MNPワンストップ化、2023年4月にも試験運用へ
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
総務省は4月1日、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)制度における転出と転入という2つの手続きを1つにまとめるワンストップ化へ向けたスケジュールを公開した。
早ければ2023年4月からの試験運用を目指す。
MNPワンストップ化へ向けた動き。
2022年4月時点では異なる通信サービス事業者へ契約を切り替える際、電話番号を持ち運ぼうとすると2回のMNP手続きが必要となるが、引き止め策として来店要求や電話による認証を必須にするといった妨害行為が行われてきた。
その手間から乗り換えを諦めるよう通信事業者は工夫してきたが、今回のワンストップ化によりWebサイトからの申し込みだけで手続きが終わるようになるという。
総務省のMNPワンストップ化において、Web手続きが優先される理由としてはMVNO事業者の多くが採用していることが挙げられている。
しかし、ワンストップ化に対応が困難としている一部の事業者もいるため当面は現行の手続きを並行して行われる期間があるようだ。
また、想定されるトラブルとして簡単にMNP手続きが行えるために発生する移行時の認識不足や説明不足が挙げられており、それに対しては事業者と総務省が情報提供を行うとしている。
具体的なスケジュールは2022年6月末までにシステム仕様検討を行い、2023年3月末までにシステム構築を終え、同年4月から試験運用を目指すという。
Source:総務省(PDF)