  • (携帯性)より小さい財布。
  • (新機能)鍵が収納できること。

ご存知のように機能性の向上と新たな機能を求めればサイズは大きくなり、携帯性を高めれば機能は劣ると相反するものだ。

小銭の取り出しやすさと極限の小ささを求めれば過去の比較記事で取り上げたabrAsusの小銭入れも対象だが、それではカード類が入らない。

歯医者が美容院など電子化しきれていない業界も多く、身分証や保険証も携帯しておきたい。マイナンバーカードに統一する動きもあるが私の住む街では別々にされてしまった。

カードだけiPhoneのMagSafeレザーウォレットという選択肢もあるが、マグネット・カード問題やスマホ着脱が面倒、そもそも財布は1つで十分だ。

また、キーケースも考えたが金属リングが大きく場所を取るため断念した。

本当にワガママな条件だが、それは見つかった。

abrAsus「薄い財布」とDom Teporna Italyの違い

はじめにサイズを比較したい。

  • abrAsus「薄い財布」:9.8 x 9.5 x 0.7 cm(50g)
  • Dom Teporna 「ミニマル財布」:9.9 x 6.8 x 1.5cm(34g)

なんだ厚いじゃないかと思うかもしれないが、手持ちの薄い財布にカードと小銭を入れると膨らむため、実際に計測すると1.3cm前後になる。

その一方でDom Teporna 「ミニマル財布」は膨らみにくい造り・・・というより最初から膨らんだ状態といったほうがいい。この0.2cmの違いに不満は抱かなかった。

次に幅、これが素晴らしい。

薄い財布の9.5cmに対して幅が2.7cmも狭いと知ったときはワイプ芸のようにリアクションしてしまった。最後の奥行きは0.1cm差と製造過程の誤差レベルとなっている。

この幅と薄さならスキニーでも履かない限り後ろポケットに入れても目立たないだろう。34gと軽いのでスラックスのような薄い生地でも悪目立ちしないことが期待される。ボディバックの小ポケットにも難なく入りそうだ。

Dom Teporna Italy

Dom Teporna 「ミニマル財布」の機能・スペックは次のように紹介されていた。

  • 小銭入れ × 1
    =コイン × 15枚程度
  • カードポケット/札入れ × 2 [推奨収納]
    =お札 × 1-5枚
    =カード × 2-3枚

abrAsus「薄い財布」がカード5枚、コイン10枚、お札10枚だったこともあり、違和感なく乗り換えられそうだ。

なんと言っても小さくなっただけでなく、小銭が圧倒的に取り出しやすい。

Dom Teporna Italy 20210618190253

ここに家と自転車の鍵も入れる予定だ。

これで電子決済により使わなくなった小銭入れの有効活用ができた。デッドスペース、ダメ!絶対。

実はabrAsus「小さい財布」が同等サイズで存在するのだが、上図の小銭ポケットとシンプルな使い勝手がDom Teporna Italy「ミニマル財布」の決定打となった。

懸念点は、小銭ボタンの金属メッキが剥がれたというレビューくらいだろうか。あとは本革(牛革・イタリアンレザー)なので縫製と革の仕入れ元に問題がなければ長く付き合える。

abrAsus「薄い財布」は壊れても買い直す「最後の財布」と思っていたが、電子決済によるミニマム財布の時代到来により7年ぶりの買い替えとなった。

それにより小銭の使い勝手を向上し、鍵まで収納できるかもしれないのだから楽しみだ。

今は本革ウォレットの最適解としか思えないが、明日アマゾンから届き次第、写真付きで感想をレポートしたい。

(ここから追記)

「→実際に注文したアマゾン販売ページへ」と書いたが、配送予定日時になっても届かず、Amazonカスタマーサポートに電話したところ当日中に届くかわからないどころか、明日届くかもわからないと回答があった。

また、配送業者「Amazon」となっていてもカスタマーセンターでは配送の詳細を確認したり、連絡を取ることもできないという。

時間を再設定できると案内されたが、同時に「その時間に届くかはわかりません」とも伝えられた。それは私の待ち時間を指定して拘束するだけの口約束ではないだろうか。

久しぶりにアマゾンで購入したらデリバリープロバイダ時代より配送サービスが悪化していた。名称が「Amazon」に変わっただけなのだろうか。

やはり1日遅くても楽天でヤマト運輸が正解だったと後悔している。

ヨドバシは高速配送により注文から数時間で届くし、楽天は配送業者で購入ショップを選べる。私にとって今回の件は「Amazonプライムは配達が早い」という過去の記憶を「Amazonは配送に対する考え方が著しく悪く、配達状況さえ確認できないECサイト」にアップデートできた良い機会だったのかもしれない。

そのうちドローン配送に代わってもECサイトの姿勢が悪ければ荷物トラブルは変わらないだろう。

アマゾンにしかない商品が欲しくなったときは、この記事を読み返したい。

→私が当初購入しようとしていた楽天ショップ販売ページ

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