LTE版「Pixel Watch」、単体でGoogleマップ使用不可と判明
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最終更新日:2022/10/23
Google Nexus Pixel, Pixel Watch
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Google初となるスマートウォッチ「Pixel Watch」でモバイル通信が可能なLTEモデル(Googleストア販売ページの正式名称は「4G LTE + Bluetooth / Wi-Fi」:価格47,800円)を使用したところ、スマートフォンが近くにない場合はGoogleマップが使用できないことがわかった。
そのため旅行先でジョギングや散歩に「Pixel Watch」のGoogleマップを使用する際は、スマートフォンも一緒に持っていく必要があるようだ。
LTE版「Pixel Watch」とGoogleマップ
Pixel WatchといえばGoogleマップの地図が文字盤に表示されたシーンが印象的だった。
しかし、残念なことにLTE版Pixel Watch単体でGoogleマップが使用できないようだ。
AndroidCentralは今から11時間前に投稿した記事で、Pixel WatchのLTEモデルを試した感想を書いている。
Pixel WatchでのGoogleマップ使用手順は次のような流れになるという。
- Pixel Watchの竜頭を押す
- 下へスクロールして「Googleマップ」を選択
- マップアプリへの位置情報アクセスを承認する
そうしてマップアプリを開くと音声やGboardで手動入力したり、検索履歴から目的地を選ぶことができるとのこと。
自宅など目的地を選ぶと到着予想時刻とともに徒歩か自転車か自動車を選ぶ画面が表示され選択すると目的地の方角へ向けた矢印が表示、あとは任意でマップを表示することで小さなGoogleマップが利用できる。
しかし、同メディアはGoogleマップには改善の余地があると続ける。
それはLTEバージョンなのに携帯電話を近くに置いていないとGoogleマップアプリが接続を要求して期待通りの動作をしてくれないことだという。
今後のアップデートで仕様が変更されることを期待すると付け加えた。
以上のことから、スマートフォンのバッテリー節約を目的にPixel Watchにナビを任せようとしてもデータ転送しているだけの可能性があり、そのような用途で使用すると2端末の電池を同時に消費して目的地へ着く頃に電池がスッキリしているかもしれない。
当分はスマートフォン上のGoogleマップ情報を素早くチェックするためのツールとして使うことになりそうだ。
なお、同メディアの記事ではマップのダウンロードについて言及されていなかったが、もし目的地を設定する時だけスマートフォンが必要なダウンロード方式であれば、設定後はPixel Watch単体でナビゲーションできるため、予め行きと帰りの設定しておくといった使い方ができるかもしれない。
まだ生まれたてのPixel Watch、これからWear OSの代名詞となるのか注視したい。
(UPDATE:2022年10月23日)
ブートローダーを解除する猛者が登場、カスタムROMやサードーパーティ充電器の開発が賑わうと見られている。
→Pixel Watchのブートローダー解除に成功、カスタムROMや非公式充電器が活発に
前回のPixel Watch
→Pixel Watchの画面ひび割れ問題、iFixitが分解動画で言及
Source:AndroidCentral