iPhone SEをコンデジ化、MagSafeで着脱簡単

公開日: : 最終更新日:2022/04/02 Apple , , ,

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iPhone SEのMagSafe編も折り返し地点に入ってきた。

GR3x購入からiPhone SEを補助カメラとして使うべく、下図のようなアクセサリーを見てまわったが、簡単に着脱できて何役もこなせるアイテムはないか悩んでいた。

  (画像)ULANZIスマホホルダーの詳細はAmazon販売ページ

そうして出した答えが前々回のMagSafe化リングと前回のMagSafe財布、今回のHAKUBA フリップバック カメラグリップ「型番:FBG4」(Amazonへ)となる。

この記事では開封から装着、実際に近所の桜を撮影してGR3xとの2台体制は可能かなど感想を記録したい。

iPhone SEのコンデジ化、完結編。

はじめに製品パッケージ、前回の記事に掲載しているが改めて登場してもらおう。

上図のとおり、本来の用途はRX100などグリップのないコンデジに後付けするための便利アイテムとして存在している。

過去にRX100シリーズでSONYの後付けグリップを装着したときは掴みやすくなったと記憶している。

今回レビューするHAKUBA フリップバック カメラグリップは4種類あり、購入した「G4」は4つの中で最もサイズが大きくグリップしやすいというレビューがあったことから選んだ。

MagSafe財布に取り付けることで、カメラ撮影時は財布の厚みで掴みやすさが向上、その一方でバスタイムや充電時には取り外せるのが強みとなる。

実際に並べると上図のようなサイズ感、最も小さいモデルは横幅3センチほどなのでG4を選んだ。

ESRのMagSafeリングと同じように3Mテープを剥がして、MagSafe財布に貼り付けた。

財布の素材は石油由来か植物由来か不明のヴィーガンレザーだが、簡単に剥がれる様子はない。

実際に装着した感想。

MagSafe財布のヴィーガンレザーの手触りはサラサラしているが、G4はカメラグリップらしい適度な摩擦がある。

上図の位置にあると人差し指でiPhoneを支え、中指以降でG4を包むように持つことができる。

狙い通りMagSafe財布の厚みにより、カメラ撮影用の横持ちでも片手のまま親指でホームボタンを押すことができた。

バスルームに持ち込むときは上図のように取り外せばOK、それ以外はスタンドとして使用しているので基本的に装着したままが多い。

災害時などの緊急脱出を考えると財布には身分証明書と紙幣・カードを入れるのがよさそうだ。

GR3xとの2台体制は可能か。

メンタルの問題かもしれないが、屋外でスマートフォンを横向きにしたカメラ撮影に抵抗を感じていたが、桜を撮影した際に財布の適度な厚みとグリップ力UPによりインスタントカメラのような感覚となって抵抗が薄れたのを感じた。

つまり、楽しく撮影できるようになったのだ。

RX100を持った時にグリップがなくて撮影しにくいと感じ、後付けグリップを取り付けた時に味わった開放感に近い。

これなら大昔にレビューしたスマートフォン向けの着脱できるカメラアダプターを装着して楽しむこともできるかもしれない。財布の厚みによってレンズだけが飛び出ることもないだろう。

桜の写真から見る違い。

せっかくなのでEOS KissとGR3xの「AVモード+ISO100」を共通にして撮影した桜を見比べたい。

1枚目はEOS Kiss+SIGMA 30mm f1.4 EX DC HSMレンズ(F1.4 , 1/3200s , EV0)で撮影した桜。

RAW撮影できない機種ながら上図の通り、明るくて春らしい写真となった。

次にGR3x(40mm , F2.8 , 1/1600s , EV0)で撮影した桜。

これはRAW+JPEGで撮影したJPEG撮って出しの画像。

続いて、上図のRAWデータをGR3x内のRAW現像機能を利用して明るさを調整した写真。

GR3xのRAW現像機能にはポジフィルム調など楽しめる機能が内蔵されているが、今回はスタンダードで書き出した。

最後にiPhone SE 2での写真も掲載しておく。

お恥ずかしながら見るに堪えない写真となってしまった。

過去にiPhone 5で映画が撮影できるとCMしていたが、iPhoneがプロの仕事に耐えられるのではなく、プロだからiPhoneでも映画が撮れたのだと当たり前のことを実感した。

このことから極論を言えば、素人であればあるほど大きなレンズで空気感を捉えてくれてソフトウェアも程よく進化したAPS-Cあたりが「それなりの写真が簡単」なのだろう。

iPhoneで上手に撮影できるよう工夫する楽しみができたので良しとする。

以上4枚、それぞれ好みの問題もあるが個人的には1枚目のEOS Kiss X9+SIGMA F1.4が持つ透明感、3枚目のGR3x(RAW現像後)の空や桜の色味が気に入った。

GR3xとの2台体制でEOS Kiss X9を卒業できるかについては、F1.4レンズの透明感に未練を覚えていて決断できないでいる。それでも初めて機動力ある2つのカメラが誕生したことで自然と何かが淘汰されていくのかもしれない。

今回レビューしたグリップ詳細はAmazon販売ページ

前回→iPhone SEを財布化、スタンド付きMagSafeウォレット購入レビュー
続き→iPhone SEでもUSB-C充電、MagSafe完結編

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