ECOVACS DEEBOT T10 OMNIの洗浄トレイが汚かった件(清掃方法・レビュー)
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本日の教訓「ロボット掃除機の清掃は定期的に行いましょう」
(注意:この記事には汚れを写した画像があります。)
回転する水洗いモップを清水で洗浄までしてくれる最新AIロボット掃除機「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」を2022年9月23日から使い続けている。
しかし、1度もモップを洗浄するトレイを掃除してこなかった。
約1ヶ月前、その結構な汚れと排水できていない事実を知ってしまった。
すぐに掃除しようと試みるも取扱説明書(PDFへ)を見ても下図にある簡単な手順しか書かれていない。
上図ではブラシが付属していたことを思い出したくらいだった。
そのブラシを使って洗浄トレイに溜まったヘドロをかき回して排水を促したが綺麗になる気配はない。
そこで洗浄トレイの清掃について検索するも、製品レビューは結構な数があるのに洗浄トレイの清掃については1件もヒットしない。
そうして「ヘドロが溜まり排水できない場合」については「雑巾や手で除去するしかない」のかと絶望して1ヶ月ほど放置してしまった。
しかし、なんとか解決できたので取扱説明書やECOVACS社の動画にも紹介されない対処法を記事でシェアしていきたい。
ECOVACS DEEBOT T10 OMNIの洗浄トレイを清掃する方法
(注意)ここからはヘドロというか汚れを写した映像が続く。
はじめに掃除する前の状況を見ておきたい。
下図のように少しこびりついたような状態、このまま使用するのは勇気がいるため最近1ヶ月間は別のロボット掃除機を稼働させていた。
一人暮らしでペットは飼っていない。埃の出やすい羽毛布団を処分して寝袋へ移行しており、洋服の繊維がメインのためかドラム式洗濯機のヘドロに似ていると感じた。
上の写真で見えにくいがヘドロが詰まって排水できていない。
シート式の水拭きでは感じられなかった床がキュッとする状態に磨いてくれていただけある。吸引だけでは回収できなかった汚れとも言える。
さっそく清水タンクと排水タンクの間に収められている下図の掃除ブラシを取り出した。
このブラシは取手の根元部分にあるボタンを押すことで伸ばしたり短くして使用できる。
実際に洗浄トレイを掃除するときは手前〜中央付近までは伸ばした状態で汚れをこすり取ることができた。
奥へ行くほど伸ばした状態ではブラシが回転しにくくなるため、短くすることで角などの細かい箇所を掃除できる。
洗浄トレイの清掃方法がネット上に皆無だったため、取扱説明書を1枚目から順番に見たところ、有力な手がかりとなったのが上図の右中央だった。
青いパーツで「フィルター」という説明がある。
これが唯一の手がかりだった。
しかし、実物の洗浄トレイはヘドロで中が見えない。
そこで、自分の過去記事から開封直後の写真を探して比較することに。
!!!
よく撮れている!我ながら素晴らしい!!!
これで上図の中央にある小さな穴から排水していることがわかった。
このパーツにヘドロが詰まっているのかとインディージョーンズの映画に登場した気分で汚れの中に手を差し入れて引き上げようとするも抜ける気配はない。
ここで再び現状をチェック。
上図の小さな排水ホールにヘドロが溜まっているから排水できていないはず。
一気に解決する方法はないのかもしれない。
仕方がないので地道にブラシで掻き出しながら排水を促す作戦に変更。
そうして、ようやく排水に成功した。
少しだが排水タンクにヘドロが移動しているのも確認。
排水パーツを外せない以上、母艦の水滴マークを押して水を注入→排水を7回ほど繰り返しながらブラシでヘドロと格闘した。
その7回目の結果を見ていただきたい。
かなりヘドロが除去された。
この洗浄トレイ清掃には2つほどコツがあった。
- ブラシでヘドロを叩いて細かくすること
- 排水時に排水ホールをブラシで擦ってヘドロを破壊すること
不思議なことに、8回目あたりから綺麗にならない状態が続く。
よく見てみると清水を注入する際に中央から水が侵入するため、両サイドの壁が設けられた箇所にヘドロが押し流されてしまい、それが帰ってこないのだ。
排水する時はヘドロを両脇から水で押し流す仕様ではなく、重力によって水が流れていくだけなので水より重いヘドロは動かない。
そこでブラシを使って両サイドのヘドロを排水時に中央へパスしていった。
そうすること15回目の注入・排水結果が次の写真だ。
ここまでがブラシ+水の力で行う限界だと思う。
大人しく残ったヘドロを包んで捨てた。
今回の洗浄トレイ清掃では清水タンクを満タンにしてから行い、下図のような水量で完了した。
回転モップを体験してから今回のヘドロで久しぶり雑巾を使った水拭きを行ったが、改めて「もう戻れないな」と思った。
クイックルワイパーのようなシートしき水拭きは取り替えが楽で便利だったが、床がキュッとなる感じは回転モップでしか味わえなかった。
それゆえにヘドロが溜まるほど、吸引で回収できないチリや埃を集めてくれたとも言える。
やはりロボット掃除機は「お手伝いさん」「助っ人」として優秀だ。
この記事がECOVACS社のネガティブキャンペーンにはなっていないことを願うが、可能であれば排水ホールのサイズを大きめに設計したほうがヘドロがたまらず、本当の全自動洗浄になるのではないかと思った。
もし排水ホールを拡大する際はヘドロが高さ1センチは積もって塞いでしまうので「横方向ではなく縦方向に広げる」よう期待したい。
→今回レビューした製品のAmazonレビュー331件の詳細はAmazon飯場ページへ