次期MagSafeはデータ通信に対応か、Appleが特許出願
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
米国特許商標庁(USPTO)は米国時間4月14日、Appleがワイヤレス充電「MagSafe」について幾つかの欠点を克服するとした新たな特許に関する資料を公開した。
そこにはMagSafeでのデータ通信をサポートする内容が記されている。
新しいMagSafeはデータ通信に対応か。
Appleが特許出願の資料に挙げたMagSafeの欠点として「ヒートトラップ」がある。
具体的には一部のアクセサリデバイスを接続した際に位置による問題で熱を帯びてしまうという状態を指しており、同社は今後のプロセッサ技術の進歩で処理速度は速くなり、多くの熱が発生。これにより「幾つかの電子機器」は特定の温度に達するとプロセッサを絞るように設計、デバイスと温度の状況に応じて一部のデバイスはシャットダウンする場合があるという。
これを解決するためにiPhoneはMagSafeアクセサリの磁場センサーを検出し、その位置からMagSafe充電器とMagSafeケース等を区別できるようになるとしている。
データ送信への取り組み。
もう1つの特許として、磁気ベクトルに基づく認証によるデータ送信を挙げている。
これによりMagSafeを介して全てのユーティリティ領域が解放され、MagSafeアクセサリが近くにあることを認識、MagSafeアクセサリは識別情報を持ったキーとして使用できる模様。
また、2番目に公開された特許出願資料には「ガラスセラミックコンポーネントを含む電子デバイス」のアイデアがあり、その中でワイヤレス充電システムのコンポーネント上での使用に適していると記されている。
このことから背面にあるAppleマークがガラス製となり、そこを通じてMagSafeによる充電や認証、データ送受信が行われるようになると見られている。
今回の特許出願資料を読んだユーザーからは、Appleが欧州の制裁を受けてもLightningからUSB-Cに変更しない理由がわかったという声やiPhoneからポートがなくなる日も近いとする声、MagSafeは非効率だとする声などが上がっていた。
<関連記事>
iPad miniのMagSafe化を試す。
iPhone SEでもUSB-C充電、MagSafe完結編
ケーブルレスなiPad mini 6、最高かよ!っていう話。
Source:USPTO / appleinsider