エコバックス、AIロボット掃除機「DEEBOT T10 OMNI」開封レビュー
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ECOVACS社が2022年9月24日より発売する最新のロボット掃除機「DEEBOT T10 OMNI」を実際に使用した。
これまで「ECOVACS DEEBOT N8+」を使用してきて自動ゴミ回収の手軽さに満足していたが今回は水タンクの自動吸水とモップ洗浄に自動乾燥まで行ってくれる。
それだけではなく高いカメラ性能を活かした見守りカメラや独自の音声アシスタントで好きな時に声をかけて掃除できるようになっていた。
初回となる記事では開封レビューを中心に外観や設置場所などについて記録していく。
ECOVACS DEEBOT T10 OMNI レビュー
ロボット掃除機が届くたび大きな梱包箱に驚くのが恒例となっていたが、「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」は水タンクや乾燥機までついているので相応の覚悟をしていた。
しかし、「ECOVACS DEEBOT N8+」の時と梱包箱サイズは大きく変わらない印象。どちらかというと重さのほうが気になった。
配達の方が「重いですよ」といって床に置いてくださり、どれほどかと試したところキチンと腰を下ろさないと持ち上げられない重さだった。
それだけ多機能に進化しているということ、動悸なのかもしれないが胸は高鳴る。
梱包を解くと最初に上図のスタートガイドがあった。
このスタートガイドは日本語もあり、1〜7まで順番に設定すれば使用開始することができた。取扱説明書が苦手という場合はスタートガイドだけで十分だと思う。
中身を取り出すとロボット掃除機より「全自動クリーニングステーション」の存在感が凄い。この装置だけで次のことができるという。
- 容量3Lのゴミパック(60日間)
- モップを自動洗浄
- 熱風による自動乾燥
- 清水/汚水タンク分離
ここまで来ると家庭用だけでなくオフィスや店舗の床掃除も任せたくなるレベル、人件費の節約ができるのではと思える領域に達している。
「全自動クリーニングステーション」をチェック。
はじめに水タンクを見ていきたい。
上図の左から汚水タンク(黒色)と清水タンク(水色)となっている。
使い始めるときは清水タンクに水をいれておくだけでよく、ロボット掃除機がモップを洗浄し始めると汚水タンクに水が溜まっていくシステム。
4リットル入るというタンクは見た目以上に水が入って驚いたが、それだけ長い期間の手放し運用ができるということ。
実際に使っていて気づいたのは「イコ、掃除を開始して」と音声で始動させると、そこで水タンクから水が注入されてステーションを出発するようで衛生的だと感心した。
タンクの間には上図のような掃除用のブラシが隠されている。
地味な話だが「ロボット掃除機の本体を掃除」するためにハンディクリーナーや箒を使っていたので、このブラシは助かっている。
立ち位置的にはトイレ用の掃除ブラシを用意してくれているというイメージ。
「全自動クリーニングステーション」の前面部分を撮影、中央部分に引き出すタイプのダストボックスがあった。
このダストボックスは最下部の駐車スペース上部にあるボタンを押し上げることで取り出せる。
3リットルの大容量ダストボックスとなっており、60日分のゴミを収納可能。
ダストボックを取り出すとフィルター用のスポンジがあった。
先日16カ月目のレビューをした「ECOVACS DEEBOT N8+」の記事でゴミ回収時に金属の匂いがすると書いたが、「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」を2週間ほど使っていて匂いを感じたことはなかった。
そういった面でもステーション部分が進化しているのだと感じた。
最下段の駐車スペース、ここにロボット掃除機は自動車のように後ろ向きに駐車して水拭きモップを洗浄、温風による乾燥がスタートする。
こうなると駐車場というよりもガソリンスタンドで見かける洗車スペースといった感じ。
次に背面を見てみると日本の認証を含む各種マークが並び、型番「CH2208」や製造年月などが記載されていた。
その下には電源コードを巻き付けるためのパーツと電源コードを差し込む穴があった。
ロボット掃除機本体をチェック。
ここからは本体であるロボット掃除機をみていきたい。
梱包を解くと上図のようにアクセサリーが現れた。
これまで使ってきたロボット掃除機の水拭きモップとは明らかに異なる、回転式モップの存在感が強い。
下段にはロボット掃除機があった。
本体を見た第一印象は「キレイ」だった。
先日レビューした「ECOVACS DEEBOT N8+」をはじめエコバックスのロボット掃除機は数機種を使ってきて、いずれも白色で傷もなくキレイな状態だった。
しかし、「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」はパネルがよくあるプラスチックな質感ではなく大げさに言うならピアノ塗装のような艶っぽさがあってキレイだった。
さすが上位モデルだなと印象に残っている。
そんなパネルを外すとダストボックスと電源スイッチがあった。
底面にはモップとブラシを差し込むための穴とタイヤ、中央に回転ブラシがあった。
このタイヤ部分は段差20mmを超えることができるとして手で引っ張るとグインと伸びるので驚くかもしれない。
先ほどのアクセサリーを取り付けていく、モップは面ファスナーとなっていて交換可能。
これがグルグルと回転して掃除していくので、今まで擦らないと取れにくい汚れも奪い去っていく。それもあって掃除中にモップが汚れたと話し出してステーションに一時帰還することも。
最初は掃除途中に帰っていくので驚いたが、モップを洗浄して吸水、再び出発する姿に思わず(心の中で)敬礼してしまった。
ロボット掃除機の梱包箱にあった付属品は上図の取説と電源コードとなっている。
ステーション側も含め付属品は少なくシンプルなのも好印象、意外と備品が多い家電は保存や管理が大変なので助かる。
実際に使った感想、設置した第一印象。
ここからは使用した大まかな感想と設置した第一印象を書いていく。
まずロボット掃除機としての性能については「水拭きモップが本格的になった」ということに尽きる。
今までのロボット掃除機がクイックルワイパーの水拭きであれば、「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」はモップ専用の掃除機といった感じ、定期的にモップを洗浄しにいく後ろ姿も気に入っている。
下図のような2つのタンクを搭載していることから今後の進化が楽しみだ。
また次回以降のレビュー記事で触れるがアプリも進化、ステーションに駐車中はもちろん稼働中もカメラで室内の様子を見ることができたり、見守り機能は普通に楽しい。
続いて実際に設置した感想。
さすがに「DEEBOT T10 OMNI」のほうが場所をとっている。
しかし、「DEEBOT N8+」は左右にあるスペースを掃除できないこともあって周辺をキレイに保てるという意味では「DEEBOT T10 OMNI」の大きなステーションのほうがよかった。
掃除機の向きが反対になり、カメラが前方を向いていることで見守りカメラが利用可能となっている。
また、カメラの上部にある物理スイッチにはLEDランプがあり、「OK、イコ」と呼びかけた際の反応が色で表現されるのもスターウォーズのR2-D2に話しかけている気分にしてくれる。
そのうちベランダへのドローン配送で代わりに受け取り手続きしてくれるんじゃないかとまで妄想してしまう。
発売日と価格・特別クーポン
「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」の発売日は2022年9月24日、価格は149,800円(税込)となっている。
Amazon.co.jpの公式ストアでは発売記念として10,000円OFFで購入できるクーポンを販売ページで配布するほか、今回エコバックス社からタブクル向けに特別クーポン「ec3000off」を発行していただいた。
この特別クーポンはレジで適用可能、先ほどの1万円OFFクーポンと併用できるとしている。その他、消耗品のプレゼントキャンペーンも実施するとのこと。
アマゾンでは既に販売を開始しているが9月24日のクーポン有効まで待った方が安く購入できるので注意したい。
次回よりカメラを含むアプリ機能やモップや掃除の音量など順次レビューしていく。
続き→ECOVACS DEEBOT T10 OMNIの洗浄トレイが汚かった件(清掃方法・レビュー)
→最新の在庫や紹介動画などはアマゾンの「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」販売ページへ