8in1の小さなiPad用ドッキングステーション「LENTION製USBハブ」購入レビュー
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もうアマゾン販売ページの製品名は「USBハブ」から「ドッキングステーション」に変えてしまっても良いと思う。
ノーブランドで購入前は不安だったが、優秀な「USBハブ」(!!)を入手できたようだ。
大晦日に届い「LENTION製USBハブ」をiPad mini 6へ接続して充電したり、SDカードから一眼レフの写真を読み込んだりして半日ほど使った。
一般的なUSBハブのトラブルといえば、充電すると持てなくなるほど熱くなるという話やUSB端子が長いor短いことによる接触不良、そもそもUSBが認識しないといった報告を見かける。
それを乗り越えると、次はSDカードの読み込みが遅いとか、いつまでも充電が終わらないといった第2の試練が待っている。
そうして2つの波を乗り越えた先には数日後、数週間後、数ヶ月後、あるいは保証期間が切れる頃に動作しなくなる第3の試練「文鎮化」が待ち構えている。
そんな周辺機器に対する防衛手段としては、今後も使えるUSB-C規格の端子で、かつiPadが折りたたみ式になっても対応できる長いケーブルのUSBハブを選ぶことだった。
この記事では初日なので「第1の試練」しか試すことはできないが、実際に使った感想や1mという長いケーブルの対処法を書いていく。
「LENTION製USBハブ」購入レビュー
はじめに「LENTION製USBハブ」を購入しようと思ったポイントを振り返りたい。
USB-Cポートは2基、Ver3.0でデータ転送最大5.0Gbps、Power Delivery充電時は最大60Wに対応しているためiPad Pro標準の18W充電アダプタでは電力不足になるとしており、30W以上のUSB PD充電器を使うよう推奨している。
HDMIポートは4K(3840×2160@30Hz)、FHD1080P(1920×1080@60Hz)に対応、Amaoznレビューにはイヤホンジャックとの差し込む順番で音声出力先が変わるようだ。
カードリーダーはUHS-I規格のSD、SDHC、SDXC、MicroSD、MicroSDHC、MicroSDXC、TFカードに対応。
データ転送は最大104MB/Sと遅め。
- 外形寸法:約幅110×奥行き43×高さ12.5(ケーブルを除く)
- 重量:約88g
- ケーブル長:約1m
筐体はアルミ製で「製品自体は8-10Wぐらいの電力が必要」とあったが恐らく4K出力やフルHD出力、SSDディスク接続など状況に応じて公表値とは異なる数値になるだろう。
「LENTION製USBハブ」の質感や使い勝手
製品パッケージの時点で5,000円台らしい安心感があった。
次にUSBハブを持ち上げたときにヒンヤリとしたアルミ筐体と製品写真よりも小さく感じる薄さ、軽さがあった。
また、1mという長いUSBケーブルも太すぎて困るほどでもなく、かといって頼りないという印象もない。4K出力やPD充電に耐えられるグレードのケーブルだと思った。
外観・デザイン・質感においては価格以上、ここまでで良いアイテムを見つけた満足感があった。
注意して確認したが、各ポートに錆や欠けた箇所、筐体への傷などなかったので返品されたものを再送した様子はない。
実は最近、Amazon購入で注意していることがあって返品の再出品対策として「同じカテゴリーでも微妙に高い価格の製品」を選んでいる。もちろんレビューが多い製品で、だ。
たとえば同じような製品が999円で何個も売られているなら1,299円でレビューも多く高評価、さらに999円のレビューでトラブルから買い替えたとして1,299円のアイテムが紹介されていたら安全だと思う。
今回のような周辺機器やキャンプ用品などは類似品が多く、ブランド名の印字だけを変えたモデルも多いため注意しよう。
ちなみに今回の「LENTION製USBハブ」を選んだ理由は、ケーブル長1mと長く、イヤホンジャックがあり、USB-Cx2基にHDMIがあり、LANポートを省いたおかげで極薄を実現するという唯一無二の製品だったこと。
そのため比較対象はなく、上記の安全対策が行えないなか注文したので品質に喜んでいる。
なお、有線LANポートを求めるレビューもあったが最近までmicroUSBポートや標準SIMカードスロットを求めていたのと同じようにホテルやカフェなどでも有線ケーブルは姿を消すと思っているので「薄さ」を重視した。
実際に使った感想。
最初に試したのはUSB PD充電、数時間後に確認したところ「LENTION製USBハブ」とiPadはヒンヤリとしていて熱くはない。充電時に聞こえる特有の電子音もなかった。
特に気に入っているのは、USB-Cの充電ポートとiPad接続用ケーブルが直線上にあること。
上図のようなノートパソコンにあった電源アダプタ風の使い方ができるのだ。
電源アダプタと異なるのは、高い拡張性を持っていて熱を持たず、静かで、小さく、軽いことだろうか。
上図のようにSDカードなどが集中する面の反対側は何もないデザイン、ここも重視したポイントだった。
アマゾンで探してもらうとわかるが、実際に設置したら困るのではないかと思うほど様々な方向へケーブルが飛び出る設計のUSBハブが意外と多いのだ。
USBケーブルの端子については、iPadに差し込んでからカクカクしたり、カタカタと動かせるといったことはなく価格に見合った品質だと思う。
通電中は上図のように白色LEDランプが点灯、カメラによって膨張して映っているが実際は穴の奥で点灯していて控えめな印象だ。
SDカードを差し込んで・・・
この記事に掲載する画像を一眼レフで撮影してiPad mini 6で読み込むことにした。
SDカードを挿してフォルダを開くとMacBookと同じ名称のSDカード用フォルダがあり、文字化けもなくコピーすることができた。
そのままiCloudへ保存してMacBookの前に移動、しばらくしてノートパソコンで記事を書く習慣から抜け出せていないことに気付いた。
それくらいスムーズに、MacBookのSDカード読み込みと変わらない使い勝手だったということだろう。
1mケーブルの対処と感想・まとめ
半日ほど使ったところ特に問題はなく、手に取るたび薄くてニヤけてしまう。
1mという長いUSBケーブルへの対処は次のように市販のバンドでとめることにした。
USBハブ本体が薄くて軽いこともあって、ケーブルごと巻き付けると程よい重さになってケーブルに負けて浮くことがなくなった。
実際に使う時は上図のような感じになる。
このスタイルが良い点はベルクロ(Amazon検索結果へ)を別の場所に巻いておけば、様々な場所にUSBハブを設置できることだ。
そのため、USBハブがロボット掃除機の邪魔をすることはない。
「LENTION製USBハブ」はUSBハブとして使えるだけでなく、iPad充電ケーブルの延長コードとしても使えるためノートパソコン化には必須のアイテムとなりそうだ。
次回はiPad mini 6をHDMIケーブルで外部モニターに接続した話を記録する。
続き→iPadでHDMI出力、USBハブ「LENTION C37-1M」導入レビュー
前回→iPadをノートPC化するUSBハブ選び
→今回レビューしたUSBハブのAmazon販売ページへ