ついに「iPhone 15 Pro」でUSB-C搭載か、台湾の関連株が上昇
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ついに今年、iPhoneがUSB-Cを採用するかもしれない。
台湾メディア”工商時報”は現地時間2023年2月3日、iPhoneによるUSB-C採用の影響で台湾株がトレンドを形成したと報じた。
iPhone 15 ProにUSB-Cが搭載されると予測を伝えている。
同メディアによるとUSB-Cのエコシステムが3月にも確立されると報告があり、Limit、Wei Quandian、Tongjia、Yutron、Weifengなどの株も急上昇しており、下半期のAppleビジネスチャンスに備えているという。
iPhone 15 ProがUSB-C搭載の可能性
欧州や中国などの主要な消費市場では将来を見据えてUSB-Cで統一する計画があり、2023年下半期に発売するiPhone 15 ProのユーザーインターフェイスはUSB-Cを導入すると市場では報告されているようだ。
サプライチェーンはUSB-Cデバイスの認証準備のため、次々とサンプルを出荷しているとも。
台湾の主要プレイヤーであるEtronとGenesys、WeifengなどのUSB制御ICメーカーは下半期のAppleビジネスで大きなチャンスを掴むと見られている。
すでに株価が急上昇し、市場でも目立つ値動きだったという。
その中でもGenesysはUSB-C関連で高いシェアを持ち、AppleではMacBookを担当する一方でApple以外の陣営も抑えていることから、iPhoneがUSB-Cインターフェイスを採用した際は周辺機器の市場を独占すると見られている。
また、EtronのE-MarkerチップはUSB4ケーブルで使用できるため、インターフェイス標準としてリストアップされており、市場の需要に応える準備はできている模様。
Wei QuandianとTongjiaはPD急速充電チップのサプライチェーンのシェアを一部獲得すると予測され、いずれも株価は堅調だと報じた。
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今回の報道、AppleがiPhone 15 ProでUSB-Cを先行搭載するのもiPad Proで行ってきた流れからリアルに感じた。
Appleは主力端末で既にイヤホンジャックやホームボタン(指紋認証)を廃止し、さらには電源ボタンと音量ボタンもなくすという計画が以前より伝えられている。
そのための準備とも思えるのがMagSafeでのデータ転送対応という話。
MagSafeといえば、Android陣営も利用できるようQi2への技術提供(下記の関連記事より)が明らかにされている。
多くの人が待っているUSB-C版iPhone、意外と短命かもしれない。
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Source:工商時報