Mac miniのキーボードとマウスはMacBookで良かった話。
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最終更新日:2022/07/05
Apple Mac mini, MacBook, MacBook Pro, 製品レビュー
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ここ最近KengingtonとLogicoolの有名なトラックボールマウスが2つともチャタリングを起こして新たなトラックボールマウスを探し回っていたが、なんだかんだでIntel版MacBook ProからユニバーサルコントロールでMac miniを操作するほうが安定しているという結論に辿り着いた。
これは私がスタンディングデスク・スタイルでMac miniのディスプレイを高い位置に置いていて、MacBookを腰の位置に設置していることも入力しやすさに影響していると思う。
Mac miniのキーボードとマウスはMacBookで良いと思えた理由について自分なりに考えた内容を記録したい。
Mac miniはMacBookでの操作が落ち着く。
Mac miniはキーボードやマウス、ディスプレイ、バッテリーを内蔵しない代わりに割安かつ熱暴走によるトラブル報告も少ないのが特徴。
しかし、アップルシリコン(M1)の誕生当初に購入したこともあって数多くのメジャーアプリがM1チップに対応しきれず使い物にならないと1年ほど眠らせていたが、最近ではアプリ対応も落ち着き、Intel版MacBook Proが霞むほど快速ぶりを見せつけている。
そうして平穏な日々を過ごしていた。
そこへ先月よりMX ERGOなど2大トラックボールマウスの有名機種が相次いでチャタリングを起こし、OSやソフト面でのトラブルとして対処したが寿命という可能性が否定できなくなっていった。
そんなタイミングで椅子に座らないスタンディングデスク・スタイルにして生産性を高めようという企画を勝手に始めたものだから代わりのマウス探しは難航した。
Mac製品に合うマウスとは
新しいトラックボールマウスはエレコムのDEFT(Amazonへ)に決めたところまでは良かった。
しかし、サードパーティ製のマウスを使っていると稀にソフトウェア設定のカスタムボタンが設定した通りに動かないことを思い出す。
そうなると先日の価格改定(記事へ)でホワイトカラーまで税込16,800円となったMagic Trackpadをマウスとして迎えいれようかとも考えた。
しかし、Lightning端子での充電が必要なことやスタンディングデスクを机ではなく「細長い棚」にしていることからキーボードとマウスを並べておくスペースはない。
よくよく考えてみれば「Magic Trackpad」は、手持ちのMacBookのTrackpadを取り出した製品であることを思い出す。
マウスやキーボードのカスタマイズアプリもTrackpadに対して細やかな設定ができるよう開発していることも多く、ロジクールやエレコムなどサードパーティ製を導入するよりコストパフォーマンスに優れていると思えた。
Mac miniのキーボードとマウスを入れ替えよう。
そこで下記のように入力装置を入れ替えた。
- キーボード:(現)Magic Keyboard→→→(新)Intel版MacBook Pro
- マウス:(現)Kensingtonトラックボールマウス→→→(新)Intel版MacBook Pro
Magic Keyboardは2020年5月に購入(レビュー記事へ)してからコンパクトでMacに合った配列で使いやすく気に入っていたが、実はMacBook Proのキーボード配列もまた同じで使いやすい。
それなのにMacBook Proを使わなかった理由はユニバーサルコントロールがなかったことと、MacBookの発熱で常に手を置いておけなかったから。
そして、MacBookはMagic Keyboardだけでなく、TrackPadも内蔵している。
(Mac miniではない)Intel版MacBook Pro側の設定は次のようにしている。
- ディスプレイの明るさゼロで完全OFF
- システム環境設定→キーボード→Touch Bar→F1など表示
- システム環境設定→ディスプレイ→ディスプレイを追加で「Mac mini」を選択
上記の設定をすることでMacBook内にあるマウスカーソルを上部へ移動すればMac miniに接続した外部ディスプレイへカーソルが受け継がれて、そのまま操作できるようになった。
さすがに純正だけあって入力がしやすく、マウス操作も違和感がない。
唯一の残念ポイントがあるとすればユニバーサルコントロールが音声入力に対応していないこと、MacBook側のマイクを拾ってくれると思っていたがMac miniにマイクを接続しないと対応できないようだ。
MacBookのキーボードを使うことによってMagic KeyboardとTrackPadを1つずつLightningケーブルで充電する必要がなくなった。
それだけでなくMacBookにある残り3つのUSB-Cから電源供給できるため周辺機器とのアクセスも改善した。
M1版MacBook Airが最適解か。
これまでの内容からキーボードとしてもマウスとしてもMacBookは優秀であることがわかった。
しかし、Intel版は熱を持ちやすくメモリ16GBを積んでいてもブラウザが遅くなる時があるため、M1チップのMac mini同等のMacBookがあれば1つで済むと思えた。
また、MacBook ProのTouchBarは不要だった。
そのため、システム環境設定からファンクションキーを表示するよう設定しているが、それをすることなくダイレクトアクセスできるM1 MacBook AirのキーボードこそがMagic Keyboardに近く、最適解ではないか。
つまり、下記の持ち物を手放せるということだ。
- M1 Mac mini
- Intel MacBook Pro 13インチ
- Magic Keyboard
- 各種マウス
上記を全て手放してM1 MacBook AirとUSB-C対応モバイルモニターがあれば十分だろう。
例えばMac miniでSSDやRAMを交換できるなら話は別だが、電源がメガネ型ケーブルだったり、MicroSDカードスロットさえもない小型PCとしてみればM1 MacBookを購入して、iPad向けUSB-Cハブ(のSDカードスロット)を使いまわしたほうが遥かにスマートだ。
何よりユニバーサルコントロール経由で操作する必要がなくなり、音声入力もMacBook Airのマイクを使用できる。
ただ、現状の構成にもメリットはある。
手持ちのMac miniと同じM1チップにメモリ16GB+SSD 1TBという同じ構成だと218,800円かかることがわかった。
Mac miniでも同じ構成で17万円になったので大きな差はないかもしれないが、Intel版MacBook Proを入力デバイスとして使って様子を見るのが良さそうだ。
また、Intel版MacBook ProはMagic KeyboardとTrackPadの代替デバイスとしてだけでなく、緊急用の控えMacとしても使用できるので2台持ちを継続という選択肢も悪くない。
現時点で判明している問題はIntel版MacBook Pro(Core i7 – 2018)はTrackPadの左右にある両手を置くところが熱くなってしまうこと。
その対処法としてIntel版MacBook Proを省電力化を行う必要がありそうだ。
次回はIntel版MacBook Proを省電力化、入力デバイス化について記録する。